わたせせいぞう氏の名作『ハートカクテル』が誕生してから35年後、大人のためのプレシャスなストーリーとしてPrecious.jpで始まった連載が『ワンダーカクテル』だ。その物語には、想いがこもった名品アイテムが数多く登場し、展開と情景を彩るのが見所のひとつだ。『ワンダーカクテル vol.1』の発売を記念し、各ストーリーで登場したキーアイテム(名品)にクローズアップ!
名品アイテムが彩る、わたせせいぞうの洒脱な世界
上/フライ「オックスフォード」下/エドワード グリーン「ドーバー」
上/漫画では久しぶりに会った女性に貸したまま、返ってこなかったフライの定番のシャツ。なめらかでコシのあるポプリン生地を、手縫いでは叶わぬ細かなステッチをオールマシンメイドで施している。
下/女子高生が思いを寄せる男性が昇格していく様を象徴するアイテムとして登場。重厚感はありながら、ステッチが少しカジュアルな印象をもたらす。ワイズのあるラストで日本人の足にフィットしやすいのも人気の理由だ。
右/バーバリー「トレンチコート」・左/フォックス・アンブレラ「アニマルヘッド」
右/すれ違うカップルを繫いだバーバリーのトレンチ。1879年の誕生当初は、機能的要素にすぎなかったエポレットやDカンのあるベルトなどミリタリーの要素にファッション性を付与した。
左/舞妓になった娘を持つ父親が長年愛用しているのが、この傘だ。傘を杖代わりにする英国生まれだけあり、洗練されたフォルムが目を引く。開くとアーチが深く、機能性にも優れている。
パーカー「ソネット シルバー&ブラック フジェールGT」
学生時代の恋人との再会を仲介したのが「パーカー51」。それに近い現行モデルが「ソネット プレミアム シズレGT」だ。
以上、ワンダーカクテルに登場した名品たちを紹介した。コックスと共にわたせせいぞうが描く、「Preciousライフ」な物語をのぞいてみてはどうだろうか。最新ストーリも好評配信中なので合わせてチェックしていただきたい。
※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年冬号より
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- WRITING :
- 津島千佳