冬の茶色(ブラウン)ニットをメインにしたコーディネート実例をまとめました。

茶色ニットに合うアウターは? ワントーンコーデのコツは? など、茶色ニットを着こなすヒントを、雑誌『Precious』からピックアップしてお伝えします。定番の茶色ニットを、さらにおしゃれに活用しましょう。

【目次】

レディース冬のブラウンニットコーデ


【1】チョコブラウンニット×黒スカート

ニット(アストラット 新宿店〈アストラット〉)、スカート(ebure)、スカーフ・時計・レザーブレスレット・エナメルバングル・バッグ(エルメスジャポン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
ニット(アストラット 新宿店〈アストラット〉)、スカート(ebure)、スカーフ・時計・レザーブレスレット・エナメルバングル・バッグ(エルメスジャポン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

チョコブラウンが醸す上品なこなれ感は、カジュアルスタイルの更新にも効果的。たとえば、ファーのような風合いのニットと艶やかなレザーのスカートをワントーンにしても重く見えず、質感のメリハリがリッチな女らしさを演出。さらに襟元のスカーフやバングル、バッグ、靴…とネイビーをちりばめることで、着こなし全体に動きが生まれて。カフェでくつろぐ姿にいきいきとした個性が香ります。

【2】ダークブラウンニット×グレージュカーディガン×黒スカート

カーディガン(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(三喜商事〈ストラネス〉)、スカート(三喜商事〈ストラネス〉)、ペンダント・バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年
カーディガン(マックスマーラ ジャパン〈ウィークエンド マックスマーラ〉)、ニット(三喜商事〈ストラネス〉)、スカート(三喜商事〈ストラネス〉)、ペンダント・バングル・リング(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious10月号』小学館、2019年

ソフトな羊革のレザータイトスカートに、マットなフラノ生地のロングブーツを合わせた、レザーの質感MIXが楽しめるコーディネートです。ダークブラウンでシャープにまとめたインナーに、グレージュのロングカーディガンが自然体のこなれ感を与えて。

【3】ブラウン柄ニット×デニムパンツ

ニット・デニムパンツ(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年
ニット・デニムパンツ(セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious10月号』小学館、2019年

伝統的なフェアアイル柄のブラッシュドニットにデニムを合わせた、トラッドコーディネート。ブラウンをベースに、控えめな色使いのモチーフがシック。襟元部分はゆったりとしたオフタートルになっています。

【4】チェスナッツブラウンニット×ブラウンブラウス×ブラウンパンツ

ニット(ファーは取り外し可)・シャツ・パンツ・靴(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
ニット(ファーは取り外し可)・シャツ・パンツ・靴(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

まるでマントのように体を覆う、オーバーサイズのローゲージニットは、襟元にフォックスファーをあしらったラグジュアリーなデザイン。シックなチェスナッツブラウンに、シルバーラメを加えているので、動くたびにさりげなく輝きを放ちます。マットなパンツ、艶のあるシルクシャツ…と全身をブラウントーンに統一し、それぞれの微妙な質感の違いを楽しみたい。

ブラウンニットにアウターを重ねたコーデ


【1】チョコブラウンニット×ネイビーダウンベスト×ネイビーパンツ

ベスト(インテレプレ〈エンメティ〉)、ニット(ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア〈バトナー〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
ベスト(インテレプレ〈エンメティ〉)、ニット(ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア〈バトナー〉)、パンツ(チェルキ〈トモウミ オノ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ピアス(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

チョコブラウンの模様編みニットに、ネイビーのダウンベストとパンツ、スニーカーですっきりとした縦ラインを印象づけるカジュアルスタイル。斜めがけにしたセージグリーンのバッグで、女らしい抜け感も意識して。

【2】ブラウンニット×チェック柄コート×ピンクパンツ

ファビアナフィリッピのコート・パンツ・靴・ティラマーチのバッグ(アオイ)、ニット(スリードッツ青山店)、チョーカー(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
ファビアナフィリッピのコート・パンツ・靴・ティラマーチのバッグ(アオイ)、ニット(スリードッツ青山店)、チョーカー(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

ブラウンの濃淡×グレーの大きめチェック柄とシャギーな風合いが今らしいコートを、赤みのあるミルクチョコ色ニットに重ねて。上半身のボリュームが重く見えないように、軽やかなダスティピンクの足首見せパンツをコーディネート。

温かみのある色調で統一すれば、パンツが浮くことなく颯爽とした知的スタイルが完成。ニットの色に合わせたレザーのビッグバッグの上品な艶感が、着こなしの印象を引き締めるポイントです。

【3】ブラウンニット×アイスグレーコート×ブラウンスカート

コート(HAUNT代官山/ゲストリスト〈イネス&マーシャル〉)、ニット(エイトン 青山)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ネックレス・リング(ポメラートブティック 銀座店)、バッグ(モワナ メゾンGINZA SIX)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2020年
コート(HAUNT代官山/ゲストリスト〈イネス&マーシャル〉)、ニット(エイトン 青山)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ネックレス・リング(ポメラートブティック 銀座店)、バッグ(モワナ メゾンGINZA SIX)、靴(クリスチャン ルブタン ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious1月号』小学館、2020年

アイスグレーのムートンコートで、軽やかなラグジュアリー感を。寂しくなりがちなビターチョコ色のシンプルな着こなしを、アイスグレーのムートンコートでボリュームアップ。透明感のある華やぎが好印象の決め手に。

【4】ブラウンニット×黒ライダースジャケット×ブラウン柄スカート

ブルゾン(Theory luxe)、ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、スカート(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、イヤリング・ネックレス(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年
ブルゾン(Theory luxe)、ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、スカート(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、イヤリング・ネックレス(ポメラート・ジャパン〈ポメラート〉)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious2月号』小学館、2019年

ハンサムなスエードのレザーライダースを取り入れて、目指すのは辛口な女らしさ。エアリーなプリントスカートを楽しむ日こそ、ほんの少しハードなテイストのライダースブルゾンで、おしゃれの掛け算を。

【5】ブラウンニット×ブラウン柄ニットジレ×ブラウンスカート

ファー付きニットジレ(edit & co〈. edit &co. Cowichan〉)、タートルニット・スカート(アパルトモン 青山店〈アパルトモン〉)、ピアス・バングル(アガット)、ペンダント(プレインピープル丸の内〈レナール・ビジュー〉)、靴(ビルケンシュトック・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2019年
ファー付きニットジレ(edit & co〈. edit &co. Cowichan〉)、タートルニット・スカート(アパルトモン 青山店〈アパルトモン〉)、ピアス・バングル(アガット)、ペンダント(プレインピープル丸の内〈レナール・ビジュー〉)、靴(ビルケンシュトック・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious2月号』小学館、2019年

カナダを発祥の地とするカウチンニットは、朴訥な表面感とエスニックな柄が印象的。ローゲージのタートルネックニットとマキシスカートという全身を、シックなブラウンで統一すれば、余裕を感じさせる遊び着に。マキシスカートとの優雅なバランス感も見逃せません。

【6】ブラウンニット×イエローコート×ブラウンパンツ

コート(デザインワークス ドゥ・コート銀座店〈デザインワークス〉)、ニット・ストール(MOGA)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ピアス (アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ジャンニ キアリーニ 銀座店〈ジャンニ キアリーニ〉)靴(J.M.WESTON 青山店〈J.M.WESTON〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年
コート(デザインワークス ドゥ・コート銀座店〈デザインワークス〉)、ニット・ストール(MOGA)、パンツ(スローウエアジャパン〈インコテックス〉)、ピアス (アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(ジャンニ キアリーニ 銀座店〈ジャンニ キアリーニ〉)靴(J.M.WESTON 青山店〈J.M.WESTON〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious1月号』小学館、2019年

色づく木々のようなイエローと毛足の長いモヘアシャギーとが相まって、存在感を放つ一着。ビッグシルエットのきれい色コートは、中を茶のワントーンでまとめると今の気分に。

【7】ブラウンニット×ネイビーコート×ネイビーパンツ

コート(ロロ·ピアーナ銀座並木通り本店)・ニット・パンツ・マフラー・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/唐澤光也(RED POINT) BY:『Precious11月号』小学館、2018年
コート(ロロ·ピアーナ銀座並木通り本店)・ニット・パンツ・マフラー・バッグ・靴(ロロ・ピアーナ銀座並木通り本店) 撮影/唐澤光也(RED POINT) BY:『Precious11月号』小学館、2018年

カシミア・フリースのしっとりとしなやかなテクスチャーで、未体験の着心地! ノーブルなムードに満ちた、オーセンティックなパンツスタイルを、ハイクラスのミラノマダム風に着こなして。バケットバッグやストールで、旬のブラウンを差し色にした配色コーデを楽しんで。

【8】ダークブラウンニット×グレーカーディガン×グレーパンツ

カシミヤ×ラムファーのカーディガン・カシミヤのニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(TASAKI〈TASAKI〉)、時計(パテック フィリップ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年
カシミヤ×ラムファーのカーディガン・カシミヤのニット・パンツ(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス(TASAKI〈TASAKI〉)、時計(パテック フィリップ) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious11月号』小学館、2018年

極上素材を、こともなげに日常に着るのが大人のかっこよさ。ファーが味わい深い艶を添える、こくのある色味のグレージュカーディガンは、ざっくりとした編み方も含めて、とても今年らしいアイテムのひとつです。ブラウンは最近のトレンド色でもあるので、こげ茶のニットでよりシックな配色に。手元の美しいグレージュウォッチで、繊細なセンスを感じさせましょう。

【9】ブラウンニット×黒ジャケット×黒パンツ

ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、パンツ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、ジャケット(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ミラリ ジャパン〈プラダ〉)、ベルト・グローブ (ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴 (アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年
ニット(HAUNT代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)、パンツ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、ジャケット(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、サングラス(ミラリ ジャパン〈プラダ〉)、ベルト・グローブ (ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴 (アマン〈ペリーコ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious10月号』小学館、2018年

ダブルフェースのジャケットの内側と、ニットの色味をさりげなくリンク。レオパード柄の靴で、足元に大人の艶を! 

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