コーヒー業界にサードウェーブが到来し、続々と個性的なコーヒーショップがオープンしている現在。いまだ冷めやらぬコーヒーブームの中、新たなコーヒースポットが日比谷に誕生しました。その名も「ゲシャリーコーヒー 日比谷店」。

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ゲシャリーコーヒー 日比谷店の入り口。ガラス張りのオープンな雰囲気で初めての人も入りやすい。

このお店は、スペシャルティコーヒー専門カフェであり、世界初のゲイシャ専門店なんです。

カフェ界隈でよく耳にする「スペシャルティコーヒー」とは、日本スペシャルティコーヒー協会(SCIJ)より、品質・追跡可能性・持続可能性の3項目で総合80点以上の評価を受けた、風味が優れたコーヒーのことで、なんと世界のコーヒー生産量のわずか5%程しか存在しません。

「スペシャルティコーヒー」がいかに選ばれし存在かということがわかりますね。

そして、その「スペシャルティコーヒー」の中でも最高品種と称される「ゲイシャ」が今回オープンするお店の目玉。この「ゲイシャ」、一体どんなコーヒーなのでしょうか。本記事で、じっくりご紹介します。

「ゲシャリーコーヒー 日比谷店」の注目ポイント3つ

■1:超レアな最高品種「ゲイシャ」のみを取り扱う

コーヒー豆のイメージ
コーヒー豆の希少な最高品種、気になります!

「ゲイシャ」は、各国のオークションで最高落札金額を次々と塗り替えてきた伝説のコーヒーの品種です。大手コーヒーチェーンでも一杯¥2000の高値がつくなど、業界で最も熱視線を浴びているコーヒーといっても過言ではありません。

実際、バイヤーやコーヒー関係者の多くが「ゲイシャ」の誕生以来、コーヒーの味を左右する重要な要素として品種に焦点を当てるようになったといわれるぐらい、業界に衝撃を与えた大変貴重な品種なんです。

ちなみに「ゲイシャ」と聞くと、真っ先に「芸者」を思い浮かべる人は多いかと思いますが、エチオピアのゲシャ村で発見されたことが名前の由来だそうです。

■2:農園からカフェまで自社で完結するため安心・安全・高品質

ゲシャリーコーヒーのカップ
ゲシャリーコーヒーのカップ。群青色に赤のロゴが目印。

超希少な最高品種「ゲイシャ」のみを取り扱うということは、もちろんその買い付けルートを確保する必要があります。

なんと、ゲシャリーコーヒーは、世界トップレベルの農園と提携するのみならず、自社で農園を所有し、農園からカフェに至るまで、コーヒー事業のすべてを自社グループで一貫して管理するという世界でも類を見ない運営をしているんです。

では、なぜそこまで自社完結にこだわるのか。それは「Farm to Cup」、すなわち「農園からダイレクトに最高の一杯を届けることで、コーヒーを通じて人々の生活を豊かにする」というコンセプトを実現するためです。

そこには、コーヒーをつくる人(生産者)、コーヒーを飲む人(消費者)、コーヒーを提供する人(カフェ)、つまりはコーヒーに関わるすべての人を幸せにしたい、という並々ならぬ想いが込められています。

コーヒーの歴史には、途上国における過酷な労働環境など正視しにくい現実と切っても切り離せない側面があります。スペシャルティコーヒーの考えを広めていくことは、昨今話題の「SDGs(持続可能な開発目標)」と密接に関係する部分もあり、やや大げさではありますが、一杯のコーヒーが世界平和につながる可能性をも秘めているんです。

■3:独自開発の全自動マシンで抽出。いつでも味がブレない

世界初の全自動スペシャルティコーヒーマシン「FURUMAI」
世界初の全自動スペシャルティコーヒーマシン「FURUMAI」

お店で提供するコーヒーはエスプレッソ以外のすべてを、全自動スペシャルティコーヒーマシン「FURUMAI」で抽出します。世界屈指のバリスタが監修に入り、会社が独自に企画・開発した「FURUMAI」は、加圧と減圧によってコーヒー豆のうまみを最大限に抽出するという優れもの。日によって「あれ、味がいつもと違う……」ということはなく、いつ行っても最高の一杯を堪能することができます。

まるでフレーバーティー?ゲイシャコーヒーの独特の味わい

ゲシャリーコーヒーのコーヒーとチーズケーキ
オープンに先駆けプレス内覧会でふるまわれたゲイシャコーヒーとチーズケーキ。窓からは日比谷の街を眺めることができる。

「ゲイシャ」の特徴は、柑橘系の味わい、花や香水のような香り、そして甘く鮮やかな風味です。実際に飲んでみると、「え! こんなフレーバーティーみたいなコーヒーがあるんだ!」とそのフルーティな香りに驚き、心地よい酸味にすっかりハマります。

価格は1杯800円~(税抜)。スペシャルティコーヒーの最高峰を扱うだけあり、少々お値段は張りますが、「コーヒー好きはもちろん、コーヒーが苦手な人でも楽しめる味を目指した」とのことなので、ぜひ一度試してみてくださいね。

ゲシャリーコーヒーのスイーツ
1F入り口すぐのショーケースにズラリと並ぶ珠玉のスイーツ。

そして、コーヒーと一緒に楽しみたいのがアップルパイやチーズケーキ、ガトー・ショコラといった豊富なラインナップのスイーツ群。上品な味の珠玉のスイーツが、ゲイシャのフレーバーとおいしさをより引き立ててくれます。

フロアは全4F、全100席の洗練された空間

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店内のようす。コーヒー豆をイメージしたというおしゃれな照明がアクセントに。

カフェといえば、メニューはもちろんのこと、やはり雰囲気も気になるところ。

コーヒー農園=楽園ととらえ、その世界観をイメージしたスタイリッシュな空間はSNS映えするおしゃれさで、つい長居したくなる居心地のよさがあります。

フロアごとにデザインも微妙に異なっているので、そのときの気分や用途にあわせてそれぞれの空間を楽しむことができますよ。

ゲシャリーコーヒー 日比谷店の外観
フロアごとに異なるカラーが外からみても映えます。

お店は地下鉄日比谷駅A4出口すぐの角地にあり、全100席と座席数もたっぷり。仕事やプライベート、さまざまなシーンで重宝しそうです。


日比谷エリアにお立ち寄りの際は、「ゲシャリーコーヒー」のこだわりがつまった最高の一杯で、ひと息ついてみませんか。

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この記事の執筆者
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WRITING :
石川聡子