14年間で合計56か国・240人の女性起業家をさまざまな角度から支援
「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」は、ラグジュアリーメゾンのカルティエ(Cartier)と、世界有数かつ最大規模の経営大学院のひとつであるINSEAD(インシアード)により、2006年に設立されました。
女性起業家たちの貢献に光を当て、その可能性が最大限に発揮されるようサポートすることを目的とし、ビジネスの発展とリーダーシップスキルの促進に必要な、経済的、社会的、人的支援を行うものです。
対象となるのは、国や分野を問わず、女性が主導あるいは所有するビジネスです。また、国連のSDGs(持続可能な開発目標)に定義される「持続可能な社会的・環境的インパクトを与えること」を目的としたビジネスであることが条件となります。
発足以来、合計56か国、240人の有望な女性起業家を認知し、そのビジネスを支援してきた「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」。2020年度は162か国、1200人の応募者の中から、7つの地域の上位3つのビジネスを主導する21名のファイナリストが選出されました。
各地域から1名ずつ選ばれる、計7名の受賞者には賞金10万ドルが、そして残り14名のファイナリスト(2位と3位の入賞者)には賞金3万ドルがそれぞれ授与されます。
そして最終的に、7名の受賞者と14名のファイナリストには、ファイナンシャルアドバイザリーサービス、個別の戦略コーチング、メディアへの露出、国際的なネットワーク構築の機会が与えられ、さらにINSEADエグゼクティブプログラム(ISEP)への参加資格が与えられます。
「先行き不透明な現代だからこそ」。カルティエが込めた想いとは
カルティエのインターナショナル プレジデント&CEOであるシリル・ヴィニュロンさんは、次のように語っています。
「女性のために機会を創出し、女性を支援すること。それはカルティエの理念だけではなく、現実に根差し世界に開かれたメゾンとして、社会的責任を認識しているカルティエの価値観を表しています。
先行き不透明な現代において、企業が果たす責任はとても重いものです。カルティエは、より安定した時代に向けて、若い企業やスタートアップ企業を支援することが重要であると考えています。
だからこそ、女性起業家たちが具体的で持続性のある影響を及ぼし、よりよい未来を切り拓いていることを認識するこの取り組みを続けていきたいと考えています」
2020年6月上旬には、7名の受賞者が発表される予定です。プログラムの詳細とファイナリストの紹介動画は、「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」のサイト(www.cartierwomensinitiative.com)をご覧ください。
以上、「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ」の取り組みについてご紹介しました。
世界中がコロナウイルス感染症の危機に瀕している今、チャンスを得られる機会を逃さないことはますます重要となっています。我こそは! と思う女性起業家の方は、ぜひこのビジネスプログラムに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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- Precious.jp編集部