私がモロー・パリで注文したのは、「今の気分で使えるブラックのバッグ」だった。本誌でも特集したように、近年加速度的に注目度を高める、フレンチファッション。中でも挑戦したいのは、カジュアルに着こなすモノトーンスタイルだ。

「モロー・プリント」が輝く洒脱なコンビネーションカラー

別料金だがホットスタンプによるイニシャル刻印も可能。詳細はショップにて。ブルーのゴートレザーによる、美しいライニングもこのモデルの魅力。表面と側面に、イエローとグレーの「モロー・プリント」をあしらったカーフを採用。シャンパンゴールドのような鮮やかな発色だ。カーフのショルダーストラップが付属。撮影/唐澤光也(RED POINT)
別料金だがホットスタンプによるイニシャル刻印も可能。詳細はショップにて。ブルーのゴートレザーによる、美しいライニングもこのモデルの魅力。表面と側面に、イエローとグレーの「モロー・プリント」をあしらったカーフを採用。シャンパンゴールドのような鮮やかな発色だ。カーフのショルダーストラップが付属。『ヴィコント ジュニア』をベースにしつつ、MENʼS Preciousと山下英介が現在考える、フレンチシックなコンビカラーをオーダーしたのが今回の別注モデル。数量限定ゆえ、早めの入手を推奨する。レザーのショルダーストラップが付属。縦28×横41×マチ12㎝。¥420,000※イニシャル刻印は別料金。
撮影/唐澤光也(RED POINT)

しかしちまたのブラックのバッグといえば、ビジネス仕様のものばかり。その点モロー・パリならば、シックだが決して堅苦しくない、理想的なバッグができるのでは?と考えたのだ。

別注モデルのベースはこれ!

ビジネスシーンでの使用を念頭に置きながらも、やや長めのハンドルやそこに施された美しいステッチによって、絶妙なカジュアル感をも兼ね備えた傑作ブリーフケース、『ヴィコント ジュニア』¥430,000(メゾンモロージャパン)

パリの本店でクリエイティブ・ディレクターのフェドール・ジョージ・サヴチェンコ氏に相談したところ、即座に定番モデル『ヴィコント・ジュニア』をアレンジしたブリーフケースの制作が決定。暫しの製作期間を経て完成したのが、写真のモデルである。

上質なブラックカーフの上でまるでゴールドのように輝く、「モロー・プリント」を見てほしい。圧倒的なラグジュアリー感を備えながらもカジュアルに使える、未だかつてないブリーフケースが誕生したのである。(文・山下英介/本誌クリエイティブディレクター)

モロー・パリを活かすコーディネート

オフホワイトのトレンチコートにグレーのニットやパンツを合わせた、フレンチシックなモノトーンスタイルとコーディネート。モロー・パリならではの洒脱さが、堅苦しさもストイックさも抑え、装いに華やぎを与えてくれる。バ ッグ以外はすべて私物。
オフホワイトのトレンチコートにグレーのニットやパンツを合わせた、フレンチシックなモノトーンスタイルとコーディネート。モロー・パリならではの洒脱さが、堅苦しさもストイックさも抑え、装いに華やぎを与えてくれる。バッグ以外はすべて私物。

※価格はすべて税抜です。

<出典>
MEN'S Precious冬号「寅さん」とヴィンテージ
メンズプレシャス冬号
【内容紹介】山田洋次監督インタビュー/「寅さん」のダンディズム/ミスターヴィンテージ、草彅剛の私物も大公開!/紳士の世界遺産、ヴィンテージ名品/MEN'S Precious WATCH AWARD 2019ほか
2019年12月6日発売 ¥1230(税込)
この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2020年冬号より
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