ここ数年、マスカラ市場はボリュームタイプが主流。とはいえ、「ひじき」まつげになりやすかったファイバーに頼ることなく、今はワックスや樹脂エマルジョンを改良した処方によって、超軽量化を実現。
「重い・下がる・ダマになる」ことがなく、何度も重ね塗りしなくても太さと長さ、しなやかな見た目、を各メーカーが競い合っています。色も乾いた黒ではなく艶やかな黒。大人の貧相なまつげを改良する技術力に賢者が注目した逸品を紹介します。
今回は、ビューティ エディター・柳田美由紀さんがおすすめする、アディクションの「フィルム マスカラ ボリューム&ボリューム」。
圧倒的なボリューム感。目ヂカラを増強する大人世代の救世主
ここ数年のマスカラの進化は、つくづく革命的。私はもう30年以上、お湯で落とせる「フィルムタイプ」派です。このタイプは液がにじんで目の下が黒くなることはなく、お湯で簡単に落とせます。
しかし、長さが出にくくボリューム感も今ひとつでした。印象的なまつげメイクという意味では、専用リムーバーを必要とする「クリームタイプ」のほうが上、そんな時代が長らく続いていました。
ところが、圧倒的なメイク効果を武器にした「フィルムタイプ」が、ここ数年で続々と登場。そのひとつがこの「アディクション」です。
マスカラのメイク効果には長さ・ボリューム・カール力の3つがありますが、これはひたすらボリュームに特化。1度づけなら適度なボリュームが。そして重ねれば重ねただけ、おもしろいように太さを増していく。
年齢を重ねたまばらなまつげの隙間を見事に埋めて、失った目ヂカラをきっちりと補ってくれます。大人のメイクの主役は目元、そう考える私にとって、欠かせない一品です。
ビューラーいらずの固定力。貧相まつげを太く上向きに! アディクション「フィルム マスカラ ボリューム&ボリューム」
目のカーブに合わせてフィットする弓形ブラシで、埋もれている目頭や目尻のまつげにも塗布しやすい設計に。ひと塗りで根元にたっぷりと密着し、日本人特有の下向きまつげを立ち上げフィックスする。
\アディクション「フィルム マスカラ ボリューム&ボリューム」の使用感/
【まつげの印象】
重ねるほどに自然に量感が増して、存在感のあるまつげに。湾曲したブラシでまつげをさばきやすくダマになりにくい。
【にじみ防止力】
コーティング力の高いフィルムタイプ。バリバリにならないので、うっかりこすってもポロポロ粉落ちすることがない。
【色展開】
全1色(黒)
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いかがでしたでしょうか? 次回は、美容賢者がおすすめする機能別・優秀「マスカラ」8選をご紹介します。お楽しみに!
※掲載した商品は税抜です。
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- TEXT :
- 柳田美由紀さん ビューティジャーナリスト
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2020年
公式サイト:【Beauty Cruise!】美人のネタ帳
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- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)