2020年Precious5月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』5月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

表紙
Precious5月号(4月7日発売)の表紙、カバーモデルは大政 絢

今回は、10位~1位に選ばれたコーディネートは「デザイン性のある白シャツ」「ロングスカートやワイドパンツ」などの【ボリューム感のある服】と、「細身パンツ」「タイトスカート」などの【ほっそりした服】を掛け合わせた、メリハリが効いたスタイリングが多くランクイン。白やベージュ、黒といったベーシックカラーだけでなく、幾何学柄や水玉などの【パターン柄】のアイテムも採用度が高く、「シンプルで、メリハリがあって、柄や小物で遊んだスタイル」が、2020年初夏に大人の女性に好まれているという傾向がわかりました。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう(※)。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

※3位が3つ、6位は3つ、9位は2つのコーデが同順位のため、4位、5位、7位、8位、10位は存在せず

【9位】ロング丈の白シャツ×細身の柄パンツ

P.66
シャツ¥150,000・パンツ¥510,000/参考価格・ベルト¥75,000・リング¥33,000/参考価格・バングル¥59,000・バッグ¥480,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) [Precious2020年5月号66ページ]  撮影/浅井佳代子

「シンプルなのにかっこいい」「どきっとするインパクトがある。シンプルなのに・・・」「パンツがかっこいい!」と、ベーシックな白シャツを使いつつも、印象に残ったという声が集まったコーディネート。

透け感のあるごく薄手のコットンシャツは、生き生きとした美しさが宿る清潔感が魅力。この一枚が特別に見える秘密は、すっきりとしたシルエット、丈感など細部まで「今」にアップデートされているから。身ごろに施された、ディオールのブランドアイコン「BEE」の小さな刺しゅうに、大人の遊び心が宿っていますね。

【9位】カラフルなビーズ使いのニット×フリンジのロングスカート

P.46
ニット¥409,000・スカート¥1,884,000・ピアス¥124,000・ベルト¥90,000・靴¥137,000(シャネル) [Precious2020年5月号46ページ]  撮影/浅井佳代子

「どきっとする可愛さ」「パーティーで着てみたい」「大政さんに似合っています」「エレガントに見えます」と、華やかな着こなしとともに、大政絢さんの仕草や表情への声が寄せられていたスタイリング。

シャネルのロゴとビーズがあしらわれたニットと、キラキラと輝くフリンジをふんだんにあしらったチュールをティアード状に重ねたロングスカートの組み合わせです。スレンダーでありながら足元の繊細な動きに合わせ、自由に姿を変えるその様は、現代を生きる女性のしなやかな魅力を表現しているかのよう。

【6位】バンドカラーのロング丈白シャツ×細身の黒パンツ

P.95
シャツ¥33,000(ebure)、パンツ¥123,000(サン・フレー ル〈エルマンノ シェルヴィーノ〉)、ブレスレット¥552,000(フレッド)、バッグ¥139,000(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴¥103, 000(ドゥロワー 青山店〈マノロ ブラニク〉) [Precious2020年5月号95ページ]  撮影/長山一樹(S-14)

「バランス、色合わせ、どちらも真似しやすい」「シンプルだけどおしゃれ」「清潔感があってかっこいい」「小物使いが素敵、手持ち服で真似できそう」と、モノトーンのシンプルなコーデでありながら、そのボリューム感の使い方・小物使いに評価が集まったスタイリング。

ドレスシャツの流れをくむ、ブザム(胸元切り替え)を施したシャツが、着こなしを華麗にアップデート。ラウンドに深くカットされたヘムのラインから、ボトムがちらりとのぞくことで、全身のバランスもすっきり見える仕掛けが施されています。ロジェ・ヴィヴィエのバッグとマノロ ブラニクのヒール靴で加えた「鮮やかなピンク」が、すっきりとしたモノトーンの着こなしに幸福感を加えているのもポイント。

【6位】ボウタイ付きの白シャツ×ロングの柄スカート

P.93
シャツ¥136,000・スカート¥154,000(キートン)、ピアス¥35,000・ブレスレット¥48,000(ステディ スタディ〈トムウッド〉)、バッグ¥236,000(トッズ・ジャパン) [Precious2020年5月号93ページ]  撮影/長山一樹(S-14)

「エレガントさの中にラフさがあって好き」「スッキリ見えて爽やか」「スカートが女性らしく、品よくみられます」と、清潔感ある佇まいや、着心地がよさそうな雰囲気に票が集まったコーディネート。

コーディネートの幅が広がるマルチなタイ付きの白シャツに、ネイビーが主体となった、引き締め色の幾何学柄スカートを合わせることで、白シャツの軽やかさがより引き立ち、躍動感を生んでいます。

【6位】カーキのノースリーブブラウス×黒のタイトスカート

P.79 左
ブラウス¥76,000・スカート¥79,000(マディソンブルー)、カーディガン¥31,000(スローン)、バングル¥128,000(ホアキン・べラオ)、バッグ¥519,000・チャーム¥75,000(デルヴォー・ジャパン)、靴¥79,000(セルジオ ロッシ) [Precious2020年5月号79ページ]  撮影/佐藤  彩

「シルエットが綺麗で、真似したくなります」「ボウタイを使うとスタイルアップできることがわかりました、真似してみます」「仕事に使えそう」と、実用性の高さが評判を呼んだコーディネート。着こなしのポイントは、下記4つ。

①ドライなカーキがボウタイの甘さを中和し、小粋な表情へと導く

②深みあるカーキをまとえばコンサバに終わらず、かっこよくて品がある装いに

③カーキのボウタイブラウスをキャリア服の定番ともいえる、黒のタイトスカートと合わせることでキレ味よく

④発光するほどに鮮やかなライムグリーンのバッグを仕上げに添えることで、清らかな雰囲気をプラス

【3位】水玉ブラウス×タキシードパンツ

P.85
ブラウス¥120,000・スカーフ¥30,000・パンツ¥120,000・バッグ『ケイト』¥231,000・ピアス¥75,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) [Precious2020年5月号85ページ] 撮影/CHITO(THE OCTOPUS)

「水玉と星を合わせているブラウスに目から鱗、合わせてハマるとは発見!」と、ブラウスの柄そのものに7人以上の読者から熱烈な反響があったスタイリング。「新鮮で可愛い」「シックなのにキュート」と、大人っぽさとかわいらしさのバランスが好まれたようです。

水玉にあえて星モチーフのボウを結ぶ、遊び心のあるアレンジが楽しい。側章付きのタキシードパンツに、ゴールドが煌くクラッチ風ショルダーバッグを合わせて、小粋にドレスアップ。

【3位】ノースリーブブラウス×ワイドパンツ

P.78 右
ブラウス¥75,000(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ジャケット¥47,000(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、パンツ¥47,000(Vi nce 表参道店)、ネックレス¥496,000(ミスイ 伊勢丹新宿)、バングル¥38,000(エストネーション〈アンコモン マターズ〉)、ベルト¥12,000(エリオポール代官山〈メゾン ボワネ〉)、バッグ¥317,000(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴¥76,000(JIMMY CHOO) [Precious2020年5月号78ページ]  撮影/佐藤  彩

「いろいろなTPOで使えそう」「すぐに真似できそうで、スタイルがよく見える」「かっこよくて色合わせが好みです」という声が寄せられていた、 アースカラーを重ねた都会的なパンツスタイル。

オフホワイトに近い明るいベージュに深めのVネックのブラウスを、濃厚なブラウンのパンツで引き締め。ブラウスとリネン混のジャケットの色味を統一すること、オンスタイルに磨きがかかります。ブラウスのパールのようなシルクの艶と、鮮やかなイエローのヒール靴が、肌を明るく、生き生きと見せてくれる効果も。

【3位】コンパクトジャケット×ロングのボリュームスカート

P.50
ジャケット¥340,000・シャツ¥200,000・スカート¥460,000・帽子¥85,000・ベルト¥98,000・ピアス¥48,000・リング¥51,000・靴¥168,000(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) [Precious2020年5月号50ページ]  撮影/浅井佳代子

「スカートの質感にうっとり」「ジャケットの形や色がスタイル良く見える」「若々しく見えるのに大人っぽい、バランスがいい」との声が集まったのが、ディオールの最新スタイリング。

ムッシュ・ディオールの手によって生み出され、以来絶対的な名品として更新を続ける「ディオール」の『バー』ジャケットと、エレガントなスカートを合わせた「フレンチシック」な雰囲気が好評を得ました。

【2位】ネイビーのノースリーブブラウス×ミントグリーンの細身パンツ

P.77
ブラウス¥45,000(ストラスブルゴ)、カーディガン¥31,000(スローン)、パンツ¥39,000(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、ピアス¥79,000 /参考価格・リング¥86,000(エドストローム オフィス〈シャルロット シェネ〉)、バングル¥39,000(エストネーション〈ファリス〉)、バッグ¥310,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥79,000(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) [Precious2020年5月号77ページ]  撮影/黒沼 諭(aosora)

「色合わせが素敵」「カーディガンが決めすぎておらず、ぬけ感がある」「華やかで軽快な雰囲気が好き」との声が集まった、ボリュームのあるボウが視線を集めるブラウスと、旬カラーのボトムのコーディネート。

フレッシュなミントグリーンのパンツに、きちんと感と清潔感を備えたネイビーのノースリーブブラウスを合わせれば、生き生きとした表情のお仕事スタイルに。大きめのバングルや小ぶりのバッグで柔らかいニュアンスを出しているところも、着こなしを女性らしく見せる秘訣。

【1位】ボリュームスリーブの白シャツ×細身のハーフパンツ

P.91
ヴァレンティノのシャツ¥144,000・パンツ¥159,000・ヴァレンティノ ガラヴァーニのバッグ¥220,000・靴¥107,000(ヴァレンティノ ジャパン)、ピアス¥512,000 ・バングル¥761,000(フレッド) [Precious2020年5月号91ページ]  撮影/長山一樹(S-14)

「バランス、組み合わせがいい」「スッキリしていてエレガント」「優美さとアクティブな雰囲気が一緒になっているのが面白い」「シンプルだけどおしゃれ!」という声で堂々1位に選ばれた、ヴァレンティノのモノトーン・コーディネート。

ふんわりと広がるそでが優美な白シャツには、軽快なムードをもたらすハーフパンツを合わせることで、大人のシャツスタイルが華麗に更新。フォーマルになりすぎず、デイリーに着られて、ハッとする印象を残す・・・白シャツのバランスの取れたデザインが多くの支持を集めたようです。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2020年5月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリング、ありましたか?

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ぜひお手にとっていただき、ご活用いただければ幸いです。

 

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