紳士靴の基本にして王道と言われても、どんなモデル？と思ったりもするだろうが、そういうのは自分のスタイルが確立してから知れば良い話で、まず冒頭でも触れたように、紳士靴とは大まかに「内羽根」と「外羽根」のふたつに別れる。もちろんこのほかにもモデルはあるが、まずはこのふたつさえ覚えておけば問題ないわけで、その違いは紐を通す構造によって呼び名が変わる。社会に出ればTPOに応じた選択が必要になるので、このふたつの違いはなんとなくでもいいので頭に入れておいほしい。

いまさら聞けない紳士靴の基本

「内羽根」って？

左／内羽根プレーントゥ（BK）￥55,000（ワールド フットウェア ギャラリー 神宮前本店〈オリエンタル〉）右／内羽根ストレートチップ（BK）￥96,000（三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店）

「内羽根」は、紐を通す部分が内側に向いている。スマートな顔立ちのものが多く、もっともフォーマルで定番靴といえば「黒の内羽根のストレートチップ」であることを覚えておくといい。

「外羽根」って？

外羽根プレーントゥ（BK）¥56,000（42ND ロイヤル ハイランド 代官山店）外羽根ストレートチップ（BR）¥89,000（トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉）
左／外羽根プレーントゥ（BK）￥56,000（42ND ロイヤル ハイランド 代官山店）右／外羽根ストレートチップ（BR）￥89,000（トレーディングポスト青山本店〈クロケット&ジョーンズ〉）

「外羽根」は、紐を通す部分が外に向いている。いわゆるパカッとなっているのが外羽根の靴であり、ビジネスの場において必ずと言っていいほど使用する定番だ。色やデザインによってはカジュアルな装いとしても活躍するのも特徴だ。

フォーマルなら「内羽根」、ビジネスや休日の装いなら「外羽根」。これが紳士靴の基本である。当たり前であるが基本だからこそ、間違いのないようにしたい。靴の基本を知ったら次はスーツだ。

※価格はすべて税抜です。

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MEN'S Precious編集部 
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島本一男（BAARL）
STYLIST ：
河又雅俊
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