温泉ジャーナリストの植竹深雪さんによる人気連載【温泉ジャーナリストが選ぶ極上湯の宿】では、数多ある日本全国の温泉宿のなかから、“ここぞ!”という本当に満足度の高い宿を厳選してご紹介しています。
国内外の温泉を巡り、その神髄を知り尽くした植竹さんの“推し宿”は、いずれも感度の高い大人の女性を存分に満たす宿ばかり。
そこで本記事では、珠玉の宿の魅力を一挙にチェックできるようまとめてご紹介。今回は、千葉県「海の湯宿 花しぶき」、鳥取県「バルコス旅館 三朝荘」、静岡県「文化財の宿 新井旅館」、佐賀県「旅館 吉田屋」、鹿児島県「四季の杜 紫尾庵」についてお送りします。

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プロが推す、大人を満たす上質な温泉宿5選
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■1:千葉県・館山塩見温泉「海の湯宿 花しぶき」
■2:鳥取県・三朝温泉「バルコス旅館 三朝荘」
■3:静岡県・修善寺温泉「文化財の宿 新井旅館」
■4:佐賀県・嬉野温泉「旅館 吉田屋」
■5:鹿児島県・紫尾温泉「四季の杜 紫尾庵」
■1:春満開の南房総で温泉に癒されながら海も山も満喫する「海の湯宿 花しぶき」
千葉県館山市にある「海の湯宿 花しぶき」は、「鏡ケ浦」の別名で知られる館山湾の目の前に佇むモダンな湯宿。客室の多くがオーシャンビューで、植竹さんは「柔らかな春の光にきらめく館山湾をぼんやり眺めていると、日常でたまったストレスがゆっくりとほどけていくのが感じられます」とコメント。
大浴場と貸切風呂はあえて山側に位置していて、客室とは一味違った雰囲気のなかで心静かに湯のぬくもりと対峙できるのも魅力。泉質は、ナトリウム-塩化物冷鉱泉。浴槽では約40度に加温され、海の恵みを含んだ湯が体の芯から温めてくれます。自社船を持つ網元ならではの、鮮度抜群の活魚を生かした懐石料理も好評です。
■2:浸かっても吸ってもよし!温泉とオンドルで心身を癒す「バルコス旅館 三朝荘」
鳥取県・三朝温泉にある「BARCOS RYOKAN(バルコス旅館) 三朝荘」は、湯煙を吸うことで全身の細胞を刺激して働きを活性化させるホルシミス効果が期待できるとされる、ラドン泉を多彩な形で提供。自家源泉を3本所有し、大浴場は男女入れ替え制で2種類あり、内湯も露天風呂もすべて“加水なし・加温なし・循環なし”の源泉かけ流しです。
そして、植竹さんが温泉とセットでぜひ体験してほしいと推すのが、温熱浴施設のオンドル。温泉の熱を利用して床下を温める韓国発祥の温熱浴で、床に横たわりながらじんわりと体を温めていきます。まさに“浸かってよし吸ってよし”という、三朝温泉の恵みを十二分に享受できる宿です。
■3:新緑きらめく修善寺で日本建築の粋と名湯にひたる「文化財の宿 新井旅館」
静岡県・修善寺温泉にある「文化財の宿 新井旅館」は、明治5年創業の老舗旅館。敷地内に点在する15棟もの建物が登録有形文化財で、時代を代表する数多の文人墨客に愛されてきました。風呂嫌いの文豪・芥川龍之介をも魅了したという逸話も残っているそう。
なかでも圧巻なのが、昭和9年に築かれた『天平大浴堂』。釘を1本も使わず8世紀の寺院様式を再現した総檜造りの浴室で、見上げれば優美に交差する梁の意匠に目を奪われます。「天平大浴堂」の他にも趣の異なる湯処が点在し、滞在中は湯巡りの楽しみが尽きません。駿河湾の海の幸や天城の山の恵みを生かした会席料理も格別!
■4:春の癒し旅へ!桜並木を望むモダンな宿で日本三大美肌の湯にひたる「旅館 吉田屋」
むき卵のようなつるすべ肌に導いてくれる「日本三大美肌の湯」のひとつとされる佐賀県の嬉野温泉にある「旅館 吉田屋」は、そんな名湯を内湯、露天、貸切風呂と異なるスタイルで堪能できるモダンな宿。2か所の大浴場と貸切風呂を備え、大浴場の「熊野湯」では、8トンもの一枚岩をくり抜いた露天風呂の浴槽が存在感を放ちます。
もうひとつの大浴場「豊玉湯」は、4つの浴槽とサウナがある癒しのスパ施設。黒を基調としたシックで洗練された空間は、国際的なデザイン賞を受賞しているそう。嬉野はお茶処でもあることから、サウナストーンにお茶エキスの入った水をかける「嬉野茶ロウリュ」というユニークなサービスも。
■5:全室に温泉を完備!極上の硫黄泉で肌と心を心地よく整える「四季の杜 紫尾庵」
鹿児島県・紫尾温泉にある「四季の杜 紫尾庵」は、竹林に囲まれた隠れ宿。全8室中6室が離れで、2室が別邸タイプとなっています。全室に源泉かけ流しの露天風呂または内湯を備え、神社の境内から湧くことから「神の湯」と称される名湯を、人目を気にすることなくゆったりと堪能する至福の時間を過ごせます。
どの部屋も外の自然を感じられるよう設計され、落ち着いた和の風情とモダンな快適さが融合した空間に。竹林のざわめきや鳥のさえずりしか聞こえない穏やかなひとときは格別です。食事も個室でいただくことができ、鹿児島の旬を凝縮した会席料理に心も満たされます。
以上、温泉ジャーナリスト・植竹深雪さんが推す名宿5軒をご紹介しました。それぞれの宿の詳しい情報やさらなる魅力は、「記事を読む」ボタンからチェックできます。今夏の温泉旅の候補に、ぜひ参考にしてください!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部

















