【ピッティ アトランダム16】

 

「バグッタ」の新ライン『バグッタ/アレッサンドロ・スクワルツィ』を発表したファッショニスタ、アレッサンドロ・スクワルツィ氏。アメリカの古着やウエスタンシャツなどから抽出した細部のつくり込みは白眉。生地の加工感も絶妙だ。

【ピッティ アトランダム17】

 

ストールに特化して、極上の"巻き物"をつくる「アンドレアズ1947」。人気のフラワープリントの他、抽象絵画のようなプリント柄を施した、薄手のリネンも多く投入した。プラートの本社近くに工場を新設するほど、勢いづいている。

【ピッティ アトランダム18】

 

フィアット元名誉会長であり、イタリア随一の伊達男だったジャンニ・アニエッリも愛用した「ドルモア」のニット"ビスコッティー二"。ストレッチ・リネン糸で編み上げ、リネン糸のみの「ダレる伸び」を解消。鮮やかな色合いが新色だ。

【ピッティ アトランダム19】

 

今回の招待デザイナーは、「ロエベ」のディレクターとしても大活躍するJWアンダーソン氏。薄手のトレンチコートなどのアイテムに、ハートマークを加えたスタイルが印象的だった。ショーの最後にキャットウォークを本人が走り抜けた

【ピッティ アトランダム20】

 

日本でも抜群に評判の高い「タリアトーレ」。同ブランドの主軸となるイメージは、コロニアルだ。アイボリーとコニャックとの組み合わせで見せる他、アイボリーからサンドベージュに繋がる階調は、まさに同ブランドの「商品の厚み」だ。

この記事の執筆者
ヴィットリオ矢部のニックネームを持つ本誌エグゼクティブファッションエディター矢部克已。ファション、グルメ、アートなどすべてに精通する当代きってのイタリア快楽主義者。イタリア在住の経験を生かし、現地の工房やテーラー取材をはじめ、大学でイタリアファッションの講師を勤めるなど活躍は多岐にわたる。 “ヴィスコンティ”のペンを愛用。Twitterでは毎年開催されるピッティ・ウォモのレポートを配信。合わせてチェックされたし!
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