ローマの凄腕サルト、ガエタノ アロイジオのスーツ

鋭いラペル、自然なショルダー、色気あるドレープ。

今、打ち出し中のハウススタイルは、ピークドラペルのシングル1ボタンだ。納期約1年。左/スーツ¥1,030,000~〈ガエタノ アロイジオ〉・シャツ¥58,000〈フライ〉・タイ¥29,000〈キートン〉・チーフ¥4,800〈フランコ バッシ〉/以上ストラスブルゴ 右/2005年に矢部がローマのアトリエで仕立てたスリーピース。もちろん、今も健在!

ハンドメイドのスーツの良し悪しを見分ける基準は、ジャケットとパンツが一様につながる、流れるようなシルエットにあり、後ろ45度の角度に美意識が表れる。ジャケットは、胸の辺りから上、そでや肩の部分につくりの個性と美しさが凝縮される。つまり、正面の「静」、後方からの「動」の美しさを兼ね備えたスーツは、ハンドメイドでなければ成し得ない。脂が乗った〝ガエタノアロイジオ〟は、強烈なエレガンスをつくる。

※税抜価格、2019年秋号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー)