英国の劇作家ノエル・カワードは、ディナージャケット代わりにボウタイを締めたまま、シルクのドレッシングガウンを着た稀代の伊達男。ガウンは、本来、室内用の寛ぎ着であるが、ここでは着用すれば芸術的な香りを放つ紳士の名品にふさわしい「デレク ローズ」のガウンを紹介する。

「ロロ・ピアーナ」社製の高級カシミア糸で織られたガウンには、英国紳士好みのヘリンボーン柄を採用。着丈(135㎝/Mサイズの場合)が長いたため、重厚感もたっぷり。写真のキャメルのほかに、ネイビーもあり。コットン素材のパジャマパンツは、トップとセットアップ展開。『DUKE』ガウン¥300,000・パンツ¥13,500(ボーダレス〈デレク ローズ〉)

 1926年創業の「デレク ローズ」は、英国で3代続くルームウエアメーカー。創業者ルー・ローズは「最高に贅沢なナイトウエアをつくりたい」とこのビジネスを始めた。

最新のドレッシングガウンに使われているのは、極上の着心地をもたらすイタリアのロロ・ピアーナ社製のカシミア素材。裏地にも最高級のシルクを使用した、最高に贅沢なナイトエウアだ。

コート代わりに着られる現代的なサイズで仕立てられ、モダンな印象を醸し出す。俳優ベネディクト・カンバーバッチは『シャーロック』で同社のガウンを着る。21世紀が舞台のドラマで、現代のホームズは最新機器を駆使し事件を解決するが、それでも家ではドレッシングガウンをまとう。さすが紳士の国、イギリスである。

いかがだろう? コート代わりにもなる「デレク ローズ」のガウンを身にまとい、英国心を気取ってみては。

※価格はすべて税抜です。※価格は2016年秋号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
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小暮昌弘 エディター
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MEN’S Precious2016年秋号 紳士の心を昂ぶらせる「英国名品」のすべてより
メンズクラブ編集長を務めた経歴をもつベテラン編集者。ファッション以外にも、モノや歴史、文学など幅広い知識を持つ。その経験豊富な知識を生かし多彩なジャンルで執筆する経験豊かな編集者。
クレジット :
撮影/戸田嘉昭・唐澤光也・小池紀行(パイルドライバー/静物) スタイリスト/武内雅英(code) 文/小暮昌弘