オンライン会議をはじめ自分の顔を客観的に見る機会が増えた今、気になるのは、やはり目元のたるみ。
眉、上まぶた、下まぶた、さらにまつげのエイジング。頬のたるみも相まって間延びしたその顔からは、活力も知性も美しさもかき消されてしまいます。
肌そのものをすぐに若返らせるのは難しいけれど、緊急対策としてメイクの錯覚効果をうまく操るのが大人の美容。アイメイクを中心に間延び顔をキュッ!と縮める3つの秘策を公開します。
今回は、若返りの秘策1「太眉メイク」から、えぐれた細眉を太眉にチェンジする3ステップと成功事例をご紹介します。
【若返りの秘策】「太眉メイク」で上まぶたの間延びを縮める
細眉ブームを経てきた40代以降の目元は、細眉×加齢たるみの影響で、上まぶたの面積が広がり、恐怖の間延び状態。眉のフォルムや位置にもズレが生じてくるため、ますます印象の弱いのっぺり顔…に。
これを矯正できるのは「太眉メイク」しかありません。 でも、いざ自分の眉と向き合うとどこに手を加えればいいのかわからない、という人も。
そこでどのアイテムでどこを描き足して細くやせた「眉を太らせる」のかを、徹底解説。メイクべたでも失敗しない、あっという間に若さあふれる今どきの太眉が完成します。
間延びの要因「えぐれた細眉」を太眉にチェンジ
増量眉メイクは実に簡単! 3ステップで完成します
■Step1:ペンシルで眉下を太らせて、まっすぐに整える
■Step2:眉上にブラシでパウダーをのせて、まっすぐに整える
■Step3:綿棒ではみ出しを拭き取り、なだらかな眉山に
イラストでイメージをつかんで!
太さを出すのは必ず下側で。眉頭から眉山の位置までまっすぐになるように、えぐれたところを埋めていきます。今までにない太さに驚くかもしれませんが、間延びを縮めるには大胆な太さが必要です。
そして、上側は眉山から眉頭にかけて上辺に淡いブラウンのパウダー(上記の手順2のいちばん左の色)を1ミリほどはみ出すようにのせると、山の角がなだらかになり柔和な表情に。はみ出したら、綿棒で拭き取ればいいので怖がらず試して。
またペンシルとパウダーの両方を使う理由は、下側はペンシルで濃いめに仕上げ、上側はパウダーで淡く仕上げて濃淡をつくりたいから。ベタ眉にせずにふんわり感を演出することが大事で、それはペンシルとパウダーの両方を使わないと生み出せないのです。
若返り作戦、「美人太眉」成功例
【Before】
【After】
前髪で顔の面積を小さくした小顔スタイルの藤井さん。Beforeのいつもの眉メイクは少し細めのアーチ眉。決してNGではないけれど、太眉メイクのほうがまぶたの幅が縮まり、顔全体も引き締まり、小顔に映るのがわかります。
藤井さんの自眉は少しえぐれたアーチ眉なので、課題は上記でも解説したように、ペンシルで眉の下側を太らせること。
次に眉山から眉頭にかけて淡いブラウンのアイブロウパウダーを1ミリ上にはみ出すようにのせたことにより、眉山の角がなだらかになってやわらかく軽快な今どきの太眉に!
うれしいことに今回紹介している「太眉メイク」は、実はスカスカ状態の薄眉にこそ最適。毛が密集している眉よりもまばらで薄い眉のほうが、今どきの空気感、抜け感のあるふんわりとした太眉がつくりやすいのです。悩み多き眉の人こそ試してほしい。
【Close-up】まぶたの余白が引き締まり、アイメイクを盛らなくても強い目元に
いかがでしたでしょうか? 次回は、ふさふさ太眉に仕上げるマスカラの塗り方をご紹介します。お楽しみに!
※掲載した商品はすべて税抜です。
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- シャネル(カスタマーケア) TEL:0120-525-519
- コスメデコルテ TEL:0120-763-325
- PHOTO :
- 鈴木 宏(人物)、玉置順子(t.cube)
- STYLIST :
- 関口真実
- HAIR MAKE :
- 尾花ケイコ、土橋勇人(DIFINO)
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、佐藤友貴絵・五十嵐享子(Precious)