19世紀初頭、名門貴族の初代ウェリントン公爵がはいたことで英国に広まった、ロング丈のレザー製乗馬ブーツ=ウェリントンブーツ。その後は防水ラバー製が主流となり、現在のレインブーツへと繫がっていくのだが、その立役者的存在がハンター。

19世紀半ばから英国軍にラバー製ブーツを納入し始めたこちらは、その魅力を貴族から労働者まで、あまねく英国民の生活に浸透させた。そして今やウェリントンブーツとは、ハンターのレインブーツと同義語になったのだ。

ハンターの『ハンター フィールド』

 ハンターがウェリントンブーツの原点であるレザー製乗馬ブーツを、生みの親であるウェリントン公爵家とともにつくったのが写真のブーツだ!
 その抑揚を利かせたエレガントなシルエットこそ古典的な乗馬ブーツそのものだが、着脱を容易にするジップやレザー製ライニング、そして快適なはき心地は実に現代的だ。

¥72,000(ステップ インク〈ハンター〉)

参考にしたいブーツコーデ

コート(参考価格)¥650,000(ヴァレンティノ インフォメーションデスク)ニット¥140,000(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン×コーギー〉) スカーフ¥7,800〈トゥータル〉・パンツ/参考商品〈ハンツマン&サンズ〉/以上デイヴィッド クロージング 帽子¥17,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ジェームス ロック〉) 靴¥72,000(ステップインク〈ハンター〉)  手に持ったストール¥52,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ジョシュア・エリス〉) その他/私物

イギリスのミリタリーものを彷彿させるタフな素材やディテールをちりばめた、ヴァレンティノのブルゾン。ジョッパーズパンツやライディングブーツなどで本格的なオイリーボーイを気どっても、どこかモードの洗練が漂うから面白い。合わせるブーツは、イギリス王室御用達ブランド、ハンターが、ウェリントン公爵家とコラボレートしたライディングブーツがおすすめ。

本格的ではあるが、ハードすぎず、どこかモダンに見えるのだ。定番のカシミアストールも、大判のほうが今っぽい着こなしになる。今秋のコーディネートの参考にしていただきたい。

【関連記事:似合うオトコ限定! 寝間着ルックから悶絶スーツまでコーデ6】

この記事の執筆者
TEXT :
山下英介 MEN'S Preciousファッションディレクター
BY :
MEN’S Precious2016年秋号 紳士の心を昂ぶらせる「英国名品」のすべてより
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
クレジット :
撮影/戸田嘉昭・唐澤光也・小池紀行(パイルドライバー/静物) スタイリスト/武内雅英(code) 文/山下英介