ボジョレーヌーボーの解禁で、ちょっとした盛り上がりを見せていたが、日本でじわじわと人気を集めているチリワインをご存知だろうか。南アメリカに位置する国であり、チリの気候風土がワインの源となるぶどうの栽培に適していることから、チリワインが作られるようになったそう。なによりも近年では日本へ輸出されるワインの数がフランスよりも増えてきているという。
自然豊かなチリで作られる最高品質のワイン
そんなチリワインの中でも特に注目してほしいのが、1999年にチリで誕生したワイン「エスクード・ロホ」だ。銘柄だけ聞いてもピンと来ない方もいると思うが、実はこのワイン、ボルドーの最高の技術を有することでも知られ、ヨーロッパの門閥として名高いロスチャイルド家がチリに作ったワイナリー「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド・チリ」であり、ここのワイナリーで作られたワインは、本場フランスにも引け劣らないと、ワイン通の間で評価が高く、コストパフォーマンスにも非常に優れていることから人気を集めている。
メドックの様にカルベネ・ソーヴィニヨンを栽培するのに最適な場所として知られるマイポ・ヴァレーにて、ボルドーの最高技術を惜しみなく注ぎ込んで作られた「エスクード・ロホ」は、可能な限りの工程を手作業で行い、丁寧に醸造。カルベネ・ソーヴィニヨンはチリならではの真髄を引き出し、爽やかな香りと濃厚で上品な味わいを持つ。
そんな由緒正しきバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がチリにワイナリーを設立してから今年で20年を迎え、それを記念すべくエレガントで優美なワイン「エスクード・ロホ・グランド・レゼルヴ」を発表した。
エレガントで優美なワイン「エスクード・ロホ・グランド・レゼルヴ 」
エスクード・ロホの20周年を祝う特別なワイン「エスクード・ロホ・グランド・レゼルヴ」は、チリのテロワールに根ざし、フランスの洗練さに加えてエレガントでいて優美さを表現している。伝統的な単一のぶどう品種から作られた他のチリワインとは違い、「エスクード・ロホ・グランド・レゼルヴ」は異なるぶどう品種を5種カベルネ・ソーヴィニヨン、カルメネール、シラー、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルドをブレンドしているのだ。
パワフルで熟した赤い果実の芳醇な香りから始まり、口に含むと、パワフルかつ複雑で完熟したタンニンが溶け込んだ滑らかな舌触り。スパイシーな黒胡椒の香りは、オーク成熟時のほのかなバニラ、キャラメル、モカの香りと融合する。パワフルでスタイリッシュな後味は、チリのテロワールのすべての特徴であるカベルネの優雅さとシラーとカルメネールのパワフルなフレーバーを組み合わせた賜物である。
この「エスクード・ロホ・グランド・レゼルヴ」を味わう上で忘れてはならないのが料理だ。アロマが豊富に含まれているため、合わせられる料理が豊富なのもこのワインならでは。フレンチやイタリアンだけでなく和食とも相性がいいのが特徴だ。
と、駆け足で紹介したが、ワインの世界と言うものは難しいもので、価格や産地によって大きく味が異り、それこそ気候変化の影響を受けやすい繊細な飲みものであるそうだ。チリにワイナリーを設立してから20年、ボルドーの技術をつぎ込んだ「エスクード・ロホ」一度試してみてはどうだろうか。
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- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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