現役時代は、スタジアムへの移動中はもちろん、ジャージに着替えても試合直前まで、ヘッドホンで音楽を聴いていたと話す廣瀬さん。音楽との関わりを聞くと開口一番「生活そのもの。音楽のない生活は考えられない」と即答する。ソニーから12月7日に発売の注目のヘッドホン『WI-1000XM2』を体験してもらいながら、廣瀬さんの音楽人生を、AV評論家の山本敦さんとともに紐解いてみた。

子どもの頃からクラシック音楽漬け

そのおかげでいい音を聴く感覚が身についていました

山本 廣瀬さんはいつ頃から音楽を聴くようになったのですか?

廣瀬 私の母が、自宅でピアノ教室を開いていたため、子どもの頃から自宅ではピアノの音が鳴り響いていました。私もピアノの他にバイオリンも習っていました。また、家族とクルマで出かけるときも、クルマの中では必ずクラシック音楽がかかっていましたね。おかげで、「良い音楽」に触れる機会は多かったと思います。子ども心に、「今日のピアノの演奏はうまいなぁ」などと感じていました。今でもクラシック音楽はよく聴きますし、家族で演奏会にも出かけます。いい音楽に触れるとやはり気持ちが安らぎます。ヘッドホンを使う様になったのは現役時代です。スタジアムに向かうバスの中や試合前に聴くこともありました。試合前にはアップテンポな曲や低音の効いた曲を聴いて、気持ちを集中させたり、練習後はスローな曲で気持ちを休めたり。シーンによって聴く曲を選んでいました。

乗り物の中でも騒音が消える、ノイズキャンセリング機能

様々なシーンで音楽を聴き、気持ちをコントロールしてきたという廣瀬さんに、ソニーの新しいBluetooth式のワイヤレスヘッドホン『WI-1000XM2』を試してもらった。このモデルには業界最高クラス(*)のノイズキャンセリング機能が搭載されている。飛行機や電車の中で音楽を聴く人は多いと思うが、そのようなシーンではエンジン音や走行音などの騒音が多く、音楽が聞こえにくいことがある。ノイズキャンセリング機能とは、そのような乗り物内で発生する騒音も減らし、プレーヤーで再生する音楽を、クリアに聴く事ができる機能だ。この機能を民生用としてはじめて搭載したソニーは、新モデルに気圧センサーも搭載。飛行機に搭乗中は、気圧の変化により最適なノイズキャンセリングは変わる。それをも察知してノイズキャンセリング性能を最適化する事も可能だ。

*ネックバンド型のワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2019年9月5日時点、ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る

山本 ノイズキャンセリングをオンにしてみましょう。どうですか?

廣瀬 ん? おおっ! 確かに、周囲の騒音がスーと小さくなり、プレーヤーで再生する音楽がクリアになりました。皆さんが話している声もほとんど聞こえません。これなら電車や飛行機の移動中も周囲の音が気にならず、音楽のボリュームを上げなくても聴くことができます。何より音楽に集中できる。どうしてこんなことができるんですか??

山本 ヘッドホンに内蔵されたマイクで周囲の騒音を集めて、ノイズキャンセリング回路がその信号を解析し、騒音を打ち消す音を発生させることで、騒音を減らすんですよ。ヘッドホンの中から周囲の騒音とは逆位相の信号を発して、音を打ち消すと言うことですね。

廣瀬 へぇー、それは凄い!理工学部出身の僕としてはそのメカニズムにとても興味がありますが、まずはこの体感にはびっくりですね。

山本 それと見落とされがちですが、ノイズキャンセリングは、耳への装着性も非常に大切なのです。逆位相の音の波が外に漏れると、効果が薄くなるので。ヘッドホンが耳の穴にピタリとはまり、音漏れしないよう、自分に合ったサイズのイヤーピースを使用することも大事ですね。

廣瀬 そこは意外に気がつかないポイントかもしれませんね。

山本 ところで廣瀬さんは普段、どんなタイプのヘッドホンをお使いですか?

廣瀬 僕は髪型が崩れるのが気になるので、頭にかけるタイプではなく、耳に入れるインイヤータイプのヘッドホンをよく使います。

山本 このモデルはぴったりですね。さっきから使ってみて、いかがです?

廣瀬 正直、音の良さには本当にびっくりしました!それから、耳から外して、首に掛けている時も左右のイヤホンがピッタリくっつくので、しっかりまとまるし、不用意に落としてしまう心配もないですね……マグネットが内蔵されているんですね。

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(写真左)左右のイヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクを搭載し、集音した騒音を解析している。(写真右)シリコン製ネックバンドには、ボリューム調整や音楽の再生停止、曲送り、曲戻し、ハンズフリー通話の受話・終話などの操作ができるリモコンやマイクを搭載。ノイズキャンセリングと外音取り込みモードの切り替えも可能なボタンも装備した。

いよいよ!ほぼ初めてのハイレゾ音源を体験してみると……。

山本 では、『WI-1000XM2』のもうひとつの特徴である、ハイレゾの音を聴いてみてください。今までハイレゾの音を体験したことありますか?

廣瀬 電気店で調べてみたこともありましたが、時間が無い中でゆっくりと体験するまでには至りませんでした。実際にきちんと再生して聴くのは今日がはじめてです。楽しみ楽しみ!

山本 いかがですか?『WI-1000XM2』の優れたところは、ワイヤレスでもハイレゾの音質であるところです。圧縮率の低い転送技術LDACを搭載しているため、ハイレゾ音源を高音質、高ビットレートのまま再生できます。

廣瀬 これ、感動ものです!高音はスッキリ伸びますし、音の伸びが、滑らかだな。

山本 ハイレゾの音が滑らかに聞こえるのは、音の情報量が緻密で非常に多いからです。音像も鮮明です。私はアコースティックギターを弾くのですが、ミュージシャンがどのようなギターを使用しているのか興味があります。CDなどではなかなか聴き分けることはできませんが、ハイレゾなら、ギターのメーカーやどのモデルかまで聴き分けることができます。それほど情報量が膨大なのです。また、人間の耳では聴こえない周波数帯も含まれるため、聴くだけではなく、体で感じる、そんな愉しみ方もできます。

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廣瀬 なるほど。好きな楽器の音を聞き比べるというのも面白いですね。

山本 『WI-1000XM2』が高音質再生を可能にしたのは、このモデルがハイレゾに対応していることもさることながら、別の理由もあるんです。少し専門的になってしまいますが、音を再生するスピーカーに、スピード感のある高域の再生を得意とするバランスドアーマチュアと、エネルギッシュな低音の再生が得意なダイナミックドライバー、特性の異なる2種のドライバーを組み合わせたハイブリッド対応であることも大きなポイントです。

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左右のイヤホンがマグネットでぴったりくっつくため、未使用時も落ちたりしない。専用ケースも付属。コンパクトで、ビジネスバッグにも気軽に収められる。

いつもの曲が、はじめて聴くかのような鮮やかさに!

『WI-1000XM2』には、あらゆる音源をハイレゾ級の高解像度音源にアップスケールする「DSEE HX」も搭載している。そこで廣瀬さんが普段使っているスマートフォンと『WI-1000XM2』をBluetoothで接続。聴き慣れた音楽を、ハイレゾ級にアップスケールして再生し、その違いを体験してもらった。

廣瀬 いつも聴いている曲がどれだけ変わるか……。では再生。おお?!これは凄い。本当はこんなに低音が効いていたのか?今まで気が付かなかったなぁ。まるで違う音楽を聴いているようです。

山本 「DSEE HX」は、音楽が本来持っている音の情報を予測して、足りない情報を復元してくれるのです。音の伸びや、音の消え際など、小さく細かい音も再現します。

廣瀬 そんなことまで!この小さな中に技術が詰め込められているんですね。信じられんわ。それじゃ、これまでの再生音と比べて、大きな差が出るわけだ。

音楽を愉しむことに改めて時間を費やしたい

山本 音楽は配信などでいつでも手軽に聴けるようになりましたが、良い音楽を聴くことは、日常をもっともっと豊かなものにしてくれるのだと思います。

廣瀬 今日、良い音で曲を聴いて、思ったことがあります。それは、ただただもっと音楽を聴いていたい。移動中や仕事をしながら聴くだけでなく、音楽を聴くために時間を費やしてみたい、ということです。今持っている音楽をより良い音やハイレゾの音質でまたじっくりと聴き直してみたい、そんな思いに駆られました。それは僕にとってとても贅沢な時間になります。でも簡単にできるということがわかりました。これからは高音質で音楽を聴くことそのものを存分に愉しんでみたいです!

プロフィール

廣瀬 俊朗さん・元ラグビー日本代表キャプテン
(ひろせ としあき)株式会社HiRAKU代表取締役。1981年、大阪府生まれ。大阪府立北野高校卒業後、慶應義塾大学理工学部に入学。高校日本代表、U19日本代表を歴任。その後、東芝ブレイブルーパスに入団。2007年に日本代表選手に選出。19年9月に経営管理修士(MBA)を取得。その後「ビジネス・ブレークスルー アスリートアンバサダー」に就任。近著に『ラグビー知的観戦のすすめ』(角川新書)など。

 

山本 敦さん・ジャーナリスト兼ライター
(やまもと あつし)オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。ハイレゾやAI・IoTに関わるスマートオーディオ、4KやVODまで幅広いカテゴリーに精通する。堪能な英語と仏語を活かし、国内から海外までイベントの取材、開発者へのインタビューを数多くこなす。

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット『WI-1000XM2』

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コード長:約1m、質量:約58g(本体:約44g)、電源:内蔵充電式リチウムイオン電池、充電時間:約3.5時間、充電10分で約80分使用可能(ノイズキャンセリング機能ON時)、充電方式:USB、電池持続時間(連続音声再生時間):最大10時間(ノイズキャンセリングON)、最大12時間(アンビエントサウンドモード)、最大15時間(ノイズキャンセリングOFF)。オープンプライス(市場想定価格約3万5000円)。12月7日発売予定。

商品詳細 ソニー『WI-1000XM2』 https://www.sony.jp/headphone/products/WI-1000XM2/

衣装協力(廣瀬俊朗)/ダンヒル