出たら即買いが鉄則!ルノー・トゥインゴの粋な限定車が登場

欧州を旅したことのある人なら、暖かい季節の日没までの長さに驚いた経験をお持ちのはず。フランスのパリでは、夏至ともなると夕暮れは夜10時半にもなり、街は遅くまで賑わう。「夏至の日は、フランスをはじめ、ヨーロッパの国々で音楽祭が1日中開催されています。夕暮れの街で音楽を聴きながら目にする夕焼けの色をイメージしたのが、このクルマです」と語るのは、ルノー・ジャポンのマーケティングマネジャーを務めるフレデリック・ブリン氏。彼のいう「このクルマ」とは、今年の夏至に合わせて発売された限定車「トゥインゴ ノクターン」のことだ。

パリの遅い夕陽をイメージした限定カラー

エレガントな専用のボディカラーは紳士にも似合う。ホイールも専用品(16インチ)。

紫を帯びた美しい「ブルー ノクターン」の限定カラーをまとい、サイドストライプもあしらったボディは、ミニマルな「トゥインゴ」のデザインをいっそう引き立てている。インテリアも同様の配色が施され、エレガントな気分に浸れる。往々にして、クルマの世界では「限定」とか「特別仕様」といった言葉は、モデル末期のテコ入れ(オプション装備をふんだんに盛り込んだお買い得モデル)に使われるものだが、「トゥインゴ ノクターン」は違う。このクルマは、右に倣えのクルマ選びに抗い、あるいはフランス流の価値観を愛する日本のファンのためにルノー・ジャポンが応えた、粋な計らいなのである。

名車「5」の面影漂う名デザイン

インテリアの随所にも外装と同じ色が使われている。
ストライプを配した専用シートはレザー調素材とファブリックのコンビ。
さすがフランス車。フロアマットも気が利いている。

そもそも現行型「トゥインゴ」は昨夏に日本へ導入されたばかりで、一部のボディカラーやキャンバストップ仕様はバックオーダーを抱えるほどの人気モデル。同じく高い人気を誇るMPV(多目的車)「カングー」では毎年のようにパステルカラーの限定車を販売しているが、今回の「トゥインゴ ノクターン」も、それに倣ったもの。3世代目となる現行型「トゥインゴ」は、基本構造をメルセデス・ベンツの「スマート」と共有していて、897ccの小さなエンジンをボディ後方に積み、後輪で駆動する。経済性と空間効率を重視した作りながら、その乗り味はまったりとして安っぽさなど微塵も感じさせない。なによりも、1970~80年代にかけて大ヒットした名車「5」(サンク)をほうふつとさせるスタイリングが、ドライバーの気分を上げてくれる。そのうえロマンティックなストーリーを語れる限定車とくれば、モノ好き紳士の欲求を満たすこと間違いなしだ。70年代のアラン・ドロンの映画を思い浮かべて颯爽と走れば、東京の殺風景な夕暮れもパリ並み(!?)の華やかさで彩られることだろう。と、ここまで書いておいて恐縮だが、実はこの限定車、あっという間に限定100台の受注枠が埋まってしまったという。ともあれ、それはあくまでもディーラーからインポーターへの受注段階の話。キャンセルが出る可能性もあるので、まずはディーラーへ足を運んでみては?

〈ルノー・トゥインゴ ノクターン〉
(2017年6月29日より100台限定で発売)
全長×全幅×全高:3620×1650×1545㎜
車両重量:1010kg 排気量:897cc
エンジン:直列3気筒DOHC
最高出力:90PS/5500rpm
最大トルク:135Nm/2500rpm
駆動方式:2WD
トランスミッション:6EDC(AT)
価格:400万円(税込)
問い合せ ルノー・コール  TEL:0120-676-365

この記事の執筆者
男性情報誌の編集を経て、フリーランスに。心を揺さぶる名車の本質に迫るべく、日夜さまざまなクルマを見て、触っている。映画に登場した車種 にも詳しい。自動車文化を育てた、カーガイたちに憧れ、自らも洒脱に乗りこなせる男になりたいと願う。