世界的に、旅のトレンドが「体験型」へ移行中なこと、肌で感じますよね。代表的な場所を見て、泊まって、食べて…という決まりきった受け身のスタイルよりも、SNSで情報を得て、より自分に合った深い体験を求める人が増えています。近年人気のクルーズ船の旅も、例外ではありません。ここでは、ノルウェージャンクルーズラインから新しく発表され、船上で人気ワイン生産者やエキスパートと交流したり、学べるプランをご紹介。そうそうたるメンバーと直接触れ合える貴重な体験は、ワイン好きの関心を集めそうです。
ワイン好きにはたまらない、有名生産者やエキスパートとの交流!
50年の歴史を持つノルウェージャンクルーズラインから先日発表されたプラン「2017/18ミート・ザ・ワインメーカー・クルーズ」は、特定のクルーズ船上で、有名ワイン生産者やエキスパートと親しく交流できるできるというもの。
船上でのQ&Aセッションは、ワイン生産者やエキスパートに質問することができるフォーラム形式。終わった後は、ワインメーカーがセレクトした銘柄や船のワインリストにあるワインを買うことができる交流会。エキスパートの手から直接購入し、ボトルにサインをもらうこともできます。このフォーラムと交流会は、このクルーズ船に乗るすべてのゲストが無料で参加可能です。
より深いワイン体験を求める人には、船上の本格ワインバーにて、専門家を講師とした、対話型実践ワインテイスティングとセミナー($19.95/人)を実施。さらにグルメも楽しみたい人には、業界エキスパート主催によるワインペアリングディナー($59.95/人)も用意されています。
船上ワイン交流をライトに楽しみたい人から、本格的に学びたい人、また食事とのマリアージュを楽しみたい人まで、さまざまなニーズに応えてくれるノルウェージャンクルーズライン「2017/18ミート・ザ・ワインメーカー・クルーズ」は以下のスケジュールで実施されます。
■2017年9月22日(金)… ノルウェージャン ドーン: マイケル・モンダヴィ。マイケル・モンダヴィ ファミリーエステート設立者、フォリオ・ファインワイン、「ザ・セラーズ マイケル・モンダヴィ ファミリー ワインバー」共同設立者。ナパバレーでトップクラスのワイナリーファミリーの3代目です。
■2017年10月28日(土)…ノルウェージャン エスケープ: サルヴァトーレ・フェラガモ。イタリアの有名ファッションブランドの後継者(創業者の祖父と同名。父親はフェルッチオ・フェラガモ)で、トスカーナのワイナリー「イル・ボッロ」を所有。1993年に美しいイル・ボッロ・エステートを買収。ファミリーのものとなった畑のブドウを植えなおし1999年からトスカーナワインとして販売しています。
■2017年11月4日(土)…ノルウェージャン エスケープ: ビル・ホワイティング。バンフィ・ヴィントナーズのワイン教育ディレクター。バンフィ・ヴィントナーズ設立者ジョン・F・マリアーニの孫で、トスカーナのブルネッロ地区に1919年開設され数々の受賞歴に輝くワイナリー、カステッロ・バンフィの伝統を守っています。
■2017年12月2日(土)…ノルウェージャン エスケープ: アーロン・サンチェス。テレビで活躍するシェフ。ジェームス・ビアード賞受賞。テラサス・デ・ロス・アンデス・ワインの公認アンバサダー兼広報担当。現代ラテン料理界を代表する世界的に有名なシェフです。
■2018年2月17日(土)ノルウェージャン エスケープ: ジェラール・ベルトラン。ラングドック=ルシヨンの有名ワイン生産者。ワイン生産者のなかでも伝説的なエキスパートとして知られ、20年のキャリアの間にはさまざまな受賞歴を誇ります。
ノルウェージャンクルーズラインの2018年夏プラン発表
クルーズ業界のイノベーター的存在として、魅力的なプランを発表し続けるノルウェージャンクルーズライン。2018年夏の運航スケジュールも発表になりました。
新企画としては、ノルウェージャン サンがポートカナヴェラルに拠点を移して、4日間のハバナ、キューバ、キーウェストへのクルーズと、3日間のバハマへのクルーズを、いずれもオールインクルーシブで運行すること。決まった料金に乗船も宿泊も食事も、基本的なものがすべて含まれているオールインクルーシブでのプランも今のトレンド。飲食したり、アクテビティーを楽しんだり、気づいたら料金がかさんでしまった、なんていうこともなく、安心して定額で思いっきり楽しめるのは、明朗会計が好まれる現代ならではのスタイルです。
また、人気のアラスカの旅に、定員2376名の大型船ノルウェージャン ジュエルの運航も決定。ノルウェージャン ジュエルの中でも人気の3ベッドルーム ガーデンヴィラは、湯船やプライベートサンデッキが供えられています。快適でラグジュアリーな客室で過ごしながら、アラスカの大自然を巡ることができる、まさにラグジュアリー体験といえます。
船上での食事やアクテビティを楽しみながら、乗り換えなど気にせずに目的地を巡ることができるクルーズの旅。カジュアルなものからラグジュアリーなものまで、欧米ではポピュラーな旅の選択肢のひとつです。昨今は日本でも注目が高まっていますが、「働き方改革」に伴い、休暇の取り方を見直す企業が増えてくると、その特別な体験に人気が高まりそうです。
問い合わせ先
- ノルウェージャーズンクルーズ TEL:03-4580-1504 (日本事務所)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 安念美和子