清潔感があり、見た目も軽快な白が夏の装いに最適なのは、だれもがご存知のことと思う。では、秋から冬にかけても白を取り入れるとどうなるか。これが、なかなかいいのだ。重くなりがちな秋冬のコーディネートを一変させ、気分まで明るくなる。合わせるべきアイテムは、ラグジュアリーブランドから選ぶのがいい。素材の良さがいっそうの品格を醸し出し、洗練された着こなしを楽しめる。
傑作ダウンは、まばゆい白で!
イタリアのアウターブランドとして名を馳せるのがヘルノだ。そのヘルノから「バーニーズ ニューヨーク」のエクスクルーシブモデルが展開された。軽さや保温性の高さは言うまでもなく、表地の撥水性も頼りになる。内側のスタンドカラーは取り外し可。通常、フードのファーはコヨーテだが、これはフォックスを使用。
白のクラシックコートで差をつける
6ボタンのダブルブレストで、ターンナップカフス。素材はしっかりとした厚手のフェルトウール。クラシックなアルスターコートだが、カラーが白になると驚くほど新鮮。このコートを主役に据えて、淡色の休日スタイルをつくるのが伊達男の到達点。
冬のインナーにも最適!
ロングスリーブのニットポロ。よく見ると、編み目で変化をつけている。その創意工夫が洒脱さの秘訣。素材はキートンのお眼鏡にかなったカシミア×シルク。光沢と滑らかな肌触りは、まさに極上。秋口はアウターとして、冬になったらインナーに。
シンプルな白ニットはコーディネート力が抜群
クルーネックの白ニットは、肩周りに余裕があるラグランスリーブ。素材はナイロン混ウールで、伸縮性が高い。フィッシャーマンズニットのような編み方だが、ワイルドさは微塵もなく、その印象は極めてラグジュアリー。
上品系・アウター白 ニットの決定版
貴族的で優雅なリラックス感を醸し出す、ショールカラーのプルオーバーニット。ざっくりとしたローゲージで上品なケーブル編みを採用。身頃の両サイドにあしらったネイビーのテープがアクセントに。素材はカシミア混ウールで上質だ。
※価格はすべて税抜です。※価格は2016年冬号掲載時の情報です。
- TEXT :
- 鷲尾顕司 エディター
- BY :
- MEN'S Precious2016年秋号 洗練を極めるラグジュアリーな休日に、白が導く、淡色コーディネートより
- クレジット :
- 撮影/小池紀行(パイルドライバー) スタイリスト/大西陽一 構成/鷲尾顕司