島根のきもの専門店「むらたや」が開発した、伝統工藝と職人技を生かした新感覚レディースバッグブランド『K-iwami®』。驚くほど軽く、摩擦に強い島根の天然紙繊維「神ノ糸®」と、江戸時代から伝わる伝統工藝「江戸小紋®」の染色技法がコラボレーション、新感覚のバッグが生まれました。
クールジャパン、エコ、匠。外国人が注目する「日本のラグジュアリー」を表現した「K-iwami®」の3つのこだわり
明治23年の創業から100年以上、島根県益田市できもの専門店を営む「むらたや」。「きもの離れ」の状況が進むなか、「島根にある伝統素材と日本の工藝技術の素晴らしさを知ってもらいたい」という想いから、5年という歳月をかけて、伝統工藝と職人技を生かした新感覚レディースバッグブランドが『K-iwami®』です。
2020年に向けて外国からの注目が集まるいま、日本の伝統工藝の素晴らしさを発信する願いを込めた、「K-iwami®」コレクションの、3つのこだわりをご紹介します。
■1:クールジャパン製品で良縁に恵まれるかも!島根・石見らしいデザイン
「日本らしさ」は、世界にアピールするのに必要不可欠な要素ですが、「ショルダーポーチ」は、舟形、小槌形、勾玉形、と日本らしいデザイン。また、「極み」シリーズのチャームは、クールジャパン製品として認定された「石州瓦」を、職人がハート形や、はまぐり形などに仕上げられています。
島根県益田市生まれの鴨島大はまぐりは、良縁を表すとされ、ご縁を呼び、持つ人の魅力も高めるのだとか。さらに、商品タグや糸には、「石州和紙」(重要無形文化財、伝統工芸品、ユネスコ無形文化遺産認定)をあしらうなど、島根と石見(島根県西部)の良さが詰め込まれています。
■2:「環境に配慮」はファッションの世界標準!超軽量な島根生まれの優しいエコロジー新素材
出雲の紡績会社で、伝統技術をもとに最先端技術で開発された超軽量糸、天然紙繊維「神ノ糸®」を織り込んだ、唯一島根だけで生産されている布地を使用。見た目を裏切る、驚きの軽さで摩擦にも強く、また水や紫外線にも強いため耐久性が高く、長く使うことができます。
また、焼却しても有害物質が発生しない、環境に優しい天然の新素材。芯材などの各部材も天然のものにこだわり、質の高さと優しさに配慮しています。
■3:匠の手による、江戸の美意識が詰まった伝統的な染めの技術
世界が高く評価する、日本の匠による技術やこだわり。江戸時代から伝わる「江戸小紋®」の染の技法が、新素材に豊かな表情を与えています。
黄綬褒章受章の伝統工芸士、中條隆一氏(東京・墨田区 大松染工場)の手によって染め上げられた、細かな柄は、遠目では無地でも、近くで見ると、きめ細やかな模様が楽しめる、江戸の人々の粋な美意識が生きています。
江戸の粋な美意識が詰まった、「K-iwami®」コレクション2選
軽くて丈夫、内側にポケットがついて、コンパクトなのに収納もしっかり。6色の革と、3種類の色・柄、5種類のチャームから好きなものを選べます。
■1:使いやすいデザインの「極み」シリーズ
■2:日本らしいデザインの「ショルダーポーチ」
「極み」シリーズと、「ショルダーポーチ」シリーズ各種は、東京・上野の伝統工藝店「匠の箱」にて販売中です。
テックファッションとも言える、エコにも配慮した新素材と、伝統工藝という異色の組み合わせで、現代の日本らしさを存分に表現している新感覚のバッグ。外国人の知人に贈っても喜ばれそうな、日本のラグジュアリーを感じる逸品です。
問い合わせ先
- むらたや TEL:0856-22-0098
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 神田朝子