ジャカードの洗練アット ヴァンヌッチのネクタイ
タイでありながら、スカーフのように軽やかに胸元を飾る、希有な仕上がり
アメリカやイギリスの紳士は、芯地がしっかりと入った重厚なタイを好む。もちろん、趣味嗜好があるため一概には言えないが、取材するとそんな傾向にある。一方、イタリア人はどうか。私の仕事場のデスク前に置いたヴィットリオ・デ・シーカの古い写真は、タイが風になびいてジャケットからはみ出した瞬間だ。芯地の有無は不明だが、表地が広がりスカーフのような仕様。やはり、しなやかなタイに、エレガンスが生まれる。
※税抜価格、2019年秋号掲載時の情報です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
- PHOTO :
- 小池紀行(パイルドライバー)