鈴木保奈美さんの華麗なるオフィスファッションにも注目!後半戦に入った月9ドラマ『SUITS/スーツ2』

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鈴木保奈美さんと織田裕二さんは、月9ドラマの金字塔『東京ラブストーリー』以来の共演ということでも話題に ©フジテレビ

全米で人気の海外ドラマシリーズ『SUITS』を、織田裕二さん主演で日本を舞台に置き換えてリメイクした『SUITS/スーツ』。

4月からスタートした続編の『SUITS/スーツ2』でも、織田さん演じる敏腕弁護士・甲斐正午と、中島裕翔さん(Hey! Say! JUMP)演じる無資格のアソシエイト弁護士・鈴木大輔がバディとなって、さまざまな思惑のからむ事件をテンポよく解決していく痛快ストーリーが描かれています。

女性キャスト陣によるハイブランドの着こなしに注目が集まった原作同様、日本版でも鈴木保奈美さんが演じる「幸村・上杉法律事務所」の代表・幸村チカの洗練されたオフィスコーデが、第1シーズンより「チカスタイル」として話題となっています。

因縁のある弁護士・富樫(高嶋政宏さん)から、賠償金5億円と弁護士資格の剥奪を求める訴えを突きつけられた甲斐。6話は、チカが「甲斐の代理人弁護士は私が務める」と宣言したところで終わりました。

その続きが描かれた、気になる7話のあらすじをおさらいしてみましょう。

ファーム内疑似裁判で甲斐はどうなる?第7話あらすじを振り返る

ネタバレを含みますので「これから観る予定」という人、気になる方はこの部分を飛ばして、次回のあらすじからお楽しみいただければと思います。
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甲斐(織田裕二さん)は富樫(高嶋政宏さん)に挑発されて激昂 ©フジテレビ

甲斐を訴える弁護士・富樫(髙嶋政宏)との話し合い。富樫は甲斐とチカに「和解はあり得ない」と言い放ちます。事態を重く受け止めた上杉(吉田鋼太郎)は、ファーム内にも甲斐のことを疑っているメンバーがいるのだから、まず彼らに無実を証明し、裁判で勝ち目があるのかどうか見せるように、と意見を出します。

そして始まったファーム内の模擬裁判。甲斐側に敵対する弁護士として立った蟹江(小手伸也さん)は、アソシエイト当時、同僚である蟹江の大事なファイルを隠した事実を持ち出し、甲斐が「隠蔽に罪悪感を覚えない」人物であることをアピールします。

さらに、チカを証人喚問へ呼び、甲斐がシニアパートナーになれた理由を問います。蟹江は、「事務所に利益をもたらしたからだ」と指摘。コースタル・モーターズ訴訟で得た利益は五十数億。「それだけの額ならば隠蔽してでも勝ちたいだろう」とこじつけるのでした。

模擬裁判1日目が終わり、大輔は、甲斐の元秘書の玉井(中村アンさん)に証人に立つよう頼みに行きますが、断られてしまいます。その背に「甲斐先生を救えるのはあなたしかいない」と呼びかける大輔。

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7話のチカと蟹江 ©フジテレビ

模擬裁判2日目。玉井役の真琴(新木優子さん)が証言台に立ち、大輔の質問に答えていると、玉井が現れます。ですが、「黙秘します」と言って肝心な質問に答えません。しびれを切らした蟹江が代わりに質問することに。蟹江は、玉井がかつて交際相手と別れた理由を持ち出します。

玉井は元カレより甲斐を選んだ、と蟹江。「甲斐に頼まれたらメモの破棄をする、なぜなら甲斐を愛しているから」という論法で、玉井を厳しく追求。玉井は、たまらずその場から逃げ出すように退室してしまいます。

大輔はさらに、甲斐が検事時代に上司の不正の隠蔽に加担したことを指摘します。

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7話のチカと甲斐 ©フジテレビ

そして模擬裁判最終日。弁護側のチカは、甲斐がハーバードロースクール時代の模擬裁判で、あと一歩で勝訴という重要な局面で証拠を取り下げたエピソードを明かします。その証拠が不正なものだったからだ、と。

「不正は勝ちじゃない」と甲斐。チカは、そんな甲斐だから雇ったと言います。さらに、かつての看護師組合の労使交渉、大手町スカイビスタの案件を事例に、甲斐が誰よりも人を思いやる人物だとアピール。チカは、「(甲斐は)不正なんかしない。 不正なんかできない」と、キッパリ言い放ちます。

蟹江は「でっち上げだ」と指摘しますが、次の証人として呼ばれることに。

「あなたは長い間、甲斐さんと共に仕事をしてきました。 その年月は嘘をつきません。 甲斐さんが不正をしたと思いますか?」というチカの問いに、蟹江は「いいえ」と答えるのでした。

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上杉とチカ ©フジテレビ

こうして、模擬裁判が終了。その後、和解条件から甲斐の資格剥奪は外されたと甲斐に伝えられます。代わりにシニアパートーナー全員が1千万円支払うことに。

甲斐を助けたい一心で大輔が富樫の不正を暴き出し、それを交換条件として、上杉が和解条件の譲歩を試みたのでした。

上杉を信用していない甲斐は「和解しない」と大輔に伝えます。ですが、大輔は理解できず激怒。「勝つことだけが勝利じゃない」ことを、甲斐から学んだという大輔。「でももう、そうじゃないなら…… あなたから学ぶことは何もない!」と言って走り去ります。

チカは、パートナー弁護士を招集して和解か裁判かの決をとります。票は同数でしたが、挙手していなかった甲斐が「和解したい」と申し出ます。「コースタル・モーターズ」訴訟の件は、和解を進めることで一応の決着をみるのでした。

ですが、上杉(吉田鋼太郎さん)は今回の一件におけるチカ(鈴木保奈美さん)の手腕に疑問を投げかけ、シニアパートナー会議を招集して、チカと自分とどちらがファームのトップに立つべきか投票によって決めたいと提案します。幸村・上杉法律事務所の熾烈なトップ争いの幕開けでした。

スタイリスト・犬走比佐乃さんが手がけた、幸村チカを演じる鈴木保奈美さんの第7話コーディネート4パターンをご紹介

毎回好評の、幸村チカ(鈴木保奈美さん)のファッション&ジュエリーチェック。ラグジュアリーマガジン『Precious』で人気のスタイリスト・犬走比佐乃さんが手がける鈴木保奈美さんの着こなしをご紹介します。

スーツスタイルよりもブラウス+タイトスカートやワンピースといったスタイルが多いチカ。きちんと感のあるオフィスコーデでありながら、女性らしい華やかさや柔らかさも兼ね備えた「チカスタイル」は、取り入れたい要素がいっぱいです。今回は、第7話放送分の4スタイルをチェックしましょう。

■1:シンプルながら素材の高級感で洗練されたオフィスコーデ

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7話のチカ ©フジテレビ

写真だと一見ワンピースにも見えますが、こちらはネイビーのブラウスとレザーのスカートの組み合わせ。落ち着いた色味のシンプルなスタイルですが、てろんとした高級感のある質感と腰のリボンがアクセントになった、ラグジュアリーなオフィスコーデです。

これから模擬裁判を行うというタイミングの、まさに戦闘モードがONになったチカによく合っていました。

■ブラウス:MOGA
■スカート:ロゥタス
■ジュエリー:ピアジェ

■2:知的な幾何学模様のブラウスは大きなスカーフがポイント

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7話のチカ ©フジテレビ
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7話のチカ ©フジテレビ

模擬裁判1日目にチカが着用していたのは、ブルーとブラウンの幾何学模様の柄が目をひくノースリーブのブラウス。胸元を飾る大きなスカーフがきいています。今までに何度も登場している愛用のティファニー「ハードウェア ダブルロングリンク ピアス」も、チカが動くたびにキラリと揺れて印象的。

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鈴木保奈美さんが着用したM・filのブラウス。同じ柄のスカートをあわせることもできる

こちらのブラウスは、2008年にスタートした、ミカコ ナカムラのコーディネートブランド「M・fil」のもの。シンプルなデザインながら、シルエットや見えない部分のディティールまで、女性を美しく見せるためにこだわっているブランドです。

写真のように、ブラウスと同じ柄のワイドパンツもあり、ワンピースのように上下そろえて着用することも可能。公式サイトでは、色違いのグリーンのブラウスもありますよ。

■ブラウス:M・fil
■スカート:スタイリスト私物
■ジュエリー:ティファニー

■3:キリッとした中に可愛らしさもある大人の余裕を演出

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7話のチカ ©フジテレビ
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エレベーター前で一緒になった、チカとパラリーガルの聖澤(新木優子さん) ©フジテレビ

模擬裁判2日目のチカの衣装がこちら。存在感の強いスカーレットのブラウスを、黒のタイトスカートでおさえたコーデ。キリッとしたスタイルながら、襟元と袖の絞りで可愛らしさも兼ね備えています。

真っ白ないでたちの真琴との対比もよかったですね。

■ブラウス:HOBBS
■スカート:アクリス
■ジュエリー:ブシュロン「セルパンボエム 2モチーフ シングル スタッズイヤリング」「セルパンボエム 3モチーフ リング
■バッグ:セリーヌ

■4:シックなブラックのワンピースで勝ちを取りに行く

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7話のチカ ©フジテレビ
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7話のチカ ©フジテレビ

模擬裁判最終日、すべての決着をつける日の戦闘コーデは、あえてオールブラックのワンピーススタイル。こちらのGUCCIの「ロゴ ベルテッド ドレス」は、ウエストの2連になったベルトがアクセントです。

ブラックワンピにピンヒールで、勝ちに行く強気な姿勢が伺える、シンプルかつ辛口の大人コーデでした。

■ワンピース:GUCCI
■ジュエリー:ブシュロン

次回は『SUITS』がミステリードラマに!? 第8話あらすじを先取り

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8話のチカと上杉(吉田鋼太郎さん) ©フジテレビ

甲斐は、大輔を東京駅まで呼び出し、上杉が休職したときと同じタイミングでファームを辞めたアソシエイトの尾形万智子(松本若菜さん)を探し出すように命じます。形勢逆転を狙う甲斐は、このことをチカには明かさないように大輔に念を押すと、どこかへ旅立ってしまいます。

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8話の玉井(中村アンさん)と甲斐 ©フジテレビ

話は数年前にさかのぼります。まだシニアアソシエイトだった甲斐は、チカから協力を求められ、ファーム内で横領している人物を突き止めるために動き出します。甲斐は、ジュニアパートナーへの昇格を条件として、秘書の玉井(中村アンさん)とともに犯人捜しを始めるのでした。

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第1シーズンの主要キャラクター、大輔の悪友・谷元遊星(磯村勇斗さん)が再登場! ©フジテレビ

一方、その当時の大輔は、トラブルメーカーで悪友の谷元遊星(磯村勇斗さん)と一緒に暮らしながら、メッセンジャーの仕事をしていました。遊星の妹・砂里(今田美桜さん)はそんな大輔のことを何かと心配しています。

ある日、遊星は「会わせたい人がいる」と言って大輔を飲みに誘います。そこにやって来たのは、大輔の元恋人・黒崎怜(吉谷彩子さん)と、怜の友人の矢代千夏(堀田真由さん)でした。

横領した人物を狙っていた甲斐たちは、口座を管理していた万智子のパソコンから情報を得て、ファームの金が蟹江(小手伸也さん)に流れていることを知りますが……。


犯人捜しということで、「SUITS発本格ミステリー始動」と銘打たれた第8回。幸村・上杉法律事務所の熾烈なトップ争いが本格化する中、ついに明らかになる甲斐と大輔の過去。ファームが隠し続けてきた真実とは? そして、シーズン1の最終回で検事として登場した藤嶋春香(上白石萌音さん)の再登場も決定!

いよいよクライマックスの足音が近づいてきているようです。気になる真相は、ぜひドラマの本放送をチェックしてくださいね。

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この記事の執筆者
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WRITING :
小林麻美