過疎化が進む地方の町を、パン屋の力で元気にするプロジェクト。2019年11月、鳥取にオープンした高級食パン専門店「もう言葉がでません」は、そんな「地方創生」の目的で生まれました。

「考えた人すごいわ」や「題名のないパン屋」など、その独特のセンスあふれるネーミングや店舗ロゴ、そして他では味わえない確かなおいしさの食パンで、日本全国に高級食パン専門店をプロデュースし、ヒットに導いてきた、ベーカリープロデューサーの岸本拓也氏のお店です。

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「ベーカリーお譲りしますプロジェクト」とは?

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「もう言葉がでません」店舗外観と、プロデュースした岸本拓也氏

「もう言葉がでません」は、岸本氏が代表を務めるジャパンベーカリーマーケティング初の自社直営店。

店を軌道に乗せたあとは、町を活性化させるという理念に共感してくれる地元企業、経営者が見つかり次第、店舗を譲るという「ベーカリーお譲りしますプロジェクト」を掲げていました。ベーカリー業界では前代未聞の、画期的なプロジェクトです。

そして、連日行列ができ、早くに食パンが完売してしまうほどの人気店となった「もう言葉がでません」は、オープンからわずか2か月で、正式譲渡が決定!

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葡萄屋のロゴ

今回、譲渡が決まったのは、1986年から鳥取市内でローソンやドトールコーヒー、リンガーハットといったコンビニ・飲食店を展開している「葡萄家」。地域に根差し、地域と共に成長してきた会社で、まさに「鳥取活性」にぴったり。岸本氏の掲げる理念に共感して、応募してきたのだそうです。

店舗は、2020年2月15日(土)に正式譲渡となります。特にお店自体が何か変わるというわけではないですが、この「ベーカリーお譲りしますプロジェクト」の第一弾が成功したことによって、今後ますますパン屋で地方を活性化させる動きが広がっていきそうですね。

2月14日(金)には限定チョコレート食パンのプレゼントも!

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「もう言葉がでません」の食パン(プレーン)

そして、地元の方にはうれしいお知らせ!

譲渡前日の2月14日(金)12:00から、今回の譲渡を記念し、日頃の感謝をこめてバレンタインのプレゼントがあるそうです。クーベルチュールチョコレートを生地に練り込んだ限定チョコレート食パン1斤を、先着300名に配布するそうですよ(ひとり1個限り)。

ふだんは販売していないこの日限りのチョコレート食パンを、ぜひゲットしてくださいね。


オープン当初、岸本氏はこの町おこしプロジェクトが鳥取で成功したら、島根での展開も考えていると話していました。これからも地方活性を意識したプロデュースを継続するという、ジャパンベーカリーマーケティングの展開から今後も目が離せません。

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