サルヴァトーレ フェラガモの名靴と聞いて想像するのはどんなものだろうか?

ブランドの象徴『ガンチーニ』を甲にあしらったスリッポンや、伝統の職人仕事によって仕立てられた『トラメッザ』シリーズのドレス靴が真っ先に思い浮かぶところだろう。しかし近い将来、そんな定番に新たな柱が加わるに違いない。そう目されているのがハイブリッドシューズと呼ばれるシリーズだ。

デザイン・快適性・汎用性、すべてが絶妙に新しい!

新時代を象徴するサルヴァトーレ フェラガモのシューズ

『タクシード』シリーズは、ジュートソールのような編み柄をあしらったラバーソールが特徴的。厚みのあるルックスとは裏腹に軽量な点も魅力だ。シェイプはバランスのよいラウンドトウで、クリース入りのパンツとも相性よし。赤のソールでアクセントを効かせた一足も展開。こちらはウィングチップデザイン。左¥89,000・スニーカーソールがセットされた『サンダー』シリーズ。はき口の内側にはクッション材を仕込むなど、アッパーのつくりもスポーティだ。ヒール部分が層になった独特のデザインはウィメンズの名靴『レインボー』のデザインをモチーフにしたもの。アッパーにバンドを巡らせたスポーティ感の高いバリエもあり。右¥99,000(フェラガモ・ジャパン)

その名のとおり、レザーアッパーに軽量ラバーソールやスニーカーのつくりを融合させた新機軸。オーセンティックなレースアップシューズでも、今までになかったキャッチーさを獲得している。のみならず、はき心地が非常に軽快で、今の時代に不可欠なコンフォートさをしっかり備えているあたりも出色だ。しかも、ドレス&スポーツのミックスゆえジャケットスタイルからカジュアルまでコーディネートの幅が広いという利点もある。

1910年代の創業当初からハリウッドの名優たちに絶大な人気を誇ったサルヴァトーレ フェラガモ。時代を代表するスターのために靴をつくり、幾多の足元のアイコンを生み出してきた同社は、約100年にわたってラグジュアリーシューズのさまざまな可能性を追求し続けてきたブランドでもある。その最も新しい答えがここにあるというわけだ。

ブランドの本質であるエレガンスを継承しつつ、かつてないほどに快適なはき心地とひと目でわかるアイコニックなデザインを結実させた未知のバランス。一度体感すれば忘れられなくなるはずだ。

※価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2019年秋号より
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PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー)
WRITING :
小曽根広光
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