モードブランドが注目するイギリス的アイテムと、歴史ある本物のイギリス名品をミックスするという、スタイリスト櫻井賢之氏とメンズプレシャスによる、ジェントルマンスタイルの新たなる挑戦。ここではそのディテールを、じっくりと解説する。

タキシード¥429,000・ボウタイ¥15,278(ランバン ジャパン) ガウン¥61,200(ボーダレス〈デレク ローズ〉) シャツ¥25,000〈ハーディ エイミス〉・ストール¥22,000〈ターンブル&アッサー〉/以上ヴァルカナイズ・ロンドン カフリンクス¥6,800(ライジングサン〈ヴィンテージ〉) 靴¥124,000(ブルーベル・ジャパン(ファッション事業本部)〈マノロ ブラニク〉)  時計(路面店限定)¥540,000(ブシュロン カスタマーサービス)

フレンチメゾンの重鎮、ランバンのタキシードと、イギリスのジェントルマンズクラブでの愛用率が非常に高いデレク ローズのドレッシングガウンとくれば、退廃的ながら完璧なステイタスのコーディネート! マノロ ブラニクのオペラパンプスやブシュロンの時計も、そんなイメージを盛り上げる名脇役だ。

コート¥413,000(グッチ ジャパン) パジャマ(Tシャツ付き)¥31,000(和光〈デレク ローズ〉)眼鏡¥38,000(ザ ブリスク〈サヴィル ロウ〉) 靴¥125,000(グッチ ジャパン)

イギリスでは圧倒的なステイタスを誇るラグジュアリーホームウエアブランド、デレク ローズ。近年モードシーンにおいてパジャマルックが一躍トレンド化したことで、そのクラシカルなパジャマには、にわかに注目が集まっている。そんなパジャマに似合うモードアイテムといえば、貴族的な美学漂うコレクションを発表しているグッチだろう。そでとすそのエッジを切りっぱなしにしたゴブラン織りのコートや、ホースビットやファーで飾りをつけたスリッパで、高貴なるデカダンスをプラスしよう。

チーフ¥22,000(トム フォード ジャパン)スーツ¥690,000・シャツ¥90,000(トム フォード ジャパン) タイ¥22,000・(ヴァルカナイズ・ロンドン〈ターンブル&アッサー〉) グローブ¥21,000(ヴァルカナイズ・ロンドン〈デンツ〉) ハット¥49,000 (SANYO SHOKAI 〈マッキントッシュ ロンドン×ジェームス ロック〉) ストール¥12,000(ビームスF新宿〈ジョンストンズ〉) ステッキ¥306,000(サンモトヤマ 帝国ホテルプラザ店〈アスプレイ〉) 靴¥240,000(ジョン ロブ ジャパン)時計¥1,250,000(ジャガー・ルクルト)  その他/私物

紳士必携のスリーピーススーツは、トム フォードで全体をモダンに。その他にイギリス名品をあしらえば、究極に品格のあるスーツスタイルに!

コート¥230,000(バーバリー・ジャパン) シャツ¥39,000〈マッキントッシュ ロンドン×ターンブル&アッサー〉・タイ¥18,000〈マッキントッシュ ロンドン×ドレイクス〉・グローブ¥46,000〈マッキントッシュ ロンドン×デンツ〉/以上SANYO SHOKAI 肩にかけたニット¥32,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈エヌケー〉) ストール¥7,800(デイヴィッド クロージング〈トゥータル〉)パンツ¥42,000(アウターリミッツ〈ナイジェル・ケーボン〉) 時計¥6,400,000(ヴァシュロン・コンスタンタン) ブレスレット¥116,000(ディプトリクス〈バニ ー〉 サスペンダー¥12,000(ビームスF 新宿〈アルバート サーストン〉) 靴¥83,000(チャーチ 表参道店) その他/私物

ミリタリーアイテムとしての出自を持つバーバリーのトレンチコートは、スーツの上にはおるのもよいが、ワークパンツやウィングチップといった、無骨なカジュアルアイテムとの相性が抜群だ。ただし、ラフに陥ってはいけない。ターンブル&アッサーのシャツやタイで、大人の清潔感はキープすべし、だ。サスペンダーやニットのアクセントも効果的。

ジャケット¥326,000・シャツ¥211,000・バッグ¥218,000(※すべて予定価格) (プラダ ジャパンカスタマーリレーションズ) ニット¥61,000(リシュモン ジャパン〈ダンヒル〉) パンツ/参考商品(アンダーソン&シェパード ハバダッシャリー) 眼鏡¥40,000(ブリンク〈カトラー アンド グロス〉)肩にかけたストール¥52,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ジョシュア・エリス〉) 靴¥290,000(ジョン ロブ ジャパン)  時計¥2,160,000(カルティエ カスタマー サービスセンター)

イギリス紳士風アイテムを多数発表したプラダ。なかでも細身にアレンジされたツイードジャケットや、コンパクトなショルダーバッグは傑作だ。きれいな色味のタートルネックニットやコーデュロイパンツを合わせて、都会的なカントリースタイルを楽しんでみよう。足元にはシャープなジョン ロブのブーツがぴったり。

コート(参考価格)¥650,000(ヴァレンティノ インフォメーションデスク)ニット¥140,000(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン×コーギー〉) スカーフ¥7,800〈トゥータル〉・パンツ/参考商品〈ハンツマン&サンズ〉/以上デイヴィッド クロージング 帽子¥17,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ジェームス ロック〉) 靴¥72,000(ステップインク〈ハンター〉)  手に持ったストール¥52,000(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館〈ジョシュア・エリス〉) その他/私物

イギリスのミリタリーものを彷彿させるタフな素材やディテールをちりばめた、ヴァレンティノのブルゾン。ジョッパーズパンツやライディングブーツなどで本格的なオイリーボーイを気どっても、どこかモードの洗練が漂うから面白い。合わせるブーツは、イギリス王室御用達ブランド、ハンターが、ウェリントン公爵家とコラボレートしたライディングブーツがおすすめ。本格的ではあるが、ハードすぎず、どこかモダンに見えるのだ。定番のカシミアストールも、大判のほうが今っぽい着こなしになる。

スカーフ(140×140㎝)¥149,000(エルメスジャポン) ブルゾン¥113,000(ベルスタッフ・ジャパン カスタマーサービス) サングラス¥46,000(ブリンク〈サヴィル ロウ〉)時計¥4,890,000(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)  ニット¥25,000(アウターリミッツ〈オリバー・スペンサー〉)パンツ¥55,000・靴¥92,000(マッキントッシュ青山店)

ベルスタッフが誇る、イギリスのモーターサイクル用アウターの名品が、写真の『トライアルマスター』。それ自体は無骨だが、ハーフ丈なのでシックなアイテムとの相性は抜群、ゆえに大人の着こなしにぴったりなのだ。エルメスの大判カシミアシルクスカーフやグレンチェックのスラックス、チャッカブーツを合わせてエレガントに、なおかつ全体をモノトーンカラーで統一すれば、ここまでモダンに着こなせる。

あなたのお気に入りのスタイルは見つかっただろうか? メンズプレシャスが提案する現代のイギリススタイルを参考に、新しいコーデにチャレンジしてみてはいかがだろうか。

※価格はすべて税抜です。※価格は2016年秋号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
TEXT :
山下英介 MEN'S Preciousファッションディレクター
BY :
MEN'S Precious2016年秋号 孤高にして華やか!英国スタイルの結論より
MEN'S Preciousファッションディレクター。幼少期からの洋服好き、雑誌好きが高じてファッション編集者の道へ。男性ファッション誌編集部員、フリーエディターを経て、現在は『MEN'S Precious』にてファッションディレクターを務める。趣味は買い物と昭和な喫茶店めぐり。
クレジット :
撮影/川田有二 スタイリスト/櫻井賢之、石川英治(tablerockstudio /プロップ)ヘア&メーク/ KANADA(LAKE TAJO) モデル/ Yaron 構成/山下英介(本誌)