体長2~3メートル、体重約90キロにもおよぶ、世界最大のトカゲ、コモドドラゴン。そんな「生ける恐竜」とも呼ばれている珍獣が、おなじみのバリ島から、わずか1時間少々のフライトで会えると聞いたら、ちょっと興味が湧いてきませんか?
コモドドラゴンが生息しているのは、世界広しといえども、インドネシアのコモド国立公園内のみ。コモド島、リンチャ島、パダール島などからなる、ユネスコの世界自然遺産に選定されているエリアです。ココへ行くには、フローレス島の最西端、ラブハンバジョという港町が拠点となります。
![パダール島](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/720mw/img_635312562556c20d46633e05934529d9283332.jpg)
コモド国立公園の拠点の、全室オーシャンビューの5ツ星リゾート
そのラブハンバジョに2018年9月、「アヤナ コモド リゾート ワエチチュ ビーチ」(以下、「アヤナ コモド」)が誕生しました。常に新しいファシリティを取り入れ、細やかなサービスに定評がある、バリ島やジャカルタで人気のホテルグループの新星です。
アヤナ コモドは、海に面したクリフを活かしたレイアウト。海側に低層階のタワー1、その背後のクリフサイドに11階建てのタワー2が並び、すべての客室がオーシャンビューです。
![全室オーシャンビューのホテル](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/720mw/img_5f46deb1500cf69184aa2775c14c0b97327511.jpg)
到着して最初に訪れるロビーは、タワー2の最上階にあります。まず目に飛び込んでくるのが、ククサン島と深い青をたたえた海。そして、くねくねと曲がりくねって洋上にのびる桟橋。サバンナ気候の乾燥した空気のせいか、空はとことん澄み、リゾートを彩るブーゲンビリアの鮮烈な赤がパキッと映えます。
![ロビーから見下ろした風景](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/b/7/720mw/img_b728fb092f0ecf137dd9ceee977bb4e8327188.jpg)
![鮮やかなブーゲンビリア](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/e/720mw/img_ae976ebf0e1879a610dd541428b7a5c2484589.jpg)
![ククサン島とククサンクチル島](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/720mw/img_d56e1fe0c879dfacd18ff80a1f2250fb157888.jpg)
フルオーシャンビューの客室はスイート13室、ゲストルーム192室。扉をあけると、ベッドの上にいきなりコモドドラゴンを発見! もちろん、タオルで折ったドラゴンですが。
![エントリーレベルのバスルーム](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/720mw/img_abec03185f7e8f540f79b7db5b5e28d3127864.jpg)
エントリーレベルでも広さ43平方メートルあり、バスルームからベッドルーム越しに、海を望むことができます。白を基調とした室内は大理石の床が素足に心地よく、壁に飾られた陶器の魚のオブジェや、キャビネットのサンゴのモチーフが目を楽しませてくれます。ベランダにはゆったりとしたビーチソファがあり、ビーチリゾートの楽しさが詰まった部屋です。
ハイエンドの「フルオーシャンビュー スイートルーム」は、2面のフルハイトの窓から海のパノラマビューが広がります。室内中央にベッドが置かれ、いつでも寝転びながら海とククサン島が愛でられる造りです。
![フルオーシャンビューのスイートルーム](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/1/6/720mw/img_16ab75ffac4e12a9e2435bdc0720ed4c157186.jpg)
インフィニティプールや、地元の素材を生かしたトリートメントが受けられるスパ、桟橋の突端の海に突き出たバーに、頭上いっぱいに星空が広がるルーフトップバー、日本人シェフが腕を振るう和食レストランなど、施設は選りすぐり。リゾートから一歩も出なくても滞在を楽しめそうですが、このリゾートの魅力はエクスカーションに参加をしてこそ!
![オンザビーチのレストラン](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/720mw/img_abf9d159bac0b00f9c2168768310dcb1130510.jpg)
コモドドラゴンに3つのビーチが背中合わせの島、自然美いっぱいの世界自然遺産へ
数あるエクスカーションの中でもおすすめは、世界遺産のコモド国立公園を周遊するツアー。
![豪華クルーザー](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/720mw/img_fad18c3af3d01f0073afb74df8517501161239.jpg)
豪華クルーザーを駆って約1時間、最初に訪れるのはパダール島。ココは3つの入り江が背中合わせに食い込んだ絶景の島で、高台に上るとユニークな島の全容が見て取れます。
続いてはピンクサンドビーチでスノーケリング、その後、干潮時に浮かび上がるサンドバンクの「タカ マカサール」でランチ。訪れるスポットはただの絶景ではなく、圧倒的な絶景、さすが世界自然遺産です。
![ピンクサンドビーチ](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/8/b/720mw/img_8b05bcfcf04d3fc23e67c4629206f563116607.jpg)
![サンドバンクの「タカ マカサール」](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/720mw/img_730efe496fb2ce43c19de54611b6e20a284632.jpg)
そして、ラストを飾るのはリンチャ島のコモドドラゴンです。臭覚の鋭い彼らは食堂の下にいつも数頭が集まっているので、確実に出会うことはできます。それが今回はラッキーなことに、森の中を歩いているドラゴン、さらにはカップルのドラゴンとも遭遇! 今年の運は使いきってしまったかも……。
![コモドドラゴンのカップル](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/d/f/720mw/img_df011e0f79784ba19b9fed95770ac08c254388.jpg)
今回は1日ツアーでしたが、アヤナ コモドではクルーズでコモド諸島を周遊することもできます。15世紀のピニシ帆船をモチーフに、日本のテクノロジーを駆使した最新クルーズ船「アヤナ ラコディア」号は全長54メートル、9室のキャビンに18名まで収容できます。高さ39メートルものマストに風を受け、フロンティアを行く航海。ウエディングもアレンジできるそうです。
![「アヤナ アヨディカ」号](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/5/4/720mw/img_54eea3eb188de3fe2f4bb38014f850e2192002.jpg)
問い合わせ先
- 料金/フルオーシャンビュールームUS$258~、フルオーシャンビュー スイートルームUS$426~(朝食付き、別途税・サービス料21%)
- 予約/アヤナホテル東京セールスオフィス
- TEL:03-6459-3670(10:00~18:00、土日祝休み)
- 住所/Labuan Bajo, Flores, Nusa Tenggara Timur, Indonesia 86554
![](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/-/img_2e5313fa2a6b34251068de4130ae9e0117196.jpg)
- TEXT :
- 古関千恵子さん ビーチライター
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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- WRITING :
- 古関千恵子
- EDIT :
- 安念美和子、大西瞳(イクシアネクスト)