がんばらなくてもOK! 魔法使い気分になれる、ハイテク調理家電

このところ国内外で高級キッチン家電が数々登場、機能性はもちろんインテリアとしてもキッチンに馴染むデザイン性の高いものも大人気。インターネットに接続して使えるハイテク調理家電も着実に進化を遂げています。

Wi-Fiでスマホと接続し、専用のアプリをダウンロードすると、まるでリモコンのように手元から基本操作ができ、前回利用した時に何をつくったか、どんなものを作ることが多いか、などの利用傾向がデータでわかるのも面白いところ。次は何をつくろうか、どれくらいの火加減や時間だとちょうどいいか、なんて自分の好みを覚えていてくれる粋な料理長が我が家に仲間入りした気分が味わえるんです。

今回は、注目の最新機能が満載「スチームオーブンレンジ(過熱水蒸気オーブンレンジ)」の中から、この夏に新登場となる4機種をセレクトしてご紹介します。

「スチームオーブンレンジ(過熱水蒸気オーブンレンジ)」って?

一般的なオーブン機能とあわせ、加熱した水蒸気を用いて調理できるのがスチームオーブンレンジ。「焼く」「煮る」「蒸す」の3つの調理法を組み合わせられるのがポイントです。

スチームにすると素早く加熱できるところがメリット。余分な塩分や脂を落とし、内側にしっかり火が通り、食材の水分蒸発も防ぐことができるので、旨みがギュッと閉じ込められたヘルシーな仕上りに。

蒸気を使わずシンプルな焼き料理だけでも使えたり、機種によって得意分野や特化したものになっているので、自分の使いたいスタイルと照らし合わせて選べるのもいいところです。

未来のキッチン! 自動調理、好みを学習、献立提案│おすすめ最新機種4選

■1:人気レシピで自動調理「ヘルシーシェフ(MRO-W10X)」│日立(HITACHI)

日立 過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」MRO-W10X ※2020年6月22日発売
日立 過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」MRO-W10X ※2020年6月22日発売

日立の過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」には、中に入れた食材の重さと温度を自動で計測して火加減を決めてくれる「Wスキャン調理」という機能が搭載されています。作りたい料理に最適な調理時間や加熱するパワーを自動で調整してくれるので、必要な食材を投入したあとはお任せ。グリルやスチームなど、調理法を絶妙に組み合わせた仕上りになるのが特徴。

「ヘルシーシェフ」ならではの機能をうまく活かした、最新の自動調理メニューレシピが続々アップデートされていくのもポイントです。予定されている最新のアップデートでは、クックパッド、味の素、カゴメ、キッコーマン、キユーピーとの共同で開発されたメニューが、数十点も追加される予定なんですって!

毎日献立を考えたり、食材を用意するのもなかなか大変ですが、食卓を彩るプロたちの考案したレシピやアドバイスがキッチンで受けられるようになるなんて、すごい進化ですよね。

日立「電子レンジ」ホームページ

■2:業界初AIパネル搭載&音声対応「ヘルシオ(AX-XA10)」│シャープ(SHARP)

シャープ ウォーター オーブン「ヘルシオ」AX-XA10-R ※2020年 6月18日発売
シャープ ウォーター オーブン「ヘルシオ」AX-XA10-R ※2020年 6月18日発売

シャープの「ヘルシオ」最新機種がこちら。調理開始から終わりまで水蒸気だけで調理できるのが特徴です。レンジやヒーターなどを組み合わせた加熱調理法がメインとなる他のオーブンと区別するために「ウォーターオーブン」と名付けられているんですって。

今回の新機種には、業界初となるAI(人工知能)パネルが搭載され、性能も使いやすさもハイグレードな30Lタイプ。ご家庭の利用スタイルを学習し、音声で操作や献立の相談も出来ちゃうという、未来のキッチン体験までもたらしてくれる優れモノ。

まるで我が家のキッチンに高級レストランの厨房が備わったかのように、蒸し、焼き、煮物など、どんな料理もこれ一台でマルチに活躍してくれる頼もしい存在になること間違いなしですよ!

シャープ ウォーターオーブン「ヘルシオ」公式サイト

■3:業界最高レベルの加熱力「石窯ドーム(ER-VD7000)」│東芝(TOSHIBA)

東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム(ER-VD7000)」 ※2020年7月発売予定
東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム(ER-VD7000)」 ※2020年7月発売予定

こちらは、高温で食材を一気に焼き上げるオーブン調理メニュー「石窯おまかせ焼き」を新搭載した、東芝オーブンレンジのフラッグシップモデル「石窯ドーム」の最新機種です。

新たに搭載されたのは、業界でも最高基準の約350℃の超高温で加熱ムラを抑えておいしく仕上げる「熱風オーブン」機能と、専用アプリ「IoLIFE」と連携したスマートオーブン機能。レシピ検索や加熱データなどがスマホからも操作できるようになります。東芝のオーブンレンジでは初の試みなんだそうですよ!

骨つき肉やブロック肉にも対応し、どんな状態の食材でも最高の焼きあがりになるんです。パンも美味しく焼けるとあって、調理家電に詳しい方だけでなく、お料理教室の界隈でも定評があります。

東芝ライフスタイル「オーブンレンジ」公式サイト

■4:仕事が早い「3つ星ビストロ(NE-BS2700)」│パナソニック(Panasonic)

パナソニック スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ(NE-BS2700)」 ※2020年6月1日発売

パナソニックのスチームオーブンレンジ、フラッグシップモデル「ビストロ」に最新機種が登場しています。きめ細やかな蒸気がパッと素早く庫内に満ちる「スピードスチーム」に注目。

高反射のチタンコートグリル皿がヒーターの温度上昇を早め、時短調理を実現しています。焼く、煮る、蒸す、揚げる、がこれ一台で叶う、まるで料理長のような存在として毎日頼もしい仕事をしてくれそうですよ。

スマホの専用アプリと接続すれば、毎日の献立やレシピを提案してくれるのもポイント。下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れるだけの「ワンボウルメニュー」や、冷凍保存食材を解凍いらずで一気に過熱して焼き上げる「凍ったままグリル」など、細かいこともまとめて解決してくれそうなのが嬉しいポイント。

パナソニック「レンジ」公式サイト

自分に合ったものを選ぶポイントは?

スチームオーブンレンジには、温め直しや蒸し料理などに対応した「簡易式」、本格的な肉料理やパン作りなどに対応した「過熱水蒸気式」など、搭載されている機能にも幅があります。水のセット方式、丸洗いやお掃除機能の有無など、メンテナンスのしやすさも要注目。庫内サイズが30Lだと、3~4人前の調理向けになります。利用スタイルに合わせて各社が得意なジャンルや、力を入れているポイントに注目してみるのもひとつの手。

今回ご紹介した最新機種は、スマホやアプリと連動した自動調理機能、AI(人工知能)との連携で自分好みの利用方法がよりカスタムできるなど、未来のキッチンを先取りできそうなモデルが目白押し。使い続けるためにモチベーションをあげてくれそうなポイントや優先順位を見つけておくのがよさそうですね。

これから夏に向けて、キッチンが暑くてなかなか料理をする気になれない方でも、具材だけ用意してスイッチを押すだけなら、なんとか頑張れそうでしょうか。どんな方でも簡単にセットできるので、お手伝いをお願いするのもラクチンですよ。

快適なリビングで「できたよ~!」なんてスマホにお知らせしてくれる、優秀なコネクテッド家電をうまく使って、がんばらなくても、ゆる~くサボれる。そんな新しい生活様式を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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