2月に約6年ぶりにブルーノート東京のステージに立つモンテ・アレキサンダーは、ジャマイカ出身のピアニスト。若くしてニューヨークへ進出し、1964年に20歳でデビュー。その若き才能はフランク・シナトラやオスカー・ピーターソン、ミルト・ジャクソンなど多くのレジェンドたちに認められ、以来、正統派ジャズ・ピアニストとして活動。多くのミュージシャンと共にステージを繰り広げるとともに、数々のリーダー・アルバムも出し続けてきた。
伝説的なジャズ・プレイヤーとも活動を共にしたキャリアをもつ名ピアニスト
今や、ジャズ界の重鎮であるモンティ・アレキサンダーだが、その音楽世界には、ジャズ以外に、彼のルーツであるジャマイカの存在が欠かせなかった。実際にジャマイカ人ミュージシャンとプロジェクトを組み、いくつかのレゲエ・アルバムを発表してきている。
たとえば、ギタリストのアーネスト・ラングリンや、
最新アルバムとボブ・マーリー・トリビュートという2つのテーマに期待が高まる
そして、昨年リリースされた最新アルバム『ワレイカ・ヒル・ラスタモンク・ヴァイブレーションズ』は、セロニアス・モンクの楽曲にスカやレゲエなどのジャマイカのテイストを加えた作品。ラスタファリアンの聖なる山「Wareika Hill」をタイトルに掲げたこの1枚は、モンティ・アレキサンダーの変わらぬ熱いプレイで話題となっている。
最新アルバムのナンバー「Wareika Hill」
今回のブルーノート東京では、この最新アルバムのナンバーを生で体感できる。その楽しみに加えて、もうひとつ、今回のステージには音楽ファンの胸を湧き立たせる目玉がある。そのタイトルが、「ボブ・マーリーの生誕75周年を祝うスペシャル・ライブ」なのだ。
ジャマイカが世界に誇るリヴィング・レジェント、モンティ・アレキサンダーによる、自身の最新作+ジャマイカの国民的英雄であるボブ・マーリー・トリビュート。そんな奇跡のステージが、2月6日から3夜連続で繰り広げられる。
モンティ・アレキサンダー
■スケジュール:2月6日(木)、7日(金)、8日(土)
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- TEXT :
- 堀 けいこ ライター