古着のコートというと土臭いイメージもあるが、そんなものばかりではない。現在では割に合わない手間暇をかけてつくられた「本当のラグジュアリー」を垣間見ることも多いのだ。
ウィンザー公御用達!時代を経ても古びない本物のラグジュアリー
アクアスキュータムのシルクコート
1930年代につくられたと思われる写真のコートは、その中でも群を抜く逸品。なんと言っても生地がシルク100%のギャバジン。しかも贅沢にも裏地にまで同じ生地を使った無双仕立てである!
軽さや暖かさといった機能面で秀でているのは無論、はおったときのドレープ感がダントツに美しいのだ。往時のロンドンを知るとある古老は、「シルクのコートを着ていると、ホテルでの扱いが断然違った」と教えてくれた。(文・山下英介)
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- MEN'S Precious編集部
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