スウェーデンのFREEDESK(フリーデスク)社が、2年間にわたる研究開発を経て2015年にローンチした「デスクライザー」。パソコン操作をはじめとするデスクワークをするひとにとって、とてもありがたい効果を発揮してくれそうなスマートでフレキシブルな製品だ。
近年、日本でも多くの企業やオフィスで取り入れられている“昇降デスク”を使ってのスタンディングワーク。座ったままではなく、立ち姿勢でデスクワークもするようになったことで「疲れにくくなった」「気分転換ができる」「効率がよくなった」というのが一般的な反応だが、記者の身近なところでは「眠気解消になる」「集中力が高まってアイディアがよく浮かぶようになった」なんて声も聞いたりする。
北欧では1970年代からスタンディングワークが始まっていて、デンマークなど政府が企業に昇降デスクの導入を推奨している国もあるという。
木の温もりが伝わる、北欧スウェーデン製ならではのオーガニック・デザイン
ここで紹介するスウェーデンのFREEDESK社の「デスクライザー」は、言うなれば、“小さな昇降デスク”。使い方は、今あるデスクに載せるだけ。
高さが細かく9段階に調節可能なので、上にパソコンを置いて作業をする場合などは、自分が最も使いやすい位置に合わせることができる。あるいは、さらに高い位置にセットすることで、スタンディングワークを可能にすることもできるのだ。
シンプルな構造で、折りたたむとフラットになるため、手軽に持ち運びもできる。自宅でのテレワークでは、家族の都合で部屋を移動する場合もあるだろう。そんな場合にもフレキシブルに対応可能。仕事ではなく、読書や家族とゲームを楽しむときにも活躍してくれそうだ。
「デスクライザー」でなにより嬉しいのは、北欧スウェーデンらしいオーガニック・デザイン。主要な素材は木材で、高さの調節も両手で持ち上げるというアナログ感覚。見た目にも、手で触れたときにも温かみ感じることができる。
緊急事態宣言よる先行きの見えない不安や、長きにわたる外出自粛要請によるストレスなど、様々な思いが折り重なる今。こんな、ひとに優しいサステナブルなアイテムがあることに救われる。
問い合わせ先
- TEXT :
- 堀 けいこ ライター