時は1945年。世界的なメンズファッションの粋者、ウィンザー公の依頼で誕生した、ダブルモンクストラップの靴。ロンドン「ジョン・ロブ」の2代目当主、ウィリアム・ハンター・ロブがその靴づくりを担当し、『ウィリアム』と命名した。アビエーターブーツから着想を得たデザインは、ツヤのあるドレスシューズに、男が惹かれる野性味も加わる。
’82年に既製靴の『ウィリアム』が登場し、多くの洒落者たちに浸透。後に、キャップトウに特徴的なステッチを施した『ウィリアム2』も登場したが、現在は廃番。『ウィリアム 2 ブーツ』は、継続中である。
ダブルモンクの完成形と呼ばれる『ウィリアム』。今も紳士に不可欠な靴として、世界中で愛されている。
75周年を記念した『ウィリアム』のニューモデルが続々登場!
『0015』木型のモードな『ウィリアム』
2015年に登場した木型が『0015』である。モード感あふれる丸みを帯びた大きなトウが、何よりの特徴だ。力強くも洗練された『0015』を使った『ウィリアム』は、通常よりも厚いダブルレザーソールと相まって、強烈なインパクトを持つ靴となる。
ラバーソール&『9795』木型の軽妙な『ウィリアム』
『ウィリアム』の専用木型となる『9795』を使いながらも、定番のレザーのダブルソールから、ラバーソールに替えて投入。「ライト・ウェイト・ウォーキング・ソール」と「ミディアム・ラグ・ソール」の2種類で展開する、新しい足元だ。
10月に発売!ホールカットの『ウィリアム』に乞うご期待!
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
- BY :
- MEN'S Precious2020年春号より
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- PHOTO :
- 戸田嘉昭・新垣隆太(パイルドライバー)