人形町の東、こんな場所に服屋?という雑居ビルの2階に「Tango 245」は店を構える。店頭には買い付けたというより、店主が過去30年間にわたって満たしてきた物欲の産物がヴィンテージとなって並んでいる。

しかも、それらの商品が只者ではなく、ファッションに精通する者なら垂涎する名品だらけで、そこかしこに鎮座しているのだ。どれも安価で驚愕するが、店主は「飲み代になれば」と軽妙洒脱に語る。

名品の巣窟「Tango 245」

着道楽・遊び道楽のオーナーと過ごす至福のひととき

右/完全予約制の店内にはヴィキューナのコート、コノリーのブルゾン、良き時代の様々なシャツ、ボシュロム製のレイバンといったレアな逸品が驚くほど安価な値付けでところ狭しと並ぶ。左/最大の目玉はロシアンカーフ!驚きのトランクを筆頭にジョージ・クレバリーが手がけたシューズやベルトや財布などが頑張れば買える価格で提供される。
右/完全予約制の店内にはヴィキューナのコート、コノリーのブルゾン、良き時代のさまざまなシャツ、ボシュロム製のレイバンといったレアな逸品が驚くほど安価な値付けでところ狭しと並ぶ。左/最大の目玉はロシアンカーフ!驚きのトランクを筆頭にジョージ・クレバリーが手がけたシューズやベルトや財布などが頑張れば買える価格で提供されている。

この断捨離的な販売には、次の世代が服の面白さ、着る喜びを知るきっかけになれば、という想いが込められており、服に限らず、道楽の限りを尽くす店主との会話も底抜けに楽しい。

ちなみに来客者の平均滞在時間は2時間!自分は気づいたら3時間以上居座っていた。

問い合わせ先

※営業時間などの詳細は店舗HPなどでご確認ください。 

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious220年冬号より
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PHOTO :
鈴木慎平
WRITING :
谷中龍太郎