高級ライターの世界的なブランドとして、数々のエポックメーキングを生んだエス・テー・デュポン。その蓄積された技術をいかし、フィールドのハードな環境下でも確実に着火できる、アウトドア向けに開発したライターが、2012年に誕生した「デフィ エクストリーム」だ。
風速40km/hの暴風雨の中でも火が消えることなく、雪山など極度に低温で、酸素の薄い高地などでも使えるタフな作りは衝撃的で、それまでのターボライターの常識を覆すことになった。その革新に満ちた性能と機能的なデザインは、エス・テー・デュポンの愛用者はもとより、ツールにこだわるクライマーやキャンパーにも受け入れられ、いつしか最強のアウトドアライターと称されるようになった。
2020年、この歴史的傑作がさらなる高みを目指す。「デフィ エクストリーム」をベースに、よりパーフェクトなパフォーマンスを追究して完成したのが、「デフィ ダブルエクストリーム」だ。
高度3500mでも安定着火!アウトドアを制するプレミアムライター
「デフィ ダブルエクストリーム」
炎がピラミッド型を形成するダブルトーチフレーム
最大の進化点は、ふたつの炎が美しいピラミッド型をかたどる“ダブルトーチフレーム”の採用である。この独自の形状が、フィールドの巨大な木々を揺らし、歩行にすら影響を及ぼす“風速フォース7”の強風にも耐え抜き、高度3500mの酸素濃度の低い高地でも安定した着火を実現。さらにプロパンを採用した専用ガスにより、45度から氷点下10度の幅広い気温条件での点火に対応している。
過酷な状況での使用を想定した設計も大きなポイントだ。グローブを着用したまま着火可能なサイドプッシュトリガーに加え、指の滑りを防ぎ、確実な操作をサポートするため、グリップやフレームアジャスターにはダイヤモンドヘッドパターンをデザイン。サイドにあるメモリ付きの透明なウィンドウによって、ガスの残量確認もできる。
さらに、人間工学を考慮した、しっかりとホールド可能なフォルムをもち、ギヨシェ彫刻が施されたビッグバンパーがライターを衝撃からガードする。登山やキャンプ経験があるならわかるが、フィールドではライターの用途が広く、出番も増えるものだ。道具として完璧に仕上げられた「デフィ ダブルエクストリーム」は何よりも頼もしい存在となる。
もちろん、タフになっても、極上の高級品をつくり続け、持つことの喜びを与えてくれる、エス・テー・デュポンの伝統は受け継がれている。
※価格はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- 安藤政弘 ライター