靴マニアたちの永遠の憧れ、「ロシアンレインディア」。ロシアンカーフとも呼ばれるこのトナカイ革は、1786年にイングランド南岸沖で沈没した船から発見されたものです。

200年の時を超えて沈没船からよみがえった、伝説のレザー

ロシアンカーフと呼ばれるレザー界の至宝

●生産国:イギリス ●生産年:18世紀(レザー) ●価格相場:ウォレットなら10万円~程度。「オールドハット」では12万円で販売している。 ●入手方法:東京では「イセタンメンズ」にて〝アンソニー クレバリー〟のロシアンレインディア製シューズを注文可能。 ●備考:1973年に引き揚げられたものが枯渇していたが、近年は再度引き揚げられたものが再流通している。比較的きれいなものが多いが昔と比べるとかなり高額だ。(石田真一氏私物)
●生産国:イギリス ●生産年:18世紀(レザー) ●価格相場:ウォレットなら10万円~程度。「オールドハット」では12万円で販売している。(私物)

そして1973年に初めて引き揚げられたその革を、最初に入手したのがジョージクレバリー。靴やトランクなどをつくっていましたが、現在は枯渇して入手困難になりました。昔はセールならトランクでも30万円くらいで購入できたので、いまだに買わなかったことを後悔しています。靴ははき口が裂けることが多いので、精神衛生上(笑)、手に入れるなら小物がおすすめですね。(談・石田真一) 

この記事の執筆者
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク