2020年1月6日に開催された第77回ゴールデングローブ賞では、ジェニファー・アニストンやダコタ・ファニング、メリル・ストリープ、ヘレン・ミレンなど数多くのセレブがDIOR(ディオール)のドレスを着用。

なかでも注目を集めたのが、アップルグリーンのドレスを堂々とまとい、プレゼンターを務めた女優のシャリーズ・セロンです。その制作秘話を、Precious.jp独占でご紹介します。

ディオールのミューズ、シャリーズ・セロンが第77回ゴールデングローブ賞でまとったドレスが「美しすぎる」と話題に

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レッドカーペットでDior(ディオール)のドレスを堂々と着こなした女優のシャリーズ・セロンさん。ビスチェに合わせて黒のマニキュアをオン

シャリーズ・セロンが着用したのは、黒のコルセットの上にグリーンのシルククレープを重ねた、斬新なデザイン。何といっても鮮やかなグリーンが目を引きます! この色選びとシルエットに、かなりこだわりが詰まっているといいます。

「グリーンは着られないかしら?」そのシャーリーズ・セロンの言葉から、すべてが始まった

2009年以来、シャリーズ・セロンのスペシャルオーダードレスをデザインし続けているディオール。今回は彼女から直々に、「グリーンのドレスを着たい」とリクエストがあり、アーティスティック ディレクターを務めるマリア・グラツィア・キウリ自らが、デザイン画を手がけたといいます。

そこに描かれたのは、ディオールでしばしば用いられる、鮮やかなアップルグリーンのドレス。

「明るくて若々しくて主張のある、本当に美しいグリーン。25年間この世界にいて、さまざまなレッドカーペットを歩いてきたけれど、この色を着るのは初めてです!」と、シャリーズさんは大喜びだったそうです。

制作時間は、なんと200時間!女神のような美シルエットへと仕上げた、スペシャルオーダーの裏舞台

カラーに加えて、デザインにも繊細なこだわりが。ドレスのトップ部分からドレープで美しく形作られ、ウエストから裾がふわっと揺れるペプラムがフェミニンです。

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ドレス完成までには200時間! 職人のこだわりと情熱が込められています

 彼女のボディーにぴったり寄り添うよう、熟練の職人たちが何度もシルエットを調整。マネキンの上で、手作業で細かくシルクにヒダをつけていきます。完成までには、アトリエにて200時間が費やされたそう!

メゾンが誇るサヴォワールフェール(受け継がれている技術などの意味)が結集し、美しいドレスを完成へと導くのです。

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熟練した職人が手作業でドレープを調整します
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ドレスを手がける女性スタッフの表情は、真剣そのもの
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200時間かかってようやく完成したドレス。ビスチェと手作業のドレープで美しくかたちづくられた、シルエットが特徴です

シャーリーズ・セロンがドレスへの想いを告白! 特別映像を公開

 

スリークなショートヘアで、ディオールのドレスを着こなしたシャリーズさんは、女神のような美しさで会場を魅了しました。彼女や彼女を支えるチームのドレスへの想い、そして、この麗しいドレスができるまでの制作秘話は、こちらの動画でも語られていますので、ぜひチェックしてみてください!

問い合わせ先

クリスチャン ディオール

TEL:0120-02-1947

この記事の執筆者
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WRITING :
高橋京子
EDIT :
石原あや乃