ニットを主役にしたレディースの春コーデ特集企画です。30・40代の大人女性のためのニットコーデを、雑誌『Precious』からたっぷりご紹介します。
黒ニットやピンクニットなど、人気カラーのニットの取り入れ方や、ニットカーディガンやスカート、アウターとの合わせ方などを参考に、春のニットコーデをお楽しみください。
【目次】
レディース春のニット&ニットカーディガンコーデ
【1】ネイビーニット×ネイビーカーディガン×ベージュツイードスカート
ハイゲージのノースリーブニットとカーディガンのネイビーアンサンブルは、春夏ワードローブの活躍アイテム。ネイビーの糸が使われたミックスツイードスカートで、バッグや靴との色味をつなげて。ネイビーを活かした、クラシカルな上品コンサバスタイルのできあがりです。
【2】ネイビーネット×白パンツ
リブ編みの生地をバイアスにとって組み合わせたニットプルオーバーは、スポーティな表情を携えたボトルネックデザイン。きれいめのセミワイドパンツを合わせて、きちんと感を意識した着こなしは、ネイビー×ホワイトのさわやかな清潔感が引き立ち、好印象のマリンルックに。
【3】ブラウンニット×ブラウンパンツ
極上シルクのニットをセットアップで楽しむ、新たなスタイルが穏やかな気品を漂わせて。ニットはロロ・ピアーナが開発したサステナブルシルクを用いたもの。極上の素材を引き立てるように、白のスニーカーや白のトートバッグでクリーンに決めれば、弾ける笑顔がさらに輝く。のっぺりしないよう、インパクトのあるジュエリーで立体感を出して。
【4】ベージュニット×グレーパンツ
ベージュニット×グレーパンツの上品なワントーン配色に、バッグの艶と構築的なフォルムが立体感をつくり、着こなしにクールなかっこよさが生まれて。イエロートーンで表現された、ホワイトゴールド製ジュエリーで輝きを添えて。
【5】アーガイル柄ニット×ライトベージュジャケット×白パンツ
モカベージュ×白×ペールブルーのアーガイルニットは、ベーシックを知り尽くした大人の遊び心を感じさせる選択。グラフィカルな色彩美が、ライトベージュのジャケット+白のパンツの端正スタイルを、表情豊かに輝かせて。
【6】ベージュニット×白カットソー×ベージュパンツ
ベージュのニットに白カットソー、イージーパンツを合わせた、高級感のあリラックススタイル。スエードに異素材を組み合わせたスニーカーは、ブルネロ クチネリのアイコニックな意匠である、極小ボールチェーンの硬質な煌きが調和して、スポーティでありながらも、落ち着いたムード満点に。イタリア語でスエットを指す「フェルパ」生地を使った、ロールアップのイージーパンツも、快適ながらすっきり見せに貢献。
【7】ミントニット×ベージュトレンチコート×ライトブルーデニムパンツ
ミントニット×ブルーデニムのさわやかさを、ベージュトレンチがシックにまとめるドライブカジュアル。チョコ茶の小物とミントのニットが元気な印象を振りまいて。
【8】ベージュニット×ベージュカーディガン×白スカート
縦ラインを強調しつつ、体にしなやかにフィットするリブニットのアンサンブルは、肌に心地よいコットン100%。大人っぽいサンドベージュに、カーキ色の大きめボタンが小粋なアクセントに。さっと肩がけして、大人の余裕で着こなしたい。
【9】ダークグレーニット×ベージュブルゾン×ブルーパンツ
ジョン スメドレーの薄手の上質なリブニットに、シャンブレーの光沢感のあるタックパンツ&スポーティなブルゾンを合わせた、遊び心たっぷりの休日スタイル。ブルゾンは定番スタイルの外しに有効。シャンパンベージュのブルゾンが、グレー系スタイルをこなれた雰囲気に昇華してくれます。
【10】ライトベージュニット×ライトベージュカーディガン×ベージュスカート
この時季、心惹かれる明るいベージュ系コーディネートを、ハイウエストのソフトAラインスカートで今っぽく。スカートのシルクサテンとリブニットの素材コントラストが、互いの魅力を引き立て合って。ロジェ・ヴィヴィエとマノロ ブラニクの白のレザー小物も、清楚な雰囲気づくりに一役買っています。
【11】キャメルニット×白パンツ
クリーミー配色のニットとパンツに白のスニーカーを合わせて、リッチなカジュアルスタイルに。エンボスロゴの大きめ『バゲット』バッグで上品な遊び心を演出。
【12】グレージュニット×ベージュトレンチコート×オレンジパンツ
スローンの風合いが美しいニットにトレンチコートを肩掛けし、ビタミンオレンジのパンツでまとめた茶~オレンジ系のグラデーションコーディネート。胸元に巻いた小ぶりのスカーフが小粋な雰囲気。シルキーな光沢仕上げを施した、きれいめな印象のカーフレザーのバッグは、トラッドテイストの着こなしとも好相性です。
【13】イエローニット×ブラウンパンツ
濃厚なブラウンのパンツには、彩度の高いイエローのニットを合わせて、楽しげな着こなしに。さらりとした質感のニットは、大胆にあしらわれた、波打つようなフリルがアクセント。美しい配色を完成させるには、小物合わせも重要と心得て、バッグと靴はブラウンの濃淡で統一しましょう。
【14】ミントニット×ベージュジャケット×ミントパンツ
このコーディネートの最大のポイントは色使い。たとえば、トップスだけグレーやベージュにすると、インパクトは半減。ワントーンでそろえるところが重要な鍵に。また、デザインはベーシックなものにすることで、仕事中も邪魔にならず、動きやすいという利点も。簡単に洗練度アップできる「色合わせ」は、マスターしておくと着こなしに幅が出ます。
【15】白ニット×白カーディガン×ベージュ柄スカート
艶めく柄スカートは、いかに抜け感を加えるかが洗練の決め手。スエードローファーで辛口に。
【16】白ニット×ブラウンブルゾン×ブラウンパンツ
ノーカラーのレザーブルゾンに、センタープレスのワイドパンツと首の詰まったコンパクトなニットを合わせた、ブラウン主体のパンツコーディネート。ニュアンスカラーのスニーカーを合わせて、カジュアルながらシックな雰囲気に。
【17】白ニット×ベージュロングジレ×ベージュパンツ
端正なスーツだけでは飽き足りない、「ジレ×パンツ」という、大人の女性らしい進化形セットアップ。ひと目で上質とわかる光沢と風合いを備えたこのセットアップに合わせるのは、アウターインや一枚で、長い期間愛用できるクルーネックの長そでニット。大ぶりな時計とジュエリーを効かせて、印象的な装いに。
【18】グレーニット×白パンツ
白スニーカーを履きたい日は、清潔感あふれるベーシックカラー方向に仕上げると、コーディネートしやすいもの。選んだのは、心地よく足を包むメッシュ&レザーの白スニーカー。ソールのかかとに適度な厚みがあり、ワイドパンツとのバランスも良好です。明るいネイビーを差し色にした、好感度の高い着こなしは、休日だけでなく、職種によってはオンタイムにも通用する、知性ときちんと感を備えています。
【19】黒ニット×黒カーディガン×ミントパンツ
ジャクリーン・ケネディをイメージし、きれい色の細身パンツをキーアイテムにしたツインニットとの組み合わせ。遠目からでも印象的な色だからこそ、シックな黒と合わせてクラシカルにまとめるのが大人流です。
ニットに合わせたい春のスカートコーデ
【1】白ニット×カーキジャケット×ライトブルースカート
華やかさ、きちんと感、心地よさ、の条件を網羅するジャケット&スカートスタイル。ストライプ風に立体的に編んだニットのフレアスカートには、トップスにベルテッドジャケットを合わせて、活動的ながらもキリッとした印象を演出。出張先で到着後すぐに会議、というときも重宝しそう。
【2】ベージュニット×ネイビープリーツスカート
ハリのあるコットン混生地にアコーディオンプリーツを施して、エアリーな量感を出したネイビースカートが主役のスタイリング。プリーツスカートの軽やかさを着こなし全体でキープするべく、合わせたニットも素材を薄手のカシミヤシルク、色をペールベージュに仕上げるのが、着こなしの成功の秘訣。
【3】ネイビーニット×ネイビープリーツスカート
スカートスタイルを凛々しくノーブルに見せる、端正なオールネイビー・コーディネート。ボックスプリーツの上に、さらに細やかなプリーツを施したスカートは、動きに合わせて流れるようなドレープを生み出す様が実にエレガント。シルクのバックサテン生地のマットな艶が、ネイビーをみずみずしく見せます。パールの優しげな光沢と共鳴して、控えめな華やかさに満ちて。
【4】イエローニット×イエロースカート
通称「ニットアップ」とも呼ばれる、上下をニットでそろえるセットアップは、ニッティングならではのリラックス感が漂い、優し気な印象に導いてくれます。こちらは、ニットブランド「モリ」の、立体的な編み地に心躍るセットアップに、キャメルのバッグやフラット靴を合わせて、小粋な印象に導いたスタイリング。ニットのセットアップも、ミモレ丈のスカートなら、大人も上品に楽しめます。
【5】白ニット×白ラップ風スカート
トラッド回帰の潮流を受けて、ゴールドボタンのあしらいが今また新鮮。端正な雰囲気はそのままに、旬を加えるなら、ゴールドボタンのスカートでさりげなく。ニュートラを彷彿とさせるスカートは、ラップ風のデザインやアシメトリーなシルエットに、グッチらしい遊び心が。時代の先端を走りつつ、王道も知るブランドならではの感性が、スカート一枚に凝縮。あえて色を差さずに、黒スカーフやアリゲーターのバッグで、モノトーンならではの洗練感を楽しみたい。
【6】ブラウンニット×グラデーションプリーツスカート
トレンド性の高い、デザインスカートならば、ニットとのワンツースタイルでも、おしゃれな印象に。プリーツスカートのウエスト部分に明るいトーンを施すことで、重心を上げ、スタイルをよく見せる効果も。フェミニンなロング丈スカートと相性のいい、レザースニーカーを合わせて軽やかな足元に仕上げましょう。
【7】ベージュニット×ブラウンラップ風スカート
ベーシックな色を掛け合わせて、洗練されたコーディネートに。しっとりと肌になじむシルク混のニットとコットンのスカートで、どんなシーンでも映える好感度の高い着こなしを。ミモレ丈のスカートは、ラップ風のデザインや、巧みにあしらわれたギャザー&タックが、旬のエッセンスをもたらします。仕上げにクリーンな白のバッグを合わせることで、アースカラーの着こなしにメリハリが生まれて。
【8】ネイビーニット×ネイビーボックスプリーツスカート
コンパクトなリブの半袖ニットとボックスプリーツのスカートで、上品なフェミニンを目指して。マロンカラーの小物を合わせることで、ネイビーの着こなしに奥行きが生まれます。シルバーの『ボーン カフ』バングルで、辛口なアクセントを。
【9】グレーニット×シルバースカート
モダンなスカートに、靴でさらなる輝きをトッピング。こうして光沢感をちりばめることで着こなしにリズムが生まれる。ワントーンのコーディネートは、素材や色でメリハリを効かせて。
【10】グレーニット×グレースカート
グレーの色味もさることながら、シルエットの美しさも秀逸なレザースニーカーなら、洗練度抜群! 話題のレストランを訪れる休日にも活躍すること間違いなし。
ニットに合わせたい春のアウターコーデ
【1】白ニット×白ラップコート×ライトグレーパンツ
カーディガンのように軽やかに着こなしたい、ダブルフェースのラップコート。全身をクリーミーなグラデーションで優しい印象に。
【2】白ニット×ベージュトレンチコート×白パンツ
澄んだ洗練が香るベージュ×白の配色で、カジュアルスタイルにクラス感を加えて。前を開けても端正なトレンチコートに、白でまとめたトップス+程よいゆとりのあるパンツのⅠラインで、抜け感をプラス。
【3】白ニット×ベージュロングジレ×イエローパンツ
ソフトな風合いのコットンサテンのジレは、トレンチコートをベースに仕立てられたもの。ウエストマークすればキリリとした印象。ボタンを開けて小粋にはおるのもおしゃれ。合わせるのは、ベージュトレンチと相性のいい、イエローのパンツで溌溂と。ブラウン小物がこなれた印象へと導く鍵に。
【4】白ニット×黒ロングジレ×グレーパンツ
気軽にはおれて、なおかつモードな雰囲気が楽しめると、ファッション賢者の間で人気なのが、ロング丈のジレ。引き締め効果の高い黒のダブルフェースのジレに、グレンチェックのパンツを合わせて、大人のスポーティ・スタイルに。白のハイテクスニーカーがあれば、ONスタイルも生き生きとした表情に。
【5】白ニット×白コート×ブルーパンツ
高密度のシルクヤーンとウールクレープで織り上げたきれい色パンツは、独特のハリ感が特徴。爽やかなブルーはオンタイムから週末まで活躍。そのパンツにシンプルなニットを合わせ、オフホワイトのコートをはおり、ミラノマダムのように颯爽と。極細のカシミヤ、オンリー・ダブルを使用した風に揺れるすそが、リッチな印象を演出。
【6】イエローニット×ベージュコート×ベージュパンツ
さらりとしたコットンが春の陽気なムードにマッチする、エアリーなオーバーサイズコートを主役に。Aラインのシルエットやベルスリーブで、肩ひじ張らずにおしゃれが楽しめます。発色のいいイエローのワイドリブニットを選んで顔周りを明るく。ドローストリングのパンツもコートと同色に。ベージュ×イエローでつくるはちみつ配色で、好感度の高い春の装いを目指して。
【7】白ニット×グレーロングジャケット×ネイビーパンツ
グレンチェックのロングジャケットに、オフ白のタートルネックニットを合わせ、バッグにだけ色を添えた着こなし。マリンパンツ×白スニーカーというシンプルなカジュアルに、マニッシュなコートで知的な味付けを。
【8】ライトグレーニット×ベージュテントラインジャケット×グレースカート
ゴールドベージュのテントラインジャケットから着想し、日差しに映える明るいカラートーンでまとめて。ライトグレーのニットから靴に向かって自然に濃くなるグレーグラデーションで、Ⅰラインを構築。さらにパールネックレスと白のバッグで、全体の印象を品よくトーンアップ。やわらかな色調のなかに、リッチな陰影が生まれて、印象的な品格スタイルに。
【9】イエローニット×ベージュジャケット×白スカート
ライトなトーンでまとめたベージュ×白にイエローを加えた「トリコロール配色」は、パッと花が開いたような幸福オーラでだれからも愛される着こなしを演出。なかでも明るく澄んだイエローは、肌色が冴え、ヘルシーな女らしさを表現してくれる美人効果も見逃せません。
洗練ポイントは、大人の女性らしいベージュ×白の知的シンプルな着こなしから浮かない分量感。あくまで自然に、印象を春モードに導くスパイス使いをマスターしましょう! ニットの襟元やそで口、すそに、ベージュや白、ブラウン、ブラックのラインをちりばめたデザインが新鮮。ジャケットオフしたときに、装いから浮かない決め手にも。
【10】白ニット×ベージュロングコート×グリーンパンツ
グリーンのパンツで、洗練された身のこなしが遠目にも映える女性に。ゆったりとした一枚仕立てのキャメルベージュのロングコートを、クリーンな白のコンパクトニットで春らしくブライトアップ! はっと目を引くグリーンの足首見せパンツの腰位置を、さりげなく高く見せつつ、軽快なバランスを演出する効果も必見。
歩くたびに躍動するコートからきれい色のパンツが見え隠れして、いきいきとしたバランス美人を印象づけて。
黒ニットを使った春コーデ
【1】黒ニット×ベージュトレンチコート×黒レーススカート
ブラック配色&Iラインシルエットでつくる、かっこよくて女らしいトレンチスタイル。トレンチには美しい落ち感のあるウールギャバジンが使われているため、ストームシールドにもドレープが生まれ、後ろ姿もエレガントに。裏地なしで、全体的にゆとりをもたせた軽やかなつくりなので、肩がけしても様になる雰囲気です。
【2】黒ニット×ベージュショートトレンチコート×黒スカート
マニッシュなトレンチならではのディテールが際立ち、はおるだけで様になるとジャケット代わりに人気のショート丈。着こなしのパターンが豊富なのも魅力のひとつ。こちらも日本限定でライナーはスター柄。シックなサーブル色なので、INを黒でタイトにまとめ、流行の赤を効かせれば、振り向きたくなるほどのかっこよさ。
【3】黒ニット×白パンツ
一見、シンプルなTシャツ風半そでニット。よく見るとポロシャツに多く使われる鹿の子風の編地に、襟元とそで口にラインを配したスポーツテイストが新鮮。白×モカブラウン×黒のシック配色を生かし、フレッシュな白パンツと合わせれば、品格ある大人カジュアルが完成します。
【4】黒ニット×白チュールスカート
やわらかなグレーの陰影を宿しながら、軽やかに躍動するロング丈のチュールスカート。黒のハイネックトップスに合わせて、着る人の個性をいきいきと物語る、シック&シンプルを楽しんで。
【5】黒ニット×黒スカート
やわらかなシフォン風のプリーツスカートを盛り上げる、シンプルに徹して薄手のタートルニットを合わせて。首元にはジュエリーでなくスカーフをさりげなく巻いて、バッグはエレガントなキャメルでメリハリをつけるのがポイント。
ニットを合わせたレディース春コーデ集。30・40代の大人女性のためのニットコーデを、雑誌『Precious』からたっぷりご紹介します。黒ニットやピンクニットなど、人気カラーのニットの取り入れ方や、ニットカーディガンやスカート、アウターとの合わせ方などを参考に、春のニットコーデをお楽しみください。
【6】黒ニット×黒ブルゾン×白スカート
レザーブルゾンに、透け感のあるリブニット、ハリのあるコットン素材のスカート…と、定番のモノトーンも素材にこだわることで、立体感を出したスタイリング。フレッシュな印象のために、鮮やか色のバッグを加えて。
【7】黒ニット×グレーツイートスカート
L字のクロージャーをツイストして、Vと重なったときにオープンできる、楽しい仕掛けで評判のバッグ『ツイスト』。清新な白のエピ・レザーやブルーのレザーが編み込まれたチェーンハンドル、赤いショルダーストラップと、細部にいたるまでオリジナリティーが満ちて。黒タートル×グレーのタイトスカートというのシンプルな装いの、絶好のアクセントになってくれます。
【8】黒ニット×ピンクパンツ
きれい色はトップスよりも、顔周りから離れたボトムスで取り入れるほうが簡単。しかもきちんとした印象がもち味の「スティックパンツ」なら、いつもはシックな色合わせを好む大人の女性も抵抗なく挑戦できそう。
それでも鮮やかな発色に戸惑うならば、サーモンピンクやマスタードイエローなど肌なじみのいい色を選択しましょう。さらにその色に小物もリンクさせて、全体になじませつつ、きれい色の分量を増やしていくのが、こなれて見せるテクニック。
最後に、着こなしのどこかに、引き締め色を加えることも忘れずに! スティックパンツはシワになりにくい薄手のポリエステル・ストレッチ素材。フロントは普通のジップ仕様。サイドから後ろ側にかけては、黒いゴムが施され、きちんと見えつつ、はき心地はリラックス。
ピンクニットを使った春コーデ
【1】ピンクニット×ベージュジャケット×白パンツ
ストーンベージュのジャージージャケットと、白のパンツのきちんと感のある着こなしに、ダークピンクのニットで春らしさをトッピング。シックな色調ながらもコントラストが強い配色を品よくまとめるために、これら3色を含んだ多色使いのプリントスカーフをふんわり結んで。顔周りにやわらかなニュアンスが生まれて、知的な印象のなかに、たおやかさの香る着こなしに。
【2】ピンクニット×ベージュジャケット×ピンクパンツ
ドライなベージュ×切れのいい白で仕上げたスタイリッシュな着こなしに、大人の女性らしいエレガンスの奥行きを感じさせるのが、ピンクという「効かせ色」です。とはいえ、甘さが際立っては気恥ずかしいから…。1色を効かせるのではなく、ピンクのトーンを微妙にずらしながら、やわらかなニュアンスを取り入れるのが、こなれ感のポイントです。
ベージュになじむスモーキーなピンクをていねいに重ねて、媚のない色香のある着こなしを表現して。キャメルベージュをスモーキーピンクの濃淡で、表情豊かに。ニットは明るい肌映え、パンツは引き締め効果を意識し、中間トーンのストールでなじませて。
【3】ピンクニット×ピンクカーディガン×ライトベージュパンツ
鮮やかなピンクのツインニットとベージュパンツを合わせ、颯爽とオフィスへ。今季注目のハイトーンベージュの9分丈テーパードパンツは、美脚パンツを原点とするペセリコのもの。適度なストレッチ性や後ろウエストを部分的にリブバンドにしたデザインなど、美しいレッグラインとともに着やすさも追求。
春らしいピンクニットはパステル調の色味を選ぶと、ハイトーンベージュになじんで、着こなしに統一感が生まれます。
【4】ピンクニット×ベージュコート×ピンクパンツ
大人が選ぶべきピンクは、ベージュに溶け込む淡いパウダートーン。遠目から見るとワントーンにも見える、繊細な色使いは洗練された着こなしへと導いて。グレージュのバッグや時計で品を備えながらも、スカーフや靴で白をちりばめることで、すっきりと春らしい着こなしが完成します。