ことさら本を愛して止まないのは、実は売り場で常に動向をチェックし、さまざまなジャンルの本に触れている書店員さん。その確かな目利きで、2019年に最も心をつかまれた本を厳選して、Precious読者のための一冊を発表していただきました!

今回は、「三省堂書店 神保町本店」文芸書・文庫担当、竹田桃香さんが推薦する、『ナポリの物語4 失われた女の子』をご紹介します。

往復ビンタのような言葉の応酬にめまいがするほど!

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『ナポリの物語4 失われた女の子』(シリーズ全4巻) 著=エレナ・フェッランテ 訳=飯田亮介早川書房 ¥3,000

「人生や仕事に一喜一憂するふたりに女性なら共感すること必至です。夫の女性関係に悩むエレナ、夢と現実の両立に苦しむリラ、それでも血反吐を吐く思いで戦い続けるふたり。その姿は決して美しいものではないけれど、あまりの力強さに輝いて見えます。ふたりの人生にシンクロする部分を感じながら、全4巻を読破してほしいです」(竹田さん)

『ナポリの物語4 失われた女の子』(シリーズ全4巻)著=エレナ・フェッランテ、訳=飯田亮介

本好きでまじめなエレナと、天才的頭脳の持ち主で反抗的なリラ。対照的なふたりの成長と友情を、少女時代から大人になるまで濃密に描いた世界的ベストセラー小説のシリーズ最終章。

※本記事は2020年2月7日時点での情報です。

※掲載した商品は税抜です。

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EDIT&WRITING :
樋口 澪・宮田典子・剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(Precious)
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