日本テレビ系水曜ドラマ『ハケンの品格』は、篠原涼子さん演じるスーパーハケン・大前春子が、持っているスーパースキルで社内の問題を解決していく痛快お仕事ドラマです。
「特Sランク」という最高ランクを持つのは、大量の資格を持ち、さまざまな企業での経験が豊富ゆえ。慣れ合わず、定時に退社するものの、「お時給の分はきっちり働く」春子の活躍を描いていきます。
第1シーズンが放送されたのは13年前。本作では、当時から出演している小泉孝太郎さんや勝地涼さんはもちろん、今どきの若者である新入社員役として杉野遥亮さん、中村海人さん(Travis Japan・ジャニーズJr.)も加わり、さらにパワーアップ!
そして、第1シーズンでも篠原さんとのコミカルなやり取りが大人気だった大泉洋さんが復活。視聴率も好調で、話題のドラマとなっています。さっそく、第6話の内容を振り返ってみましょう。
東海林が会社の立て直し!? AI対ハケンの戦いも勃発の第6話
社長の宮部蓮三(伊東四朗さん)からの命令で、会社の立て直しを任され張り切る東海林武(大泉洋さん)。13年間本社を離れていたことで、「人間関係にしがらみがないから」というのが、東海林を呼び戻した理由だというのです。
さっそく、東海林は裏紙の使用で経費削減を図ります。ハケンとしてさまざまな会社を見てきた春子(篠原涼子さん)にも立て直しに協力してもらいたいのですが、東海林は案の定、素直に言うことはできません。なんと、里中(小泉孝太郎さん)のパソコンを使い、里中を騙り、春子に協力するようメールします。春子はおかしいと気が付き指摘しますが、里中は東海林をかばい、改めて口頭で春子にお願いするのでした。
そんな中、里中は、自社ブランドのまごころ弁当を作る隅田フーズに、浅野(勝地涼さん)たちを勉強のために連れて行きます。隅田厚社長(長野博さん/V6)が経営する隅田フーズは、昔ながらの日本のよさにこだわった里中肝いりの弁当屋でした。
一方、東海林は、S&F社がAIを導入し、利益率に基づき会社のムダを徹底的に排除するつもりだと知らされます。そうなると、隅田フーズがつくるまごころ弁当は利益率が低く、コストカットされる運命。心配した東海林は、隅田フーズ以外の工場で弁当をつくることを里中にアドバイスしますが、里中は納得しません。
1週間で利益率を上げると東海林に約束した里中。コストカットの提案を隅田フーズに持ち込みます。
そして、里中に協力することになった春子は、弁当の売り上げが日々の天気に左右されていると気がつきます。弁当の生産数は隅田厚社長が天気予報によって決めていたのですが、外れると売れ残りが大量に出ていました。気象予報士の資格も持つ春子は、天気予報を覆す予言をし、弁当の生産数を細かく変更していきます。
突然、宇野一平営業事業部長(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)が、まごころ弁当の注文を取ってきます。300個の弁当を夕方までに欲しいというのです。当日の大量注文に里中と隅田社長は焦りますが、春子は当然のように応援に出向き、無事に注文の弁当をつくるのでした。
東海林はようやく、本社に呼び戻された理由が下請け切りのためということに気が付きます。会社を守るために隅田フーズを切るという東海林。里中は憤ります。
1週間経った約束の日。春子は晴れを予測し大量の弁当を作ります。しかし、実際にはAIの天気予報の通りに、雨が降ってきてしまいます。大量の売れ残りが確定し、隅田フーズが切られることが決まってしまいます。
その時の訪問客に、春子が傘を貸していたことから、実は春子が雨を予測していたことに気づく里中。東海林が切りやすい理由をつくったのかと春子に聞きます。しかし、春子は隅田フーズのためだと答えます。
「泥舟と化したS&Fが素晴らしいお弁当をつくる隅田フーズと付き合えなくなっただけ。隅田フーズは小舟でもしっかりと波を渡っていける、次の居場所を探せばいい」と隅田社長に話すのでした。
その後、隅田フーズは外資企業と大口の直接契約を結ぶことができ、一方でS&Fが他の工場でつくったコストカットされたまごころ弁当は評判を落としていきます。
そして、里中のところへひとつのメールが送られてきます。それは、AIが打ち出したリストラ候補のリスト。東海林がリストラ候補に入っていることに、ひっそりと里中はショックを受けるのでした。
SNSでは長野さんのお弁当を喜ぶ人がたくさん出現
今回は、V6の長野博さん演じるお弁当屋さんに注目が集まりました。Twitterには「作務衣が似合う!」「長野くんのお弁当ならいくらでも売れる」という意見がたくさん。「野菜はきっと株式会社TOKIOかDASH方面から仕入れていますよね」との声も!
長野さんと小泉孝太郎さんのシーンには、どちらも癒し系イケメンであることから「長野くんと孝太郎くんの会話とか仏と仏の会話」という声もあがっていましたよ。
また、井手裕太郎(杉野遥亮さん)の恋路を気にする方もちらほら。井手が気になっている福岡亜紀(吉谷彩子さん)との2ショットも楽しみですね。
さらに、今回はAIに振り回される様子が描かれました。「本当に仕事が奪われていくのかな?」「AIに人の心はわからないよね」と、まだまだ生活に身近に感じられないAIについて考える人がたくさんいらっしゃいましたよ。
それでは、気になる第7話のあらすじをご紹介します!
あの人が13年越しのプロポーズ!? 第7話あらすじチェック
AIが打ち出したリストラ候補に、なんと東海林(大泉洋さん)が入っていました。そのことにショックを受ける里中(小泉孝太郎さん)。ですが、東海林には言えないでいます。
宮部社長(伊東四朗さん)は、会社挽回の一手だと以前里中が提出していた、S&F社直営のコンビニをつくる企画書を差し出すのでした。もちろん、AIの力も借りてのこと。
リストラのことが頭にある里中は、営業企画課の仲間達と、「コンビニの企画、死に物狂いでやります」とプロジェクトに没頭していきます。春子のアイデアで、子供連れや、働くお母さんに便利な店という店舗のイメージも固まっていく中、里中のパソコン内にあったリストラ候補名簿が流出してしまいます。
自分の名前を見た東海林は言葉を失い、候補になっている社員達はパニックに。プロジェクトが成功したら里中が取締役に昇進することも判明し、リストラ候補の社員は「裏切られた」とヤケをおこし始めます。
一方で、トラブルが続きながらも、コンビニのパイロット店舗はできあがっていきます。実はその間、里中の胸の内では、衝撃の決意が固まりつつあったのでした……。
徐々に里中が存在感を増してきた『ハケンの品格』。東海林と春子だけでなく、里中を含めた三角関係のバランスが気になるところ。次回予告では、なんと里中の春子へのプロポーズともとれる描写が! 物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- ハケンの品格
- 2020年7月29日(水)22時スタート予定 日本テレビ系
- TEXT :
- Precious.jp編集部