『Precious』本誌をはじめ、テレビや広告、ブランドとの取り組みなど、幅広く活躍する人気スタイリストの犬走比佐乃さん。ラグジュアリーブランドからプチプラファッションまで、ファッションセオリーと遊び心を柔軟に織り交ぜながら大人を素敵に見せるコーディネートが、Precious.jp読者からも大きな反響を呼んでいます。
そんな「マダム犬走」の美意識に、さまざまな角度から触れる連載。今回は、ここ数年で一気に愛用者が急増しているフレグランスに注目しました。実は犬走さんも、久々に新しい香りをコレクションに迎えたのだそう。果たして犬走さんのお眼鏡にかなったのは、どんな香りなのでしょうか?

名品から新機軸まで、多彩な香りと出合えるフレグランスブーム
スキンケアやコスメを展開するブランドにとどまらず、今やさまざまな企業がフレグランスを商品化しメンズのラインナップも増えるなど、空前のブームが到来中。犬走さんも、立ち寄った伊勢丹新宿店のメンズ館でフレグランスコーナーに若い男子が大勢集まっていることに驚いたそう。
「もともと香水が好きだったので、これまでいろいろな香りを楽しんできました。10代の頃に最初に使ったのは『イヴ・サンローラン』の“リヴ・ゴーシュ”。『カルバン・クライン』や『クロエ』も好きでしたね。少し前までは『イソップ』の“ローズ オードパルファム”をよくつけていました。
でも、昨年の夏は厳しい暑さが続いたこともあり、初めて香水をつけずに過ごすことに。秋になり、少しブランクが空いたことを機に新しい香りを探そうと思ったら、いつの間にかフレグランス人気が高まっていて(笑)。おかげでデパートなどの香水売り場が充実して、気軽に試しやすくなりましたよね」
そんな犬走さんが最終的に選んだのは、数々の名香を世に送り出してきた名門ブランド「ゲラン」と、和の美意識を香りにした日本発の香水ブランド「パルファン サトリ」のアイテム。さらに今後つけてみたいとマークしているものも教えていただきました。
■1:ブーケの花々が軽やかに広がる「ゲラン」の『イディール』
最初に「もうずいぶん中身が減ってしまったのだけど…」と私物を紹介してくれたのは、「ゲラン」。
「やっぱり香水といえば歴史の深いフレグランスメゾン『ゲラン』だなと思い、銀座三越の香水売り場で気になるものをいくつか試しました」
そこで選んだのが、メゾンの伝統を継承し歴代調香師へのオマージュを捧げたという『レジェンダリー フレグランス コレクション』の“イディール オーデパルファン”。パチュリとホワイトムスクをベースに、スズランやピオニー、フリージア、ホワイトリリーといった花々のブーケとフレッシュさが調和する軽やかで甘い香りです。
「香りをたくさん試していると、だんだんわからなくなってきて悩みますよね(笑) でもこれは、フローラルだけどふわっと爽やかさも感じられるところが印象的で、決定打に。それとボトルデザインも理由のひとつ。新しいシリーズはシンプルな形が多い印象ですが、クラシカルなエレガントさを残したデザインに惹かれました」
■2:和の雰囲気を纏った「パルファン サトリ」の『苔清水』
続いては、高輪ゲートウェイのニュウマン高輪内にある「薫玉堂(くんぎょくどう)」で見つけたという、「パルファン サトリ」の『苔清水(こけしみず)』。柑橘の爽やかさにしっとりとした苔と清涼な水の流れの瑞々しさが重なるフレッシュな香りです。
「苔清水って、面白い名前だなと気になって試してみたんです。香りは日本のお香みたいな感じで、心地よいグリーンノートも感じます。こういう繊細な“和”の情緒を宿した香りは、海外のブランドにはない魅力があっていいですよね」
ちなみに「薫玉堂」は以前からチェックしていて、KITTE丸の内の店舗ではお香などを購入していたという犬走さん。
「香木や漢薬をパウダー状にした塗香(ずこう)も使ってるんです。小さな器に入れておいて、嗅ぐと気分が自然と落ち着くというものなのですが、自分で大好きな白檀などを組み合わせて、気持ちを休めたいとき用に持っています」
■3:使い分けしたくなる「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のオードパルファムシリーズ
最後は今後の気になるアイテムとしてピックアップしてくれた、「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のオードパルファム。冬の庭園にインスピレーションを得たというスパイシー&ウッディな『インチェンソ』と、噴水の煌めく水が着想源のアクアティック&フローラルな『アクア』です。
「イタリア語でお香を意味する『インチェンソ』は、まさにお香のような少し甘さが漂うまろやかな香り。『アクア』は爽やかで柔らかい感じがしますよね。
こういった2つのシリーズを季節で使い分けるのもいいなと思います。秋冬は『インチェンソ』で、春夏は『アクア』のイメージ。あとは、気分や装いに合わせるのも楽しいですよね。今日のスタイルはこんな感じだからこのフレグランスを選ぼうなど、その時々の気分で自由に選ぶのもおすすめです」
問い合わせ先
「マダム犬走」ことスタイリスト犬走比佐乃さんの連載。今回はフレグランスをテーマにお届けしました。次回もぜひお楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※私物に関するブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 田中麻衣(小学館)
- WRITING :
- 河野未奈
- EDIT :
- 谷 花生(Precious.jp)

















