正解は… 稀有(けう) です。

※漢語の読み方として「稀有(キユウ)」もありますが、現代の日本ではほとんど使用しません。

「稀有な才能の持ち主」「稀有な人物」など、耳にしますよね?

「奇特な人」をスマートかつエレガントに言い換える表現として「稀有な心掛けをお持ちの方」というのはいかがでしょうか?

例文に書いたように「稀有」という日本語は、最近では特に「稀有な才能」という組み合わせで使用されることが多い印象です。

「稀有」という言葉の意味自体は「めったにない」「非常に珍しい」で、特にプラスの意味合は含みませんが、言葉を構成する漢字もプラスイメージの2文字であり、教養を感じさせる表現でもあります。

前述した、「ボランティア活動をする人」について使用してみても、「稀有な心掛けをお持ちの方」という表現であれば、称賛の意図が伝わりやすいと思います。

今回は、

・奇特(きとく)

・稀有(けう)

というふたつの日本語をおさらいいたしました。

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Precious.jp編集部 
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参考資料:文化庁「国語に関する世論調査」(平成27年)
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