「酒造りは、米づくりから」という考えのもと、朝日酒造では農醸一貫を掲げ、蔵人も生産に携わりながら理想の酒米を追求している。そんなこだわりの酒米を使った日本酒を紹介する。
自社開発の精米プログラムで重層的でエレガントな香りを実現した「久保田 萬寿 自社酵母仕込」
酒米、精米方法、自社酵母にこだわり醸した「久保田 萬寿 自社酵母仕込」が、2020年5月19日(火)より数量限定で出荷する。
使用する酒米は、蔵人も生産に携わった「五百万石」。「五百万石」は心白(白色不透明になった中央部分)が大きいため、精米歩合50%以下の高度精米が難しい。そこで、精米歩合50%以下に磨くために、米の形状を保ちながら精米をする「原形精米」の精米プログラムを自社で開発し、精米歩合40%を可能に。
おかげで雑味のない重層的でエレガントな香りと、深くまろやかな味わいが広がる。存在感のある味わいながら、後味は透き通るようなキレが生まれている。
ボトルデザインは「久保田 萬寿」を踏襲しながら、ボトルには一つひとつ手で封緘を施している。化粧箱は深い焦茶を基調にし、ボトルと同じく和紙を貼ることで、より上質感・高級感を高めている。
外で日本酒を楽しむことをコンセプトにした「爽醸 久保田 雪峰」
「アウトドアで日本酒を楽しむ。」という新しいカテゴリーの創出を目指し、総合アウトドアメーカー「スノーピーク」とタッグを組んで誕生した「爽醸 久保田 雪峰(そうじょう くぼた せっぽう)」。2019年春に発売した銘柄のボトルデザインをリニューアルし、数量限定で久保田正規販売店及びスノーピーク直営店(一部を除く)で発売中だ。
原料米を吟選し、マスカットやマスクメロンのような爽快で、フレッシュな香りとともに米の旨味がほんのり広がる。10~15℃の花冷えでキレを、常温で華開く香りを感じられる。ほろ苦さを感じる山菜などと合う。
2020年のボトルデザインは、純白ボトルから透明フロストボトルへ変更し、爽やかさを表現。外出がままならない今、「久保田」と季節の食材をペアリングさせ、日本の四季を食卓に並べてみてはどうだろうか。
※価格はすべて税抜。
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- TEXT :
- 津島千佳 ライター・エディター