40代〜50代女性のリップケアは、もはや保湿するだけのリップクリームでは、若返りは見込めません。唇はもちろん、口周りは目元と同じくらい皮膚が薄いといわれている繊細=老化ゾーンで、潤いも抱え込みにくいし、ハリも衰えやすいのです。
輪郭どおりにリップラインを描くと、唇の形がゆがんで見える……。それは唇を囲む口輪筋が衰えている証拠。これは口周りのハリが低下し、皮膚も薄くなっていくため、ピンと張った状態を保てなくなるからです。さらに進行すると〝梅干しジワ〟と呼ばれる唇の周りを囲むようにできる縦ジワも出現します。
また、口角の位置によってその人の印象は大きく左右されます。口角が上がっていれば幸せそうに見えるし、下がっていると不満顔に。口角が下がる原因は、口輪筋とつながっている口角下制筋の衰えにあります。マリオネットラインの位置にあり、あごや首の筋肉ともつながっているので、輪郭や首のたるみにも大きく関与します。
必要なのは一時的な潤いを与えるだけではなく、唇も口周りも内側からパンとふくらむハリをつくる、エイジングケア成分をたっぷりと含んだ専用アイテム。一刻も早く「幸せ顔」へと立て直すには、斬新なアプリケーターやマッサージツールが付いた、機能性の高いコスメを活用するのが賢い選択です。
今回使用したゲランのリップ美容液は、口元のエイジングケアのために開発されたアイテム。唇、口周りをマッサージしやすいアプリケーターを備え、口周りのケアに最適です。
■1:唇のシワをのばすように左右にマッサージする
まず、美容液を唇とその周りの口元全体になじませましょう。そして唇のシワをのばすようにアプリケーターを左右に動かし、浸透させます。
■2:口角を起点に、頬の肉を持ち上げるように動かす
口角の引き上げに関わる表情筋=大頬骨筋、小頬骨筋をほぐして柔軟にする動作をしましょう。引き上げ力が強まり、1回で口角の位置が上がります。
■3:唇の輪郭に沿って時計回りに滑らせる
唇と肌の境目にできる縦ジワ=梅干しジワをケアします。同時に美容液を浸透させ、唇をぐるりと囲むように存在する口輪筋のマッサージにもなります。
リップクリームだけでなく、優秀な口元専用美容液を使って、口元の若返りを目指しましょう!
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)、池田 敦(パイルドライバー/静物)
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、長田和歌子、五十嵐享子・佐藤友貴絵(Precious)