【目次】

気温10度を快適に過ごす、6つのコツ


春と秋、冬に観測される気温11度は、最高気温、最低気温ごとに選ぶべき服装のポイントが変わってきます。一日を通して快適に過ごすために、6つのコツをチェック。

「最低気温10度」の日に押さえる3つのコツ

 

春と秋に観測される最低気温10度。日中は20度前後になるため長袖トップス一枚で過ごせますが、気温が下がってきたときのために軽アウターを準備しておきましょう。

【1】「カーディガン」が便利

トップスとしても、羽織りとしても役立つ「カーディガン」が便利です。春と秋に観測される気温なので、季節に合ったカラーを選ぶと着映えが叶います。

【2】「スウェット」が使える

気温が20度前後のときには「スウェット」トップスが重宝します。やや汗ばむくらいの気温まで上昇しても、吸水性に優れたスウェット生地ならストレスフリー。さらにインにシャツを合わせたり、アウトに軽アウターを重ねたりと、レイヤードスタイルにもぴったり。

【3】「軽アウター」で気温の低下に備えて

日中はトップス一枚で過ごせますが、朝晩にはアウターがないと寒く感じます。外出する時間帯に合わせ、トレンチコートやブルゾン、マウンテンパーカなどの「軽アウター」を取り入れましょう。

「最高気温10度」の日に押さえる3つのコツ

 

最高気温10度は、最低気温が5度以下になることがほとんどで、日によっては0度を下回る日もあるまさに真冬の時期。日中でも寒さを感じるため、しっかりとした防寒対策が必須です。

【1】「ニット」で温かく

風を通しにくく、保温性もある「厚手ニット」を相棒にしておけば安心です。

【2】「ダウン」でしっかり防寒

防寒性、保温性に長けた「ダウン」をお守りにして、寒さが厳しいときでも快適に。

【3】「防寒小物」でぬくもりアップ

マフラーや手袋といった「防寒小物」を足し、素肌が露出する面積を極力抑え、ぬくもりをアップさせましょう。

最低気温10度は「カーディガン」「スウェット」「軽アウター」を活用


最低気温10度の日は、重ね着もしやすい「カーディガン」や「スウェット」を取り入れて。また気温が低下してくるとトップス一枚では寒いため「軽アウター」をプラス。

【1】「カーディガン」が便利

日中は中厚手カーディガン一枚でOK

 

最低気温10度の日は、最高気温が20度前後まで上昇することが多いです。日中だけの外出なら、中厚手のカーディガン一枚でもOK。鮮やかなグリーンとレッドのボーダーがアクセントの白ケーブルニットカーディガンがあれば、万能デニムパンツも華やぎます。足元でも赤をリピートし、キャッチーにまとめて。

明るい色や淡い色が春にマッチ

 

最低気温10度の春の日は、パステルピンクのカーディガンを迎えて季節に見合った装いへ。肌寒いとき、気温が下がってきたときに備え、ライトベージュのトレンチコートをプラスしておけば安心。アウターと同じカラーのスカートを合わせ、セットアップ風スタイルをメイク。

秋らしい色と柄を取り入れる

 

秋なら、見本のような落ち着いたカラートーン、アーガイル柄のカーディガンで深まる季節を表現。カットソーとシャツのレイヤードで調整できるようにしつつ、凝った見た目へと整えて。ほかのアイテムもビターなカラーでまとめ、調和を意識。

【2】「スウェット」が使える

汎用性も高くシックな黒に任せて

 

朝晩は冷えるけれど、日中は暖かくときには汗ばむ… そんな最低気温10度の日にぴったりなのが、吸水性に優れ、適度な防寒力があるスウェットトップスです。カジュアルな印象のスウェットトップスも、黒を選べばラフに傾かず、着回しやすさも獲得できます。すっきり見えるスターラップレギンスとポインテッドトゥパンプスを合わせ、黒の引き締め力を倍増。

レイヤードで調整できるように

 

スウェットトップスを軸に、レイヤードすることで調整できるようにしておくといつでも快適。ブルーのプリントがキャッチーなスウェットのインにパステルイエローのシャツを、アウトには真逆な印象のチャコールグレージャケットを重ね、テイストミックスにしながら奥行きを演出。ボトムはニュートラルなベージュを選ぶと好バランスです。

朝晩の冷えに備えてライトアウターをプラス

 

最低気温10度になると、ぐっと寒さを感じるようになります。スウェットトップスにライトアウターを重ね、身体が冷えるのを防止。単体でも活躍する薄手のライナーコートなら、真冬のような見た目にならず、軽快さをキープすることに成功します。

【3】「軽アウター」で気温の低下に備えて

薄手でも風を通しづらい素材のブルゾンを選ぶ

 

朝晩の寒さが気になる最低気温10度の日。一日中外出するのなら、軽アウターをプラスしておきましょう。ベラ・ハディッドのような風を通しづらいウィンドブレーカーなら、薄手でもしっかり保温できます。ミモレ丈のスカートとロングブーツのエレガントなボトムコーデで、ミックススタイルにトライするとあか抜けた印象に。

見た目にも温かなジャケットを指名

 

軽アウターとしても役立つジャケットは、スウェード素材のような見た目にも温かな素材を選ぶと寒々しくなりません。プリントカットソーとワイドデニムパンツ、スニーカーのカジュアルスタイルも、キレイなジャケットを重ねればクラスアップが実現。

ロング丈の軽アウターで全身をカバー

 

下半身もカバーしてくれるロング丈の軽アウターを取り入れ、肌寒いときに備えて。シンプルなビターブラウンのワンピースに、仕立ての良さを感じるブラウンのトレンチコートを重ね、ノーブルな面持ちへ。小物はブラウンと相性のよいベージュでリンク。

最高気温10度は「ニット」「ダウン」「防寒小物」を活用


冬本番の最高気温10度は、厚手コートが欠かせません。「ニット」と冬コートを重ね、しっかりと防寒。さらにぬくもりを逃さない「ダウン」が重宝します。またマフラーやグローブなど「防寒小物」も取り入れ、肌が露出する面積を極力抑えめにすると安心です。

【1】「ニット」で温かく

コーディネートの軸になる黒のニットが使える

 

どんな色にも馴染む黒のニットを軸にして、あらゆる冬コーディネートを楽しんで。黒のタートルニットに、中綿入りのキルティングジャケット、トレンチコートを重ね防寒力を高めながら洒落感を演出。スカートを着用する場合、タイツを仕込んで素肌をカバーしましょう。さらにグローブも足し、全身をしっかり覆って。

オフタートルニットに顔をうずめて

 

首元の冷えを防いでくれるタートルニットは、ゆったりとしたオフタートルを選ぶと顔周りも防寒できます。ボトムはリラックス感のあるニットに馴染むよう、ワイドデニムパンツをセレクト。白で繋ぐと、重くなりがちな冬の装いを軽やかに見せることができます。

密度の高いハイゲージニットを指名

 

密度が高く、保温性があって風を通しづらいハイゲージニットを寒い日のお守りに。黒のウールロングコートとレザーのパンツ、小物を合わせた着こなしに、ブライトオレンジのニットを掛け合わせ生き生きと見せて。

【2】「ダウン」でしっかり防寒

軽くてもしっかりあったか

 

最高気温10度の日は、日中も寒く、夕方以降ぐっと冷え込みます。防寒できて保温性もあるダウンを取り入れ、寒さに対応させて。薄手でもしっかり暖かいライトダウンは、スマートな見た目が叶います。シャツとニットプルオーバーのレイヤードスタイルでも、着膨れしないのが嬉しいポイント。

ふっくらダウンと温かみを感じるニットを合わせて

 

ふっくらとしたダウンジャケットに、ノルディック柄のニットプルオーバーを合わせ見た目にも温かく。グレーとクリームホワイトのニュアンス配色が洒落感を漂わせます。靴下とムートンブーツで足元を、イアーマフラー代わりになるヘッドフォンで耳をカバーし全体を防寒。

特に寒い日はロングダウンがベター

 

ぐっと冷え込む日は、しっかりと全身をカバーしてくれるロングダウンをリコメンド。ベージュやホワイトといった明るいカラーで構成すると、重く見えるのを防止できます。タートルニットで首周りをカバーしつつ、足首が露出しない丈感のシューズを選び、徹底的に冷たい空気が触れるのを阻止。

【3】「防寒小物」でぬくもりアップ

マフラーを足せば立体感も高まる

 

冬コートにプラスして、防寒小物があると安心な最高気温10度の日。なかでもマフラーは首周りを保護できるだけでなく、コーディネートに立体感を足すことができます。ケーブルニット、黒ジャケット、ビターブラウンコートのレイヤードスタイルに、ベージュのフリンジマフラー投入し躍動感をプラス。

グローブをプラスしエレガンスを引き立てる

 

手元が冷たいと体感温度も低く感じられます。グローブでカバーすると、エレガンスを漂わせることにも成功。マチュアなワインレッドのコートに、黒のレザーグローブやバッグ、ベルトを掛け合わせ、凛とした出で立ちへ。

ニット帽でぬくぬくと

 

額や耳をカバーしてくれるニット帽も、寒い日に役立ちます。濃いベージュのウールコートとニット帽を合わせ、ぬくもりを表現。ほっこりしないよう、辛口なアニマル柄パンツと黒を融合させ、かりっと引き締めました。

【番外編】特に寒い「夜」「雨の日」に最適な服装は?


実際の気温よりも寒く感じる「夜」と「雨の日」。快適に過ごすためのポイントを、最低気温10度と最高気温10度に分けてご紹介します。

最低気温10度の「夜」:ニット×ブルゾンを合わせる

 

最低気温10度の夜は、本格的な冬コートまではいかずとも、適度な防寒力を備えたアウターが欠かせません。シドニー・スウィーニーは、見た目も温かそうなノルディック柄ニットに、辛口なレザーブルゾンを重ねて甘辛ミックスにしながら防寒力をアップさせました。

最低気温10度の「雨の日」:パーカとロングアウターでカバー

 

最低気温10度の雨の日は、夜はもちろん日中でも肌寒く感じます。ダコタ・ジョンソンはパーカで首元が冷えるのを防止し、レザーアウターで全体をカバー。シューズは厚めのソールのものを選んでおくと水溜まりも安心。

最高気温10度の「夜」:ダウン×防寒小物を活用

 

最高気温10度の夜は、5度以下まで冷え込むことがほとんどで、日によってはマイナスになることもあるためしっかりと防寒対策を。シンガー・ソングライターのチャーリー・XCXは、ダウンジャケットにマフラー、グローブを足して肌の露出をすべてカバー。さらにロングブーツを迎えて足元の防寒力もアップさせました。

最高気温10度の「雨の日」:日中でも寒いからしっかり防寒

最高気温10度の雨の日は、日中でも寒いためしっかり防寒しましょう。イリーナ・シェイクはダウンコートとマフラー、ロングブーツを掛け合わせぬくぬくと。さらにオールブラックで構成すれば雨の汚れも目立ちにくいです。

PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香