ついベースメイクが厚塗りになってしまいがちなこの季節。しかし、ひび割れを起こし、大幅に崩れたあとでは修復も困難になってしまいます。それならば、もっとメイクを簡略化してしまえばいいのです。そのために編み出したのが、夏のメイクのあり方を今までとは違う視線で捉えた「ゴーグルゾーンメイク」。この「ゴーグルゾーン」とは、眉下から頬骨下の範囲を示す、まさにゴーグルをしたときに覆われる範囲のこと。なぜこの範囲に特化するかというと、ここは他人の視線が集中する場所であり、「肌の印象を決める場所」と言われているからです。
これまでは若い世代にしか通用しなかったナチュラルなアイメイクも、コスメの進化により年齢を問わず挑戦できる時代に。だからこそ「ゴーグルゾーン」のアイメイクで使用するのは、クリームアイシャドウとブルーペンシルアイライナーのたった2品です。 自然にメリハリのある目元がつくれるうえに、長時間ヨレない、くすまないクリームアイシャドウは、ぜひ取り入れてほしいアイテム。 そして、引き締め役のペンシルアイライナーには、清涼感があり、白目を白く明るく見せて清潔感も増す効果があるブルーのカラーのものを使用して、目を大きく、涼やかな印象に仕上げましょう。今回は、クリームアイシャドウとブルーペンシルアイライナーによる、若返り効果絶大のアイメイクを5ステップでご紹介します。
■1:まぶたの中央にクリームシャドウをのせる
クリームシャドウをのせるのは、二重ラインよりも上のまぶた中央の位置に。目の際側にのせると、二重の溝やまつげの根元にたまりやすいので、注意が必要です。
■2:指でワイパーのようにぼかし、立体的なまぶたに
二重のラインあたりを起点にして、薬指をワイパーのように左右に動かしながら、上に向かってぼかしていきます。このとき、まつげの際には塗らないことがポイント。
■3:まつげの下から当てて中央→目尻、中央→目頭に
まつげの上からペンシルを当てると、まつげとまつげの間が埋まらず隙間ができてしまいます。必ずまつげの下から当てて、中央→目尻、中央→目頭へと描いていくのが正解です。
■4:ペンシルをまつげの上から当て、目尻側に太さを足す
目尻側に太さを足す際は一気に描かず、スッスッと少しずつ描いていくのがコツ。次のステップに進む前に、アイラインと肌の境目を、綿棒で軽いタッチでぼかしておきましょう。
■5:アイライナーだけで、自然なグラデーションが完成!
たるみまぶたに隠れてしまうような細いラインでは意味がないので、思いきって太く長く描く。ぼかすことでトゥーマッチな印象にならず、白目が明るくなり清涼感ある目元が完成します。
以上、クリームアイシャドウとブルーペンシルアイライナーの2品を使った、アイメイクの5ステップをご紹介しました。使用するアイテムをあえて2品に絞ることで、崩れにくく清涼感も手に入り、若返り効果絶大のアイメイクが完成するのです。
- PHOTO :
- 鈴木 宏
- HAIR MAKE :
- 尾花 ケイコ
- MODEL :
- 真樹 麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 荒川 千佳子、五十嵐 享子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波 寛彦