ファッションアイコンのなかで、ウディ・アレンは特異なキャラクターだ。ダサかっこいいのである。背は低く、ハンサムでもない。だから、まねできそうに思える……。映画の代表作は言わずと知れた1977年公開『アニー・ホール』。彼女との関係を修復しようと奔走する格好が、これまたいい。東海岸流トラッドのお手本である。やはり目を引くのはチノパンだ。ウオッチポケット付きのツープリーツ。股上はかなり深い。あれは、いったい、どこのものなのだろう。そんな疑問を解決するために、「ビームス プラス」のディレクター溝端秀基さんを訪ねた。
ウディ・アレンが履いているチノパンはどこのもの?
「実は『ビームス プラス』の別注企画で、あのチノを提案します! 2年前から扱うダブル アールエルとの別注第1弾でジーンズをリリースし、その第2弾として登場。昔からあのチノはポロ ラルフ ローレンのものとささやかれていましたが、噂の域を出ませんでした。それが今回の企画で、間違いなくそうだと確証を得られたのです。目ざしたのは復刻品ではなく、映画のなかでの雰囲気を再現すること。特徴的なディテールを採用しつつ、コットン100%のツイル素材で、ややテーパードシルエットにして着こなしやすくアレンジしました。ウエストサイズに対して、レングスは3サイズあります」
謎は完全に解けた! 本家ポロ ラルフ ローレンのチノはモデル『AH77』として、「ビームス プラス」にて11月中旬に発売予定。これはもう、買いに走るしかない。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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