東京はもちろん、今、各地で「畑」と直結したレストランが話題になっています。その土地で採れた、その土地ならではの新鮮な食材を心から愛する料理人と、彼らが手がける究極のひと皿。土地の魅力が詰まった料理に出合うべく、訪れる価値のあるレストランをご案内します。
浅草ならではの江戸野菜とフランス料理の融合。風土に根ざした食材を愛するロブションの哲学が息づく「ナベノイズム」(東京都・浅草駒形)
地産地消はあたりまえ、浅草ならではのテロワールを
フランス料理界の重鎮、ジョエル・ロブション氏の店で料理長を務めたシェフが選んだ新天地は浅草。
「意外だといわれます(笑)。でも、店から眺める隅田川は、僕の原点でもあるリヨンの川沿いの景色とそっくり。なにより、ここ駒形は100年以上続く老舗が点在する、江戸時代からの食文化の拠点。
千住ネギや寺島なすといった江戸野菜から、そばがきや人形焼き、雷おこし。多彩な食材を使って、どうフランス料理を展開するか。挑戦しがいがあるんです」(渡辺さん)
メインの魚料理は小松菜の「デグリネゾン」で
デグリネゾンとは、ひとつの素材を数種の調理法で変化させて提供する料理です。小松菜の軸はシャキシャキ感を残して付け合わせに。葉はムール貝のだしを使ったソースに。
問い合わせ先
- ナベノイズム
- 営業時間/12:00~15:00(L.O.13:30)、18:00~23:00(L.O.21:00)
※日曜日18:00~22:00(L.O.19:30)
定休日/月曜休(不定休あり)
メニュー/ランチコース¥10,500、ディナーコース¥21,000(税込・サービス料別)※要予約 - TEL:03-5246-4056
- 住所/東京都台東区駒形2-1-17
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- PHOTO :
- 中嶋大助
- EDIT :
- 田中美保、佐藤友貴絵(Precious)