TBS日曜劇場で放送中の『グランメゾン東京』。木村拓哉さん演じる天才シェフが、仲間との再生を目指すストーリーで、ストーリーとともに料理の質の高さも話題になっています。

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7話での京野陸太郎(沢村一樹さん)。尾花のよき理解者ですが、尾花と倫子の関係にやきもちを焼いている気配!? ©TBS

天才シェフ・尾花夏樹(木村拓哉さん)は、かつてはパリで2つ星レストラン「エスコフィユ」のオーナーシェフとして、腕をふるっていました。しかし、3年前に重要な会食の場でアレルギー事故と傷害事件を起こし、店も仲間も失ってしまいます。

3年後のパリで出会った早見倫子(鈴木京香さん)は、かつては自分の店を持っていたものの、星は取れなかったとなげくシェフ。しかし、味を見る舌と情熱はピカイチで、尾花は倫子に東京で世界最高の3つ星レストラン「グランメゾン東京」をつくり上げようと持ち掛けます。

一度は挫折したふたりが、自分の星をつかむために、仲間とともに大人の青春をかけるヒューマンストーリーです。

「トップレストラン50」に掲載され、勢いづく第6話

*ネタバレを含みますので、気になる方は飛ばして次回のあらすじをお楽しみいただければと思います。

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7話「トップレストラン50」の表彰式会場での「グランメゾン東京」メンバー ©TBS

グルメ雑誌「マリ・クレール ダイニング」が発表する「トップレストラン50」。それは世界中のフーディ(美食家)やレストランシェフが、投票で決める世界のレストランの順位表です。

今年度のリストに日本からは「gaku」と「グランメゾン東京」がリストアップ。向こう1か月の間に、会員のフーディやシェフたちが来店し、投票していくという状況になります。

ミシュランの前哨戦とも言われるリストですが、順位が出る分、シビアな評価。しかし、気が変わりやすいフーディが審査するということで、あまり気乗りしない尾花ですが、倫子の命で上位を目指すことに。

尾花は急遽「魚料理を変える」と宣言。トップレストラン50の判定には外国人の審査員が多く、世界に誇る日本の水産資源をアピールしようというのです。

リストアップされたことで、多忙を極める「グランメゾン東京」。サービス部門の人手が足りないと、京野が白羽の矢を立てたのは、フードライターの久住栞奈(中村アンさん)。料理への造詣が深く、ソムリエ資格も持ち、フランス語も問題がないというのです。やってきた栞奈は何やら意味ありげな視線を尾花に送ります。

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7話での芹田公一(寛一郎さん)、平古祥平(玉森裕太さん)、丹後学(尾上菊之助さん) ©TBS

試作が続く「グランメゾン東京」。見習いの芹田公一(寛一郎さん)は野菜の5mmカットをずっと練習したり、自主的に魚屋に修行に行ったりと努力はしているものの、下働きばかり。食材すら触らせてもらえない状況に、芹田は不満タラタラでした。

志願して賄いのチャーハンをつくっても「おいしくない」と不評。勝手に鰆をさばきますが、尾花の叱責にあい「辞めてやるよ!」と店を飛び出していきます。

実は「gaku」のオーナー・江藤不三男(手塚とおるさん)に金を掴まされ、「グランメゾン東京」の情報を流していた芹田。新たな魚料理である「鰆のロースト 水晶文旦のソース」のレシピも江藤に渡します。江藤はそのレシピを以前「グランメゾン東京」へスパイとして送り込んだ柿谷光(大貫勇輔さん)につくらせます。

京野は退職金代わりに芹田を「グランメゾン東京」のディナー営業に招待します。やってきた芹田は、いつも厨房で食べていた味と、テーブルで食べる味の違いに気づきます。また、鰆の魚臭さにも気づきました。

実はそれは、芹田が勝手に捌いた鰆。アクの強い食材を切った後に、同じナイフで鰆を捌いたため、魚の身に影響が出ていたのです。そんな繊細な仕事をしていたことに気がつき、ハッとする芹田。

土下座して「gaku」のレシピを流していたことを詫びます。が、笑い出す料理人たち。腕のある料理人はレシピの流出を恐れず、むしろ「自分と同じものができるならやってみろ」と思っているのだと。

案の定「gaku」では、未熟な柿谷の技術ではグランメゾン東京の味を再現できませんでした。丹後学(尾上菊之助さん)と平古翔平(玉森裕太さん)がつくった「レモンタイムとバターで焼いた骨付きあんこう、鮟肝のポシェ、昆布、味噌のソース」が採用になっていたのでした。

そして、みんなに再度賄いをつくらせてくれという芹田。魚屋で修業したときに教えてもらったテクニックを使いながら、チャーハンに再チャレンジします。

それを食べたメンバーは口々によくない点を言いますが、完食! 芹田は、尾花に「鰆の仕込みをやっておけ」と告げられます。やっと少しだけ認められ、この先、芹田が一流の料理人になったら「涙のチャーハン事件」として語り継がれそうな事件も、一件落着となったのでした。

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7話での久住栞奈(中村アンさん)。どうやら父親がエスコフィユメンバーと何かあったようで…… ©TBS

そして、「トップレストラン50」の発表の日、控室で「グランメゾン東京」について話すリンダ・真知子・リシャール(冨永愛さん)と栞奈。栞奈の口から「エスコフィユにいたメンバーは許さない」と衝撃の言葉が飛び出すのでした。

芹田の成長を一緒に見守った視聴者たち

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7話での芹田公一(寛一郎さん・中央) ©TBS  

「グランメゾン東京」ファミリーの末っ子である芹田がメインだった今回。SNSでは「みんな見守ってるから!」「がんばれ!」と芹田の成長を応援する声が多数聞かれました。

料理業界の方からは「わかる」「あるある」といった声も。一般の料理店と違い、下積みが長いフレンチ。経験を積むまでは、なかなか大変なのでしょう。

また、「黒服コンビ素敵」「丹後も祥平も顔が優しくなってよかった」と、「gaku」での丹後と祥平の新たなペアにときめく人も多数。「江藤と柿谷さえいなければ!」「丹後さん、江藤から離れよう!」と悪事ばかり働く江藤と柿谷に、思わず文句を言っている方もいらっしゃいました。

「丹後は尾花を認めてるから脅威なのだし、逆に尾花は丹後を認めてるから楽しみなのだし、ライバルとはお互いを認め合ってるからこそ」など、尾花と丹後のライバル関係に好感を抱く視聴者も増えてきたようです。

そして、毎回倫子のつくる家庭料理も「おいしそう」と話題ですが、今回は倫子の台所シーンの大人たちのやりとりに注目が集まりました。尾花と倫子が息ぴったりの軽快な料理トークを繰り広げる中、京野が意味深な視線をふたりに投げかけていたのです。

「倫子さんが焼いたトースト食べたいの、かわいすぎる」「尾花の“倫子”呼びに嫉妬しちゃう京野さん、激萌えじゃない?」「倫子を好きなのか、尾花が倫子に心を許してることに対して嫉妬してるのか、両方なのか……京野さんの動きも気になる」といった声が挙がっていました。

ふだんは頼れるみんなのお兄さん的な立ち位置の京野ですが、今後この嫉妬心が露呈して、恋愛に発展するという可能性も……? 気になりますね。

 祝!ミシュラン掲載

先日、「ミシュランガイド東京2020」が発表されました。といっても、ドラマのストーリーの中ではなく、リアルの話。実は番組内の料理は実在のレストランが監修しているんです。

「グランメゾン東京」の料理を監修しているのは、フレンチレストラン「カンテサンス」。素材の持ち味を最大限引き出すことを重んじ、火入れにこだわった料理を提供しているレストランです。

「gaku」の料理を監修しているのは、創作料理を提供する「INUA」(イヌア)。世界中から集まった料理人がクリエイティビティを発揮し、食材の持ち味を生かしつつ、独創性の高いひと皿に仕上げると話題のレストランです。

まるでストーリーそのままのような、この2店。2019年11月26日の「ミシュランガイド東京2020」の発表において、「カンテサンス」は3つ星、「INUA」が2つ星に認定されました!

【関連記事】木村拓哉さん主演ドラマ『グランメゾン東京』で熱視線!『ミシュランガイド東京2020』注目店4選

2店とも世界的な注目が高く、前評判も高かったのですが、その通りのミシュランの認定となったのでした。ますますドラマの中の「グランメゾン東京」と「gaku」の評価も気になっていきますね。

また、東京は星付きの飲食店・レストランの数が226軒と、世界で一番星の多い街なんだそう。アニバーサリーやバースデーのディナーに、星付きのレストランを予約して、ドラマの中のような雰囲気を味わってみませんか。

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12月1日(日)放送 TBS系ドラマ『グランメゾン東京』第7話あらすじ 

それでは、TBSさんの協力のもと、気になる第7話のあらすじをご紹介します!

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突然、東京に現れた相沢の妻・エリーゼ(太田緑ロランス)©TBS

「トップレストラン50」の発表の一週間。アレルギー事故の後に、失踪していた相沢の妻・エリーゼ(太田緑ロランス)が、突然「グランメゾン東京」に現れます。そして、パリに娘のアメリー(マノン)を連れて帰ると言い出したのです。

アメリーを引き止める条件は、「グランメゾン東京」が「トップレストラン50」でトップ10を超えることでした。10位はかつて「エスコフィユ」が獲得した最高ランク。尾花にも気合が入ります。

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アメリ―と相沢。果たして、笑顔のアメリ―を守り切れるのでしょうか?  ©TBS

1か月の審査機関を経て、トップレストラン50の発表セレモニーに挑む「グランメゾン東京」メンバー。そして並々ならぬ覚悟でその日を迎える相沢。そんな中、尾花は、相沢のためにあることを思いつきます。

一方、丹後(尾上菊之助)と祥平(玉森裕太)も「gaku」で日本トップを取るために、力を尽くしていました。

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リンダが順位を読み上げていく「トップレストラン50」の発表会場 ©TBS

それぞれの料理人が想いを込めて挑んだ戦いに、いよいよ決着の瞬間が訪れます。壇上のリンダによって次々と読み上げられていくランキング。果たして、「グランメゾン」東京の順位は?

そして、栞奈の真意は一体どこにあるのでしょうか……?


スパイになりかけていた芹田の問題が解決したものの、なんとまだ内部に敵がいる状態の「グランメゾン東京」。尾花と仲間たちの大人の青春をかけたヒューマンストーリーは、今後どうなっていくのでしょうか?

気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。

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