ダーツの起源は古く、1455年のバラ戦争時代に兵士によって考えられたのが始まりと言われています。およそ30年もの間繰り広げられた覇権戦争、きっと現場の兵士たちは暇だったんでしょうね。暇だから何かして遊ばない? そんな感じだったのでしょうか? 当時を知る人はいませんので想像の域を超えませんが、戦争中ヒマだったから生まれたのでは? と私は想像します。 ダーツの基本的なルールが作られたのは今からおよそ100年前、1920年頃になるようです。当初は相手より先に自分の持ち点、301点を0にするシンプルなゲームでした。点数ゲームで無意識のうちに競ってしまうのが夢中になる理由のひとつですね。 

知られざるソフトダーツの世界

ダーツマシンのシェア率が高いフェニックスダーツ

写真はダーツで盛り上がるハットトリック。中心のブルに矢を三本入れること。難しいと思われるがコツさえ掴めば一番簡単なのがハットトリックなのだ。

その後、大衆的なルールが作られたのは1980年に入ってからのこと。機械式(自動計算式)のダーツ台が投入されるようになってからは爆発的に競技人口が増えていきました。ダーツには2種類あり、ハードダーツ(ダーツの先がスチール製のダーツ)とソフトダーツ(ダーツの先がプラスチック製のダーツ)があり、現在の主流となっているのはソフトダーツ。安全面を考慮して増えていったそうです。ダーツのうんちくはこれぐらいにして、ダーツの必需品である、ダーツ(矢)について紹介しましょう。

かつてはフィルテイラーも所属していたユニコーンダーツ

私が使用しているのは英国老舗ブランド「ユニコーン」のダーツ。創業当時からハード専用のダーツボードを作っている会社で、いまも世界中のダーツボードを手がけている老舗中の老舗。世界一ダーツがうまい英国人フィル・テイラーがかつて使用していたダーツセッティングをイメージ。まずは道具からこだわるのがポイント。英国である!というのが最大の理由です。今では過去のものになっているようですが、ダーツをたしなむ者なら、誰でも憧れるダーツ界の神様なのです。

有名女子プロ選手愛用のダーツセット

現在は購入不可なピンクのフライト。

こちらは、馴染みのダーツバーの店員さんが使用しているダーツ。世界大会や日本国内での優勝実績があるトップ女子プロ松本恵さん、通称メグを意識したダーツセット。彼女のファンということですべてを同じにしているようです。本人いわく「一目惚れしました!」とのこと。

日本が世界に誇るジョーカードライバーのダーツ

ジョーカードライバーのバレル

日本で最高位モデルに位置するブランド「ジョーカードライバー」世界一値段が高いと言われているダーツで有名ですが、中にはウン100万と高額なものも存在します。匠の技術が集結したこのダーツは手触りがとにかくすごい!吸い付くように手に馴染む。他のダーツと比較しても輝きが格段に違います。

今回はダーツの触りについて紹介しました。ゲームなど詳しいことはまたの機会にお話させてください。

この記事の執筆者
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