ネイビーといえば、セレクトショップのシップスだ。それは何でかって?だってシップスを表すコーポレートカラーは「ネイビー」だから。そんなシップスに頼れば、ネイビージャケットだけでなく、それを活かした様々なコーディネートが楽しめるというものだ。という勝手な意見のもと、シップスだけで揃えられる、ネイビージャケットを少し深堀りしてみることにした。

定番ネイビージャケットをさらにお洒落に着こなす方法!

今季シップスでネイビージャケットを買うならこの3つ!

左からジャケット¥63,000〈フガート〉・¥59,000〈シップス〉・¥48,000〈マルセル ラサンス〉(シップス 銀座店)
左からジャケット¥63,000〈フガート〉・¥59,000〈シップス〉・¥48,000〈マルセル ラサンス〉/以上、シップス 銀座店

(左)ブランドのアイコンである、てんとう虫のピンが付属する〈フガート〉は、コットンとリネンを混紡した春らしい正統派ジャケット。凹凸のある生地感のため無地でも味わいのある表情を楽しめる一着である。

(中)イタリアの高級服地メーカー「デルフィノ」の新定番生地Aria3.1を使用したジャケット。従来の春夏生地の3.1倍の通気性を誇り、ウール45%・リネン45%・シルク10%を混紡したシャリ感のある生地が心地よい。

(右)ウール100%ながらもナチュラルストレッッチ、アンコン仕立ての軽やかな着心地の〈マルセル ラサンス〉は、ダブルジャケットが持つ重厚感をほどよく脱力させた柔らかさと、着込んだような色褪せたネイビーの風合いが秀逸。

カジュアルな着こなしには、鮮やかなカラーリングを足す!

ジャケット¥59,000〈シップス〉・ニット¥14,000〈アラン ペイン〉・パンツ¥34,000〈PT01〉・スカーフ¥12,700〈ニッキー〉・スニーカー¥17,200〈ピエーヴェ〉
ジャケット¥59,000〈シップス〉・ニット¥14,000〈アラン ペイン〉・パンツ¥34,000〈PT01〉・スカーフ¥12,700〈ニッキー〉・スニーカー¥17,200〈ピエーヴェ〉/以上、シップス 銀座店

ジャケットの格子柄の色を拾ったピンクは2020年のトレンドカラーのひとつ。爽やかなピンクのカラーを引き立たせるため、上半身はジャケットと同トーンのニットを合わせシンプルに。春らしい軽やかなカジュアルスタイルには、やわらかさと品の良さを両立させたスエードスニーカーを合わせて、大人らしくまとめよう。

小物使いでドレススタイルを巧みに着崩す!

ジャケット¥63,000〈フガート〉・シャツ¥31,000〈バグッタ〉・パンツ¥40,000〈PT01〉・チーフ¥6,800〈ニッキー〉・帽子¥5,900〈グリッロ フォー シップス〉・靴¥34,000〈イル モカシーノ〉(シップス 銀座店)
ジャケット¥63,000〈フガート〉・シャツ¥31,000〈バグッタ〉・パンツ¥40,000〈PT01〉・チーフ¥6,800〈ニッキー〉・帽子¥5,900〈グリッロ フォー シップス〉・靴¥34,000〈イル モカシーノ〉/以上、シップス 銀座店

いつものジャケパンスタイルも、合わせるシャツや小物を変えることで着崩しが可能だ。幅の太いストライプが目をひくシャツは、あえて襟をジャケットの外に出すことで存在感を。ハットはナチュラルカラーだとクラシックになりすぎてしまうので、同じネイビーを選択。同トーンで落ち着かせることでモダンに着こなせる。

ビジネスじゃなくたって、たまにはネクタイを締めるのもあり!

ジャケット¥48,000〈マルセル ラサンス〉・シャツ¥22,700〈ギ ローバー〉・パンツ¥39,000〈インコテックス〉・タイ¥16,300〈ステファノビジ〉・靴¥68,000〈エデン ミラノ × シップス〉/以上、シップス 銀座店

ビジネスシーンに関わらず、ネクタイを身につける習慣を持っておくのも嗜みのひとつ。とはいえ、カジュアルシーンを想定したタイドアップスタイルは遊び心を持たせて、いつものネクタイは避けよう。薄いベージュのネクタイは、ジャケットのネイビーカラーとのコントラストがはっきりとし、暑苦しさを感じさせない色のひとつ。チーフはあえて挿さず、足元にタッセルスリッポンなどを合わせて軽快感を演出することで、ビジネスライクにならないことが重要だ。

ネイビージャケットひとつとっても、振り幅の広いコーディネートがこれだけできることがお分りいただけただろうか。定番アイテムだからこそ、アイテム次第でいかようにもコーディネートができるのである。パターン化してしまった方は、ぜひ参考にして、ネイビージャケットの新たな一面に触れてみていただきたい。

※価格はすべて税抜きです。

問い合わせ先

シップス 銀座店

TEL:03-3564-5547

この記事の執筆者
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊