海外ドラマの観賞は、価値観や習慣、ファッションやカルチャーを学ぶのはもちろん、語学の勉強にもなる点でがおすすめです。
今回は、ヨーロッパで制作されたドラマからおすすめの作品をご紹介します。
世界が広がる、文化がわかる！国別ドラマ大全「ヨーロッパ編」
伝統と歴史を感じさせる英国作品など、ヨーロッパ各国に秀作があります。
FRANCE（フランス）
愛と自由、個性と皮肉。
笑って泣ける大人のエスプリを味わいたいなら、やはりフランス。
街並みを眺めているだけでも心浮き立ちます。
「エージェント物語」
芸能事務所の内幕ドラマに、大女優たちがカメオ出演！
タレントエージェントのマネジメントと、人生の悲喜こもごもをユーモアたっぷりに描く。
「パリの街並みやカフェのシーンに心ときめいて観始めたのですが、驚いたのが出演者の顔ぶれ。イザベル・アジャーニ、ジュリエット・ビノシュ、モニカ・ベルッチまで豪華女優陣が本人役で登場！フランスマダムはなぜこんなにかっこいいのか、身振り手振りを研究しながら観ています」（ライター川口夏希さん）
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UNITED KINGDOM（イギリス）
シェイクスピアの国であるイギリス作品は、やはり重厚なつくりが特徴です。
王室、貴族、さらにギャングまで、品格ある映像美を堪能しましょう。
「ザ・クラウン」
妻、母、女王として、激動の時代をどう生きたのか？
25歳で王位継承し、君主として生きる運命を背負ったエリザベス2世。
その苦悩と葛藤、そして成長が巧みに描かれる。
「2019年の夏、ウィンザー城で開催されたポロの試合で女王陛下をお見かけし、つねに朗らかに語らうお姿の大ファンに。いざ観始めると、どんな逆境でも冷静に義務を果たす生き方に、一本筋の通った清々しさと力強さを感じて、胸が熱くなりました」（GRAFFジェネラルマネージャー・カーンかおるさん）
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「ダウントン・アビー」
登場人物の成長を一緒に見守る「英国版大河ドラマ」
イングランドの大邸宅で暮らす伯爵一家の内情を、センセーショナルに、かつ当時の社会背景を盛り込みながら描いた大作です。
「舞台は郊外の貴族の館。上流社会と使用人たちのふたつの世界が同時進行し、個性豊かなキャラクターが絡み合うのも見どころです。ドロドロしながらも、英国らしく抑制がきいているので、どこか上品。'20年代のファッション、ヘアメイクも最高に素敵です」（ライターI.D.）
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「ピーキー・ブラインダーズ」
ギャングの命を懸けた人生ゲームに、アドレナリン上昇！
第一次世界大戦で人生が一変した男が、ライバルを倒し、立身出世していく。
スタイリッシュな映像と音楽、豪華キャストの競演でも評判を呼ぶ話題作です。
「注目は魅力的な女性キャラクター。戦争に赴いた男性が彼女たちからどんな影響を受けたのか、そんな視点でも楽しめます。ヴィンテージファッションも素晴らしく、イギリスではハンチング帽のブームが再燃したそう」（モデル立野リカさん）
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SPAIN（スペイン）
数こそ少ないものの、他国に勝るとも劣らない良質作品がそろうスペイン。
ラテン語が飛び交うさまも新鮮です！
「ペーパー・ハウス」
SNSの口コミで人気が広がり、世界中で大ヒット！
犯罪歴のある男女がチームを結成。
11日間にわたり造幣局に籠城し、24億ユーロもの紙幣を印刷して、史上最大の強奪作戦に挑む！
「現実に起こりうるかもしれない…そう思わせるスリリングな内容がたまりません。スペインドラマと知らずに観始めましたが、『世界中にまだ出合えていない宝物のような作品があるかも？』と、海外ドラマの奥深さを知るきっかけになりました」（大政 絢さん）
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- BY ：
- 『Precious8月号』小学館、2020年
- ILLUSTRATION ：
- 石川三千花
- EDIT&WRITING ：
- 本庄真穂、小林桐子（Precious）
